gutjare deutscher wine

ドイツワインにも良くできた年や不作だった年がありますが、作り手によっては不作年と言われながらも
非常に良くできたワインも多々見受けられます。
また良年であっても熟成していく過程において特徴を失っていくものもあります。
このページではテイスティングの感想も併記してお伝え出来ればと思います。

最新更新日 29年11月20日

2017年11月16日

ボージョレーヌーボーの試飲感想
ルイ・ジャド プリムール

2017年は2016年に比べてアルコールの線が細く、果実味もどちらかというと尖っていて酸味が出ておりぜんたいのバランスが悪いと思います。
近年思う事はどこのドメーヌでもある程度の選果をしているみたいで未熟果を含めて全部のブドウを搾るという事はあまりしなくなったかなと思います。
これはデュブュフュのヴィラージュを試飲して思いました。以前なら悪ければそのままの形で出ていたのですがそれがあまりないのです。
ちなみにデュブュフュは完全にセレクションされたボージョレーをレストラン向けに出していてこれを飲んだ時はいつも悪い感触が無いという経験もあります。
どの年と今年は似ているかと言うと酸の尖り方やアルコールの線の細さが2011年の出来に近い感覚が有ります。

今年の特徴はあまり紫にはなっておらず(僅かですが色調は入ってはいます)赤色の強い感じです。
ジャドの物は他のドメインに比べて果実味が有り、芳香も甘い感覚とベリー系の香りが有りますが、ワインが早く開く傾向があり
15CC程度で有れば数分で開き始めます。そして30分以内にはこの芳香は消えていきます。
ですので開栓後はなるべく早くに飲んであげるのが、この年は必要では無いかと思います。デカンタージュの必要は有りません。
合わせる物としては、カマンベールかモッツァレラチーズの乳牛物に少し塩を振ってやった位の軽い物が良さそうです。
モッツァレラチーズ+トマトのスライスはトマトの酸味と今年のワインの酸味がバッティンしており相性が良くありません。
前年の2016年とやや共通点が多いのですが、2016年と比較した場合はそれよりもやや悪いという印象を持ちます。
全体的に軽い感じなので初心者はおいしく感じられると思います。(逆にそれだけ飲みやすい)

リュ・デュモン(天地人)は未開栓です。
機会があれば開けてみたいと思います。


2017年5月28日

いつものワイン会に参加しました。今回は夏も近いという事で白の品種 シャルドネ を主題として行われました。
まずはテイスティング6本の生産地を当てるというゲーム的なものから始まり6種類のうち解ったのは2種類だけで
この品種に関してはそれ程の土着性を持たないという事が理解出来ます。地理条件と土壌が近い物で有れば
比較的似たような感じの物が出来るという事です。

今回私がお出ししたのが ルイ・ジャドの150周年記念ボトルでこれは2007年の物でボーヌ地区とその1級畑からブレンド
された物でラベル表記は 一番下のブルゴーニュですが、中身はボーヌと表示出来るだけの実力を持っており価格も当時手頃だったので
この後に ソンジュ・ド・バッカス という商品として定番化されています。


まだ10年程度の物なので若さがかなりあります。
相当考えられた商品の為か骨格はかなりしっかりしたものに仕上がっており、熟成は少しずつ進むという感じです。
但しムルソーの様なミネラル香や太さは感じられず、あくまでもボーヌの村名の上位クラスの感じです。

もう一人の方が同じルイ・ジャドの コルトン・シャルルマーニュ2003年を持ってきてくれました。
久しぶりのシャルルマーニュですが、この年はシャルルマーニュとして出しておらず、プティシャルルと表記されています。


2017年2月26日
ワイン会に参加しました。今回のテーマはピノノワール種というお題でしたので
こちらからはブルゴーニュを2本出しましたが主催側からドイツのピノノワール種(シュペートブルクンダー)を含む6種類
とリースリングのアイスワインを出していただきとても良い会となりました。

この2本はこちらから出した物です。
感想は別ページで述べています。
この2本はラベル表記はACブルゴーニュですが、中身は村名級

これはドイツワインのピノノワール種でドイツ国内ではシュペートブルクンダーと表記されます。
クロスター・エバーバッハはシュタインベルガーを出している所で、この瓶の中身はアスマンスハウゼンで作られていて
かつて20年程前にこの赤はアスマンスハウゼン醸造所というクロスター・エバーバッハの支所的な所で作られていました。
現在クロスター・エバーバッハ醸造所はもう一つの支所で有ったヘシッシェベルクシュトラーゼのベンスハイム醸造所とも統合されて
ラベルの中にもヘシッシェの文字が刻まれています。ベンスハイムも赤ワインの良い物が有りましたのでこのラベルで出ていると思います。
(ラベルの一番下にランイガウと表記されているのでアスマンスハウゼン村ヘレンベルク畑からというのが解る)

