模 型 雑 記 帳
modellngcolumn

平成23年1月1日

機械装置のリニューアル

新年明けましておめでとうございます。
このところHO・Nに限らず金属製品の製作が多くなってきました。段々とこの方面で創れる方がいなくなっているためと思います。
(金属キットとしての新発売も今年は少なかったと思います)
作業効率のアップを考慮してフライス盤を買い換る事にしました。これに拠って工房の配置が変更になり、鉄道ファン等の月刊雑誌は
廊下側に追い出されて本棚には貴重本と鉄道ファン・ピクトリアルの初期出版物だけが残っています。
いままでのフライス盤はプロクソン製で当然精度は良くなくどんなに大きい物でも縦横8×8センチが
限界でアクリル削り出しの窓作成も1回に10枚くらいまでが限界だったのでこれの約2倍以上の製作数量の確保と
やや大きめの金属加工が有る程度は可能になったと思います。元のフライス盤はボール盤機能の強い物なので主にそちらで使います。
これ以外に折り曲げ機と切断機が兼用の物も導入しています。主に金属加工能力を強化するのが目的です。
当面は機械の使い方を習得して機械特有の癖を把握しながらこまめなメンテナンスをして長く使いたいと思います。
プロクソン製のフライス盤は素人時代を含めて約16年使用しておりかなりガタが出てきたのも事実です。
その他ではエアータンクのメンテナンスをしてホース等の取り替えも行いました。長年使用していると中に金属とオイルの混じった
汚泥が溜まってきて空気漏れも起こしていたのでこのまとまった時間を使いました。
鋳造も現時点ではまだまだですが原型で不備だった部分をこの機械導入で修正して再チャレンジの予定です。
そういった意味で去年1年は体質改善強化の年になったと思います。本年は技術全体の底上げを図りたいと思います。

平成22年7月20日

JNMAフェスティバルを終えて

今年のJNMAフェスティバルは天気がはっきりしていなかったことも有りお客様の入りは去年に比べて3割減といったところでしょうか。
年齢層の少しずつ若い人が増えている様です。若い人のお目当ては中古品等の低価格品に集中していたと思います。
我々の様な作る事を目的としているブースはお客様もまばらでしたので逆にお客様の動向を良く観察する事が出来ました。
大体は低価格商品(鉄道コレクションの単品売り等)を持っておられる方が大変多く、午後1時くらいまでには一段落していた
と思います。キット等を買っていた人は極少数と認識しています。去年と同じ様な流れの中に有ると感じており、
それら現象は当面の間は続くものと感じています。
JNMAフェスティバルはモデラーの集まりから中古品即売会への変質を強く感じていますが当方はこの状況でも出来るだけの
参加と製作は続けていくつもりです。

平成22年3月20日

現在取組中の金属鋳造ですが、やはりレジン同様で手流しによる注型では安定性に欠けている様に感じています。
金属は比較的低温度で出来る錫合金で始めていますが、少し流れにくい様に感じています。
石膏鋳造法で1日に出来るのは2〜3個までで非常に時間効率が悪いので他の方法を模索中です。
また有る程度の熱収縮が有り製品として出せるレベルでは無いという技術的未熟がまだ有りますのでしばらくの間は
この技術習得を目指して空いている時間を使っていきたいと思います。
またその他の金属加工も多くなってきたので機械の更新等も行っていく予定です。

平成22年1月15日

私、1月15日が誕生日で今年で44歳になりました。
さすがに若いときとは同じでは無くなり目も老眼が入りつつありライティングルーペを年初早々に購入してしまいました。
開業が30歳で模型雑誌に広告を出してからこの3月で丸10年経過という節目にも当たります。
今考えると30歳当時はまだ技術的未熟部分が多かったと反省しきりですが良くここまでやれてきたとも感じております。
技術的な部分は基本工作は円熟味が出てプラスアルファの部分もかなりやれると思いますが、まだチャレンジ出来ていない
技術も有りこれからも勉強が続くと思います。
今年は金属鋳造技術に取り組んでおり、10年以内には何とかモノに出来ればと思います。