最後にデザートワインとして主催者から提供されたロバートヴァイル醸造所のアイスワインです。
89年にサントリーがこの醸造所の物を輸入した最初のアイテムでアイスワインはこのヴァッサーロースとグレーフェンベルクが入ってきました。
過去に数回飲んだ事のあるアイテムなので慣れていて、89年は当たり年で果実味が濃くまだかなり若い感じがしています。

当時の価格は 34,000円と比較的安い価格で入ってきています。
(サントリーのワインカタログより引用)

2016年

今年の傾向は春から天候不順が続いており、6月にフランスで大雨になるなどあまり良くないスタートとなっています。 
その後も天候不順で日照時間がやや足りない印象と夏には30℃にならない日が多かったので途中から日よけの葉を落としたりと
かなりリスキーな運営を余儀なくされています。
7月中旬に見たドイツのモーゼル地方のリースリングは雨が通常より多いので果実自体がかなり大きめになっていて、
その割には直射日光で部分的な日焼けをしていたりしてブドウ品質に於いては?がかなりついています。

11月17日に届いたのは毎年同じですが、ルイ・ジャドのプリムールとル・デュモン(天地人)の2本で
この内ルイジャドは当日とその翌日にかけてワインが開いた状態で試飲感想を書いています。
ル・デュモン(天地人)は悪い年でも3年程度・良いと思われる時は5〜6年程後で飲んだ方が良いと考えており
後で船便で到着する村名の上物にほぼ近いという感じがします。

ボージョレーヌーボーの試飲感想(11/20
ルイ・ジャド プリムール

今年は予想通り色調がやや薄くて(良い年では赤紫が少し暗くなるくらいに色調がハッキリする)果実感もあまり感じられないのですが、
2010年の時よりはかなりマシで相当の選果作業を行った形跡が窺えます。
良くない年に出てくるやや鋭目の酸味が出てきておりますが、香りはガメイ種特有の芳香が有るのでこの部分に於いて
あまり良くない房は徹底的に排除されているなという感じがします。場合に拠っては房の下側を切っていると思います。
ですのでアルコールも少し細い印象が有ります。良く似た感じでは近年の2011年位の出来と思います。
食べ物との相性ですが、あまり重くないものが良いみたいです。
ドライフルーツでは干しイチジクに負けてしまいました。(果実味が負けている)
チーズは軽い目のカマンベールくらいが丁度良く、ウオッシュ系やハード系の熟成された物はアルコールが負けてしまいます。
生ハムも若い物やピックル液漬けの普通にスーパーに売られている物ならば十分だと思います。
当方は12ヶ月熟成のパルマプロシュートを試していますが、生ハムの方が強くてやはり少し力負けの感が有ります。

画像のワイングラス内の色調は背景の対比も有る為か良すぎるくらいに写っています。
実際は少し透明感が有り見ている画像よりはもう少しピンク方向に色調が偏移しています。

その他の物は百貨店の試飲で印象を書きます。
一応一通りは試飲してきました。基本的には上記と同じでノーマル品はかなり薄くなっていてあまりおすすめは出来ません。
ヴィラージュには頑張って作った物も多少は有りますが例年通りには行かない状況でこの年の特徴が出ています。

ル・デュモン(天地人)

ここのボジョレーを買い始めて数年になります。
2005年が買い始めだったのですが、これは大当たりの年ですぐに飲みきってしまったので残っていません。
2009年に2本買って1本はある程度経ってから飲んで見ましたが、この時に何年か経ってから飲んだ方が良いという確信を得ました。
ですので今回瓶の撮影はしましたが、開栓せず数年後の楽しみとしておきます。

瓶からある程度の色調確認が出来るのですが、こちらはかなり濃い赤+紫の感じです。
多分タンニンの粒の粗さという今年の特徴は残ると思いますが、
数年経てば酸味も穏やかになりタンニンの粒も感じられなくなる程シルキーな物に変化します。

ル・デュモンは現在自分では醸造をしておらず、主にネゴシアンとして活動していますが、基本的な部分は変わっていません。
自己栽培・醸造していた時のジュブレ・シャンベルタン95・99・2001年が手元に有ります。(96年は飲んでしまった)


5/15に前回の仲間と2回目のワイン会をしました。

今回私が持参したのは下記の3本

76年 CHベイシュビル
90年 JJプリュム グラッヒャー・ヒンメルライヒ spt
98年 ルイ・ジャド クーバンデジャコバン白(デイリーワイン)

上の2本は火・水にデカンタージュして開き具合を調整
デイリーユースのルイジャドは金曜日に抜栓してカラフェでデカンタージュをして土曜日に瓶に戻してゴム栓で空気を抜かずにしてそのままテイスティングしました。

JJプリュムは自分の中ではこれくらいという感覚があるのでその通りにちゃんと出てきたので楽しみながらのみ
面白いと言われたのはデイリーワインを20年以上置いて出したのであまり普通では無いという感じで飲んで頂けたと思います。
保存状況には気を遣っていたので傷みは有りませんがシェリー酒香がそこそこ出た古酒という感じになっていました。
76年のベイシュビルは別ページに記載しています。 


1/30に久しぶりに旧知のワイン仲間とのワイン会にお邪魔させて頂きました。

ここ何年か飲んでいなかった物のオンパレードでまた一つ勉強になる会となりました。
途中からだったのですが、ボルドーから始まって7種類前後飲ませて頂きました。
5年 CHブラネール・ポワフェレ
67年 CHベイシュビル
94年 レフォール・ド・ラトゥール
96年 CHカリュアド・ラフィット

結構そうそうずぐに飲める物は無くボルドー・グランヴァンの大行進で大変ラッキーなものでした。
特に75年は経験がボルドーではなかったのでこういう感じになるのかという所がとても新鮮に感じられました。
古酒はすぐは飲める物では無く、ちゃんとした手順を踏まないと中々口にすることが出来ないので
ひさしぶりの良い経験となりました。
94年 レフォール・ド・ラトゥールと96年 CHカリュアド・ラフィットはグラスに出してから40分以上経ってようやく開いていく堅さで
忍耐がかなり必要ですが、開くと本来の力強さや繊細さ、その年の特徴を良く出してくれます。


2015年

2015年の収穫までの状況
例年よりは発芽・開花は少し遅い目の印象が有ります。
7〜8月が強烈な晴天続きで雨が通年よりもかなり少なかったのですが、8月後半から9月に入ってから雨が多くなり
モスト重量があり割合豊産の模様です。(写真で見ている限りでは1房当たりが大きくなっています
収穫は少し早い目になった模様です。全体的にあまり良くない房は除外する傾向がハッキリと
なって来ており、収量制限をしている所としていない所との差がかなり出てきているのが読み取れます。

ボージョレーヌーボーの試飲感想(11/20
例年通りルイ・ジャドのプリムールを飲んでみて感想を書いています。
ちゃんとしたガメイ種の特徴が出ていて、平均よりも少し上の感じがします。但し夏の前半が良かったためかタンニンの粒が大きい傾向が
全体として見られます。ほどよいフレッシュ感と果実感はボジョレーの楽しさがあります。
アルコール的には少し細く補糖で作った感じが見受けられます。
マスコミ的には2009年以来の最高の出来とアナウンスされていますが、私の感覚では2002年の時の物が感覚として近い感じです。
あまり日頃にワインを飲んでいない方には取っつきやすい年になっています。(逆に変なクセが無くスッキリしているため)
今年は地元の京百貨店がノンフィルターの物まであったのでこれもとりあえず買っていて後日に比較いたします。

ボージョレーヌーボーの試飲感想−2(12/1)
今回は例年より1本多くノンフィルターの物を買っているので11/25頃に抜栓してみました。
ノンフィルターの物の方がより今年の特徴をハッキリと表しています。
当然ですが、ノンフィルターの物の方が果実味に富んでいるのは確でタンニンの粒の大きさもすぐに感じることが出来るくらい
飲んだ後の舌触りのザラザラ感は強いです。果実味が強い分だけアルコールの強さをそれほど感じる事が無いので
やはり本来のアルコールの線は細いと言えます。
こちらのものになるとある程度飲み慣れていないと良いか悪いかという微妙な所が分からなくなる部分が有ります。
だいたいの所ですが、酒質はやや堅めになっていてワインが開き始めるのに約48時間程度かかります。
その後は1週間無程度なら問題なく飲むことが出来るので全体的には今年は通常の合格点を取っていると思います。
但しこれから出てくるボルドーや同じブルゴーニュの特級の物を買う時には両手を挙げて全部買うという年にはなっていないと感じます。
(今年は所謂長熟には向いておらずどちらかといえば早飲向きだと思います)