平成21年12月20日

今年の製作は出入りが非常に大きかったと思います。
Nゲージは私鉄関係が多く名鉄フィーバー的な所が有りました。(名古屋はパノラマカーフィーバーでした)
HOゲージは数量こそ少ないのですが質的には良い仕事が出来ていると思っています。
こちらが良い仕事と思っていても理解されない方も出ましたが7月のJNMAフェスティバルでは、次回作品に期待との声を
多数の方から頂き大変気持ち的に持ち直せたと思います。今年の不景気風で倒産・廃業された所もたくさん出ており
いつまで続くのか不安では有りますが、出来る限りは続けていきたいと思っています。
特に旧型国電は次回以降に向けて新しいパーツを開発中ですのでよろしくお願いします。

平成21年9月1日

今回発表の南海ED5121の事については当方が酷いことをすると思う方もおられるとおもいますが、
当方の考え方としては、嘘を付いてまで隠しておくものではないと思っておりこういった事例は通常は表に出てくる事はないのですが、
こういった悪い例が時として起こるという警鐘でもあります。当方の様な製作者にとっては何年かに一度は必ず起こることで避けては
通れない現象でもあります。但し絶対的に許せない点はクレームを付けることに拠って何らかの利益を得ようとする行為なので
製作物そのものが悪いという事とかキットが悪いとか言う以前の話だと思います。
そういう意味では不当利得は許せないという事でこの裏返しは製作に対しては正直でなければならないという事です。
従って良い製作物にはそれなりの対価が付かなければならない(付加価値)という基本的な姿勢が有ります。
クレーム内容にはアフターサービスが有ると言っているのは嘘なのかという文言も有りましたが、ご自分から強硬に返金要求を
されて実際に返金した場合はその時点で関係が切れるという事すら理解されていなかったみたいです。
次回からはなるべくですがこの様な不当要求をされてくる方の製作はしない方向です。
この様な方がおられれば当然精神的不安定が起こるのは間違いはなく、一時期うつ状態になっていました。
(私自身もこの様な事柄に時間を浪費するのは疲れます)
当方の近くの方(フィギュアモデラー)もクレーム処理の過程で自殺された方がおられます。

平成21年7月20日

今年のJNMAフェスティバルの感想を述べてみたいと思います。
今年の製作自体が多品種の少量生産で製作数そのものは約40輌程度でしたが、新規に起こすパーツの多さは今までの比ではなく
シリコンゴムの使用量(35キロ)を考えればなるほどという感じになっています。
計画的にかなり前の段階からはしていたのですが、途中に真空成型機の真空ポンプの破損や個人的なアクシデントが重なって
車輌が完成したのは東京行きの直前となり雑誌の掲載には大部分が間に合わないという状態でした。
こんなに経済状態が悪いのになぜこんな高額品ばかり出すのかという問いをよくお聞きしましたが、こんな時こそ次のステップに
進むために抜本的なリニューアルをして少しでも良い物にして見て頂きたいという一心からの製作です。
お買い上げ頂いたお客様には是非大事にしてくださいと思います。
JNMAフェスティバル自体は去年よりも来客者はかなり多めと思います。
中古業者が大ブースを設定してかなりの期待感が有った様に思いますが、最初の1時間を過ぎると勢いが無くなって
最後までには目的数量を達成はしていない様に見えました。
当方はクモハ53007・8をお目当てにこられた方をはじめとしてインターネットの画像では解らない細かい部分のチェックに
来られた方は多かったと思います。バスモデルとレジンに対する質問も多かったのも事実で
5時間ほぼしゃべりっぱなしは去年と変わらない事態です。来年に向けての製作予定もお話していますので
裏切らない様な製作をしていきたいと思っています。

それともう一つは6月中旬頃より2ちゃんねるでの思いがけない誹謗・中傷の類が発生して、対応に苦慮しました。
そのページに追記をする事で有る程度は鎮静化しましたが、悪意を持ってやられれば的はずれな事をやっても目立って
しまうという現実が有り、またそれを煽る方が現実に居るという事です。自己の満足や他人をおとしめたいという編った
優越感がどうも有るようで、定期的にこの様な事を起こしている様に見受けられます。(前回は約1年前です)
またある雑誌にこの作品が出てしまった事も一因が有ると思います。
インターネット検索ですぐに出てくるわけですからもう少し雑誌社にもポリシーが有ればと思っている次第です。