ドイツワインに関しては来年の夏頃に入ってきますのでその時に感想を書こうと思います。

左の赤のキャップが通常のプリムール・右の黒のキャップがノンフィルターのプリムールです。

ノンフィルタータイプはバブルの時に出来た商品で最初は日本向けだけでしたが、かなり一般化してヨーロッパ内でも流通しています。
これに合うチーズは全体的に軽い物で、ちゃんと作ったカマンベールやブリー等の白カビ物くらいが妥当
生ハムはノンフィルター品がパルマの12ヶ月熟成品くらいが合ってきます。24ヶ月くらいになると生ハムの方が勝ってしまいます。
その他ではナポリの小さいサラミを少量食べるのには良いと思います。

デイリーユースのドイツワインの感想 (2017年 2/20)

QbAを入手できましたので2015年の感想を書いてみます。
醸造所はお馴染みのカール・エルベス醸造所のホッホゲベックスです。
果実味と酸味・アルコールのバランスが良く取れています。上のクラスと比べるとやはり薄い感覚は有るのですが、
デイリーユースとして考えた場合はこの程度で充分過ぎるくらいの仕上がりになっていてコストパフォーマンスはかなり高いと思います。


フリッツ・ハーク ユッファー シュペトレーゼ

フリッツハークは私が大好きな醸造所の一つでたまたまですが、少し安く出ていたのでかってしまいました。
ユッファーはユッファーゾンネンウーアの下流側の隣にある畑で少しだけ大人しく成った太い酸が特徴の畑で
この畑の物はかなりの部分を飲んでおり最良部分はフリッツハーク・ターニッシュ・JJプリュムが大部分を所有しています。
今は辞めてしまいましたが、リヒト・ベルクワイアーのjufferもクリストフェル・ペレスの酵母を使った優しい味わいが忘れられません。
(いずれの醸造所の良年の物はある程度所有しています)
久しぶりに良い物に当たったという感じにさせられます。近年は中々これという物に当たっていなかったので、
やはりこれくらいになると命中精度は高く個性を感じさせてくれます。



2014年

2014年の収穫までの状況
2014年は近年には珍しく2〜3週間早い発芽が有開花・結実も概ね2週間程度の早育で
5〜6月と好天続きだったのでかなりの期待を持っていました。
しかし夏の間に晴れの日が少なくて気温もあまり上がらずドイツ・モーゼルでは30度を超えた日は極僅かで
日照不足になり発育のペースが急速に落ちてしまい9月の初旬には平年よりやや悪い状況になっていました。
その後の不安定な天候が続いたためモーゼルでは主に10月初旬にリースリングの収穫を行い早霜等のリスクを避ける
傾向が見られます。愁雨的な天候が多いので水分をたくさん取ったぶどうの木は通常よりも大きめの実になりました。
従って収量は多いものの、良い物と悪い物との差がかなりの確率ではっきりしており選別が必要な年になったと思われます。

ボージョレーヌーボーの試飲感想(11/21)
11/20の解禁日は忙しく外には出れなかったので、当日はあらかじめ頼んでおいたルイ・ジャドのプリムールを飲んでいます。
去年から一転して平均的な物になっています。果実味は感じられますが、むしろ酸味が強く出ているのでバランスが少し悪いと思います。
今年の物も積極的な選果を行ったであろうと思える物です。(色調はしっかり出ている)
ルイ・ジャドのプリムールに関しては食べる物を合わせるのが少し難しくピッタリのおつまみとなる物が少ない様に思われます。
当方ではパルマの生ハムとイベリコの生ハムとチョリソーが常時有るのですが、完全にワインが負けています。
ドライフルーツも幾種類か有るのですが、杏くらいが丁度良い位です。(イチジクも濃すぎるしマンゴーは甘すぎる)ワイン自体は少しだけベリー感が感じられます。
チーズもウオッシュ系は強すぎて完全に負けていて、ハードチーズもパルメジャーノの36ヶ月やコンテの24ヶ月、ミモレットの36ヶ月のいずれも合いません。
この感じだと試していませんが、カマンベールかブリーの比較的軽い物が良いのかも知れません。


その他のボージョレーの試飲感想
基本的にドルーアンは同程度の物を出してきています。デュブッフはヴィラージュでもこれよりはかなり水っぽい印象、この上のクラスのセレクションは
飲んでいません。(試飲自体が無い)全体的には2011年か1997年に近い印象があります。
この年はどうやら赤ワインより白ワインの方が出来が良いのではと思われます。
詳しくは2014年の白ワインが出てから(2015年の夏頃)に大体解ってくると思います。

ドイツワインの感想

2014年が早々に出たので買ってみました。
ドイツのリースリングとしてはまずまずの出来です。酸もしっかりしており果実味もやせているという印象は有りません。
アルコールはやや細い印象なので長熟するタイプでは有りません。上級クラスはまだ試していないのですが現時点では
あまり積極的には買わないでしょう。常飲をするにはちょうどいい感じです。(十分なフレッシュ感は有りますのでこれを楽しむ)

飲んだワイン
2014年 モーゼル地域 ユルツィンガー・ヴェルツガルテン QbA
(大体常飲用として買っているもの)


2013年

2013年収穫までの状況
2013年は最初から平均2〜3週間程度の発育の遅れから始まりました。
この発育の遅れは天候があまり安定しなかったので取り戻すことが出来ず、夏もそれほど暑くならなかったため
結実してからの成長があまり良くなくぶどうの房の身が全体的に小さくなりました。
良い結果を生む為には結実の時の選果がかなり重要になります。
この段階で選果剪定をしたところは良い物が出来た反面収量がかなり落ちています。
収穫は遅らせてしまうリスクを避けて早めにしたところが多いと聞いています。
(これがフレッシュ感が有るという原因と思われます)

ボージョレーヌーボーの試飲感想(11/21)

いつもによって ルイ・ジャド を1本買って試飲しています。(その他はデパートの試飲)
ルイ・ジャドのボージョレーは普通の物よりは今年はかなり良く出来ていま
ようやく平均点を超える物が出てきたという感じです。去年よりはシルキーに出来ています。
ガメイ種ですが、今年はピノノワール的な酸味を感じており、以前に経験している1952年の村名ワインに近いのではと思われます。
保存状況にも拠りますが、10年〜15年程度寝かせるとおもしろい物になっているかも知れません。
全体的には今年の状況が後半にかけて好天続きであまり雨が降らなかったのが良かったと思います。
この段階で言える事はボルドー・プリムールの試飲と合わせると果実味+酸味のバランスがとれており、明らかに去年よりは良いと判断出来ます。
今年のルイ・ジャドのボージョレーはパルマ生ハムかチーズでは軽いウオッシュ程度までは相性としては良い方です。

ラインガウ ホーホハイマー・ケーニギン・ビクトリアベルグ カビネット 2013年

2014年の早夏に早くも飲めるとは思っていませんでした。ワインの出来としてはかなり良い部分に入っていると思います。
通常の年に比べて酸の立ち方が際だって輪郭が有りラインガウの典型的なリースリングです。
甘さが普通の年よりも有りこれが果実味の良さと合わさってシュタインベルガーの様な感じさえさせてくれます。
ぶどうの粒が小さくて収量が少なかったという事実を踏まえれば納得の出来になっていると思います。


2012年

2012年収穫までの状況
今年も2011年と似た様な感じで全体で初めから5〜14日程度の遅めの発芽・開花・結実で初夏までは総じて
10日程度の成長の遅れが目立ちました。収穫量もかなり少なくなった地域も有ります。(平均で3〜4割減)
では全くダメかというとそうでは無いようで、全体として去年の経験がかなり生かされているように思います。
早い段階からの剪定を厳しく行い予備の枝葉の使いつつ未熟果となりそうな物は早めに取ってしまい
エッセンスを凝縮させていくプロセスが取られていると思います。
夏の間に有る程度挽回は出来ているみたいですが、果実の1粒は少し大きめになったのではと思える部分と
収穫をやや遅らせた傾向が見受けられます。

ボージョレーヌーボーの試飲感想(11/17)