平成21年5月20日

4月の中旬の事ですが、レジン成形に使う真空成型機の真空ポンプがついにお亡くなりになってしまいました。
最初のうちはだましだましでも何とか運転出来たのですが、ついにどうしても動かなくなってしまってゴールデンウィーク明けに
ポンプの交換工事を行いました。約5時間の作業でしたがまず予想通りポンプの重量の重たい事で約40キロで降ろすだけで
約1時間かかり台座の付け替えと電源交換に1時間(モーター自体はドイツ製で220V定格なのでかけ直しをします)
その後に積み替え工事の時に付属パーツ類の付け替えとオイルターミネーターの増配管をして試運転をして無事交換終了でした。
降ろしたポンプを後日分解してみて良くわかったことは構造的に定期メンテナンスをしないとオイルスラッジで回転翼の部分と
吸気弁・排気弁とオイル環流管が目詰まりを起こしており中はエライ事になっていました。
時間が出来次第整備して再稼働させるつもりですが、やはり機械メンテは大事だと再認識させられました。

平成21年4月1日

今年の黄砂現象は去年よりも何倍もの飛来量となっています。
模型的にはこの黄砂は細かすぎて、通常のエアーフィルターを通り抜けてしまう様でレギュレーターの交換を余儀なくされてしまいました。
タンク内に貯まった物もかなり問題で特に2次タンクはドライ状態を保つ様に設置をしていますが、このタンクの水抜き用のドレーンから
大量の黄砂が出てきました。実は1月後半から塗装の食いつきが若干悪くなっていて原因が解らなかったのですが、
出てきた黄砂を少量混ぜて塗装してやるとパリッという感じで剥がれてしまいました。
科学的な考察はしていませんが、どうやら塗料の柔軟性を失わせる効果が有るみたいです。
対策としてはクリアーを通常よりも多く添加すると持ち直す事も有ります。
黄砂の増大で私のアレルギーも増幅されて発熱してしまうので気を付けてください。
ちなみにエアー回路はフィルター付きレギュレーター→ミストフィルター→ミストフィルター→スピードコントロラーとなりました。

平成21年1月1日

新年あけましておめでとうございます。
早い物でこの1月1日を迎えて開業より13年となりました。工房の方向性は少しずつですが、私鉄関係をやり始めており
しばらくはこの傾向が続く物と思います。レジン技術も10年前と比べてかなり安定感が出てきました。
現在年に数人からプロモデラーになりたいから見てほしいとか挑戦的に来訪される方も増えて来ましたが、根本的な所で言うと
いかにして客観的に自分の作品を見る事が出来るかという所が成長の分かれ目になってくると思います。
特に挑戦的に来る人は(某雑誌で賞を貰った履歴有り)主観でしか見ていなくて、ここをもう少しという指摘をすると
(特に塗装が多い)怒り出して言う事を全く聞かなくってこうすれば良くなるよという意見も全く無視状態で帰っていく方がおられます。

技術的な成長はいかにして失敗部分を再検討してどうすれば解決する事が出来るかという事に集約していると思います。
たとえ指摘されてもいきなり上手になる事は無く毎年少しずつ良くなっていく積み重ねが大事だと思っています。


平成20年12月1日

少し早いのですが、今年を振り返ってみたいと思います。
現在アメリカ発の金融危機で皆さんがかなりしんどい思いをされていると思います。
当方も去年夏から主に建築関係の仕事をしている人達からの注文キャンセルや完成後に引き取りを行わない、
代金の支払いを行わない等の案件が連続して続いたため、4/1から分割支払いを停止しなくてはいけない状態に
陥ってしまいました。現在は発注はあるもののインレタ等の外部加工品の納入遅れで工程が初めて大幅に遅れています。
最大3.5ヶ月遅れていた納期を現在1.5ヶ月程度までになりましたがこれを来年3月までには解消したいと思います。
来年に向けては、リニューアルしての製作品やチャレンジする新規製作を少しずつですが進めています。