いつもによって ルイ・ジャド を1本買って試飲しています。(その他はデパートの試飲)
ルイ・ジャドのボージョレーは普通の物よりは良く出来ていま
去年や一昨年の物よりは良くできていると思われ今年はフレッシュなレモンの感覚が有ります。
ガメイ種特有の甘さはほのかに観られ香りは良く出ており、酸味もそれなりに強く深めになってます。
色調は有る程度薄い紫かがった赤色ですが、タンニンの粒がやや大きめで飲んだ最後に舌が少しざらつき感が残っています。
瓶を開けてすぐに飲むよりはデカンタージュして1〜2時間程度経ってからの方が今年の特徴をより感じる事が出来ます。
従ってワインとしては少し堅い目の所に有るという事でしょう。少しピノノワールの感覚と共通している部分が有ります。
ドライフルーツとの相性が比較的よかったかなと思います。

2012年のドイツ・モーゼルQbAを常飲用として買いました。
2011年の平均的な味筋よりは少し良くなっていますのでデイリーユースとしては少し贅沢な頃合です。少し細いという感じも有りません、十分だと思います。
(モーゼル、カール・エルベス ユルツィンガーヴェルツガルテンQbA)


2011年

2011年収穫までの天候状況
今年も5月頃から数日おきにドイツ・モーゼル地方の天候をチェックしています。
どちらかと言えば今年も冷夏で曇りや愁雨が多くて平年より日照量が少ない様に思われます。
冬は厳しく気温もかなり低めで春もこの影響が出ていたと思います。
発芽・開花共に約1週間遅れでこの状況のままで収穫時期までいったようです。

ボルドーワイン・プリムールの試飲感想(12/7/20)

ボルドーの傾向も同じ土台の上でという評価に立ちます。
ややいつもよりタンニンの粒が大きくシルキーさに欠ける部分が見受けられます。
グランヴァンは収穫が少ない所がかなり出た模様で品質向上の為に房選果の上に粒選果もやっていたという事ですが
これは手間は懸かるもののやっておいた方が良い努力の一つです。(ドイツでは遙か昔からしています)
全体的には果実味というよりは酸味(特に柑橘系でレモンの風味)が目立ちました。
色調も若いという事も有りますが、全体的には濃いピンク〜赤紫色ですので長熟させた場合は色落ちが比較的早く出ると思います。
値段的には円高にも関わらずそれほど安いという印象を受けませんでした。

ボージョレーヌーボーの試飲感想(11/17)

いつもによって ルイ・ジャド を1本買って試飲しています。(その他はデパートの試飲)
ルイ・ジャドのボージョレーは普通の物よりは良く出来ていま
果実味は去年よりさらに細くなっています、酸が少し尖り気味ですがバランスは保たれいます。。
葡萄の選別は良くされていますが、雨が多かったせいか果実がかなり水ぶくれしている様に思えます。
タンニンの粒が去年よりも大きいみたいで少し舌の上でのざらつき感が有ります。
ガメイ種特有芳香もすこし薄目で赤紫の出具合も薄いです。

醸造所の努力の跡が良く伺えますがこうもなるとちょっと難しいのではと思えます。
(感覚的には2005年のものに比べて50%程度の出来)
今年は安売りの物はさらに安く、そうでない所は高級化(ジャドの様に選果する)して2方向にはっきりとした価格帯が分かれています。
こういうお祭り的なワインでさえ2極化の方向は避けられない時代になっていくのでしょうか。

常飲用として、長期間の保存をしないという前提で有れば買っても損はしないという感じです。

2011年のドイツ・モーゼルQbAを常飲用として買いました。
平均的な味筋でデイリーユースとしては丁度良い頃合いです。少し細いという感じはしますが十分だと思います。
(モーゼル、カール・エルベス ユルツィンガーヴェルツガルテンQbA)

リースリング種は基本的に良く酸が乗っており、全体に細い感じながら果実味は平年よりも良い物を感じさせてくれます。
但しこれは若い間の特徴にはなりますが、長熟には不向きな味わいなのでカビネットで10〜15年程度でトップにくると予想しています。


2010年

今年は冬が長めで雪解けも遅く発芽・開花・結実も約2週間ほど遅れています。5月は気温が低くて成長が遅れましたが、
それを過ぎると急に暑くなり成長の遅れを少し回復させています。但し遅霜が少し出ていました。
今年の夏はやや涼しく天候不順で雨が多かったと思います。30度を超える日は殆ど無かった様に思います。
ロシアでは記録的大暑でしたがポーランド南部より西側は反対に冷夏気味の模様で冷夏対策の剪定をしていれば
大きな影響は少ないと思われますが、収穫は去年と同じくらいの時期(2〜3週間遅れ)と思います。

今年の異常気候について
今年の夏は日本では非常に暑かったのですが、ヨーロッパはポーランドより北東はとても暑かったのですが南西部においては
冷夏気味でした。ドイツでは夏は30度を超える日が数える位で曇りとにわか雨が良く降っていた模様です。
現地の写真を見る限りブドウの粒が普通よりも大きく育ち水をよく吸っていると思われます。
異常気象の主な原因は偏西風の蛇行でヨーロッパでは通常より北東にずれて乾いた空気がロシア南部・ベラルーシに
暑い空気の塊が出来その反対側は冷たい空気の塊が出来たためでした。
日本も普通ならヒマラヤ山脈に当たって二つに分かれる所が南側にずれて蛇行したためにご存じの猛暑となりました。
(それでパキスタンが大洪水になったのは丁度偏西風の風がヒマラヤの西に当たって大量降雨となったためです)
当然日本の果実は出来不出来の極端性が出ており梨は完全に不作でしたが日本のブドウは良年となりました。

ボージョレーヌーボーの試飲感想

いつもによって ルイ・ジャド を1本買って試飲しています。
去年よりさらにユーロ安ですので価格設定が去年より低くより気軽に楽しみました。

他のボージョレーに比べてかなりマシというより雲泥の差が有ります。
かなりの房選りをしている模様です。
これだけの物を悪い年に良い物を作ると言うのは口で言うのは易しいのですがその努力は並大抵では出来ないはずです。
ガメイ種特有の果実味や酸味はしっかりしており色調も薄いとは言え紫ぽっさもちゃんと有ります。
欠点としてはややタンニンの粒が大きくなっていてシルキーさにやや欠ける位で
この年においてこれだけの物を持って飲めれば幸せでは無いかと思います。

逆の考え方として今まで(2001〜2005)のが出来としては良すぎたという事になります。2006年からは一貫して下り坂です。
今年は上記の予想が完全的中して、果実味さえ残すことが出来なかった所が非常に多いです。
デュブッフもお話しにならない感じでしたしビショーもほぼ同程度です。

全体的には雨で薄められたという感じがピッタリ来ます。マコンもかなり痩せて薄っぺらい感じです。
多分果実重量は有ったと思いますが果実味が命のボージョレーに於いては致命的だと思います。

以上の事から今年のワインは選別を相当厳しくする必要が有ると思います。
ちゃんと毎年良い物を出している所は多分それなりの仕上げをしてきますが、安いからと買ってしまうと後年後悔する事になると思います。
(昔ながらの遅霜や冷害対策が今年には絶対的に必要だったはずで予想出来ていれば大きなリスクはそれほど背負っていない)
数年すればこの年の物が出回りますがその時になれば再評価を行いたいと思います。

不作の年に有る程度の質の低下を防止するやり方
基本的にはブドウの木はある一定以上降雨に対しては脆弱で水分を吸い上げた先は果実に溜まる様になっています。
水分に拠って果実の粒自体が大きくなってしまうので果皮が薄くなり香りのエッセンス部分が無くなり赤品種は色調も
薄くなってしまいます。これをそのまま収穫して醸造した場合には糖度も果実の濃縮感も無いという事になって価値は低下します。
そこでこの様な年になった時はまず未熟な物を先に外しておく事(未熟選果)をしておきます。
それで普通は機械収穫しますがその時に見た目に悪い部分(ブドウの房の下側)を手選果で切ってから絞り器にかけています。
こうすることに拠って有る程度の質の低下を防いでいる事が多いのです。
ブドウの一番の芳香と色調が出るのはいわゆる肩の部分ですからその部分だけ使えばよいという方向です。
この場合外した物は1つにまとめた上で別に絞って他の物に使ったりしています。
手選果だけでなく収穫自体を手作業で行っている所は収穫の時に切ってそのまま畑に置いておく事で来年の堆肥とします。

アイスワインにはチャンスの年

今年のブドウに関しては不作で有った分アイスワインに挑戦出来る余地が残ります。果たして12月初旬の寒波で最大−20度以上に
下がりましたので夏以降にアイスワイン用とした畑は良い物が出来る可能性が有ります。これも数年を経てからで無いと出ないので
それまでのお楽しみにはなると思います。

試飲しました。
フォルスター・ウンゲホイヤー グローセスゲベックス(フォン・プール醸造所)