平成20年8月20日

夏真っ盛りで車輌工作のページが全く進んでいませんがいつもこの時期は次の作品の土台となる基礎工作を良くしています。
ご存じかどうかは別としてレジン成型はこの気温の高い時が基本的に向いていて4〜10月までに大体の成型物の原型製作・
シリコンゴム型製作・レジン成型を行っております。
今回は旧型国電クモハ54−100番台・クモハ60用の主抵抗器製作・メインタンクのグレードアップ工作等の細かい事をしていて
今のうちに出来るだけ良いパーツを製作しておこうという意図があります。
そのうちにこれらのパーツを使用した特製品を作成していく事になりますのでよろしくお願いします。

平成20年7月20日

7月15日に当ホームページが10万アクセスを突破しました。今まで見て頂いた方に厚く御礼申し上げます。
ホームページ開設から約8年でしたが最初の1年はほぼ何も出来ないままでアクセスカウンターを付けたのも現在のサーバーを
借りてしばらく経ってからで更新もなかなかでなかったのですが、最近はほぼ月1〜2回ベースで更新しています。
今までにはレジンの事で集中砲火を受けたり色々有りましたが、地道に続けて行ければと思いますのでこれからもよろしくお願いします。

平成20年5月20日

4/14〜15にかけて当ホームページもサイバー攻撃を受けてしまいました。
今回の攻撃は時間平均で200通前後で最大数800通が約5分間に集中して、レンタルサーバー側が一時的に接続をシャットダウンして
見れない時間が出来た模様です。(サーバーの容量パンクでメールサーバーも一端全削除しました。)
今回も一部のメールがメッセージIDや送信IPが付いていたので、送信サーバーが有る程度特定出来ました。
何が悲しくてこんな事をするのか全く理解の範疇外です。
今現在はファイアーウォールのレベルアップをして対処しているのでメール上の連絡が取りにくくなっています。
しばらくはこういった状況が続くと思いますのでよろしくお願い致します。

平成20年4月20日

最近模型材料の価格高騰と入手難が同時に進行しています。
まだ当方にはまだ在庫が有るのですが、真鍮や洋白の線材が福原金属の廃業によって細かいサイズの真鍮線が一気に
店頭から消えました。私は福原金属に普通では入手困難な工具類を揃えてもらっていたので
ここと同じ工具類を揃えている所が他には無くかなり困った状況になりつつあります。
真鍮線・洋白線・燐銅線の部分はここからでしか出ていなかった物が多数有りましたのでこれから先はどうなる事かと思っています。
でも福原さんはもうかなり高齢だったのでいつかこの日が来る事は予想はしていました。福原さんお疲れ様でした。

平成20年3月20日

ごく最近の傾向なのですが、製作を開始してからのキャンセルが相次いでいます。
出来ることならこういった事は極力無い様にしていますが、
モラルの低下はいかんともし難い状況に有るようです。
また分割の支払いにしている方からの連絡が突然無くなるというのも発生しております。
日本の経済状況が厳しくなってきたのも原因の一つですが、注文したものに対して支払いをしないのは基本原則
から完全にはずれておりこちらのガードも高くしないとどうにもならなくなってきています。
それと未だに多いのは人件費をほぼゼロで製作してほしいという自分勝手の考え方で発注して受注を強制させる様な
言い回しをされるかたが実際にいらっしゃる事です。幾ら何でもフルディティール+パーツ類の自己製作を加えて普通に私が1日に
12時間を毎日仕事しても約1ヶ月はかかってしまう物に対して5000〜10000円
でやってくれないと掲示板に言いふらす
というのは
脅迫以外の何者でも無い事は明白です。色々な人が今までにもいらっしゃったのですが、ここ最近は特に酷いのが
多くなってきたと感じています。日本社会の何かがおかしくなっていっている気がしてなりません。

平成20年1月1日

あけましておめでとうございます。去年(19年)はとんでもない位に車輌製作をしました。
特徴的なのはバスコレクションの製作でこれだけでも70個の大量製作・車輌も旧型国電を中心とした組み立て加工品
やキハ82−900番台の特製完成品等でセット品を含めての出荷数が200輌超えとなり過去最高でした。
かといって儲かっているというわけでなく、次の製作品の材料を購入すれば元に残るのはわずかです。
今年の目標としては組み立て完成品の模型完成度をもう少し上げていこうと想っています。
ですのでコストのアップ分以上に良い物を作っていきたいと想いますのでよろしくお願いします。
また前半にはレジンボディでの製作が集中しておりJNMAフェスティバル等でお見せする事が出来ればと想います。゜