2010年の上物としては初試飲です。
かなりの収穫制限をしているもののやはり全体的な大きさに欠けています。
ウンゲホイヤーはプファルツで一番良い畑でプールの所有する区画・平均樹齢も問題が全く無いのですが、この畑自身の持つ
ミネラル香や風味が薄くアルコールボディもウンゲホイヤーという範中では痩せた感覚が有ります。

2009年

冬はかなり厳しく寒波がたてつづけに襲来して発芽が遅くなると心配されましたが、3月末から一転して温暖となり
発芽は例年よりも早くなりした。その後は順調でしたが開花時期に天候不順の期間が長くなったため一部で結実不良が有ります。
夏は暑いですが、短かった様で成熟度は平年並みと思われます。総じて出入りの激しい年で気を遣った年と思います。
収量は去年よりも平均2〜3割減で果実の凝縮感も選別しないと余り見られないと思います。
毎年申し込んでいる3本のブドウ木(ヘレンベルガーホーフの企画)で6月にきたものは収穫をギリギリまで遅らせるて
収穫するシュペートレーゼが届きました。通常より2週間程度遅らせていてその分の凝縮感は出てきており、事前に有る程度は
摘果していて結実後の剪定が効いている様です。出来映えは平均以上の良い物ですが、少しだけ酸落ちが始まっており
いわゆる良年の長熟品では有りません。どちらかと言えば短命だと思います。このタイプは若飲みには良いと思いました。

ボージョレーヌーボーの試飲感想

いつもによって ルイ・ジャド を1本買って試飲しています。
去年よりは対ユーロ安ですので価格設定が去年ほどでなく気軽に楽しみました。
ルイ・ジャドのボージョレーは良く出来ています。但し果実味はやはり薄い感じですが、酸が良く残っている為にこれを補って
バランスの良い仕上がりになっています。試飲から感じられる事は葡萄の選別をよくしている上に成り立っているという思いで
醸造所の努力の跡が良く伺えます。店頭では他の物(ジョルジュ・デュブュフ)はかなり痩せた感じがしました。
ヴィラージュはかなり選別をかけている模様ですが、ガメイ種特有の果実感は有りません。平年よりは2ランクほどは落ちています。
マコン・ヴィラージュもかなり痩せた感じがして果実酸も少し尖った感じでした。

今年は格安のボージョレーがスーパーに出回っていますが、これは7月の段階であきらめた個人農家が投げ売りをした結果
大量に出てきた模様です。(ボージョレーの葡萄農家は自分達ではワインを造らず収穫した葡萄を醸造をするネゴシアンに売りますが
不作予想の時はいつも売っている所が引き取らない事が有るためにブローカーが走り回って買い漁る年があり多分これが出てきた物)
通常はこの様な2級落ちはアメリカのスーパー等では良く売られているが日本では初めてなので驚愕の目で見られています。
試飲では問題外でした。(アルコールと色が付いた水みたいな感じです・果実という感覚が少ない)
価格競争だけのワインはやはりそれだけの価値しか無いという結論です。

全体感想としてはやはり上の文章の予想とほぼ変わらないと思います。


2008年

2008年は少し早めの発芽・開花・結実となっていましたがそれ以降の天候が不順だったために発育不良も一時期は危惧されましたが、
夏前あたりから天候も回復して比較的夏の降雨量が少ない事もあったため全体としての収量は少なめでしたが、逆に果実味の凝縮感が
見られます。ボージョレーヌーボーを飲んだ感想としては醸造所に拠ってかなりの差異が見られます。
ジョリュジュ・デュブィュフ(ボージョレーヴィラージュ)はタンニンが強く出た反面粉っぽい感じ(なめらかさに欠ける)印象を受けましたが、
マコンヴィラージュは非常に良い出来で酸も割合しっかりめでした。
私自身はルイ・ジャドをいつも基準として1本買って飲みましたがこれはかなり出来が良い部類に入っていると思います。
果実酸が少しだけ薄い感じですが果実味はいつもよりかなり濃い様に思います。
(醸造所として150周年という事でいつもより良い物にしようという意気込みが感じられました)
この感じならブルゴーニュのモンラッシェムルソーは若くても十分に楽しめる年と思います。
来夏くらいにはこの年の物が店頭に並ぶと思いますのでその時に感想を書き直しをしたいと思います。

上物では有りませんが、ドミニク・ロランのブルゴーニュを現在飲んでいます。
このくらいの醸造所になるとやはり剪定されているなという感じはします。但し良年の物に比べてしまうと明らかに痩せています。
2005年に対して2割引位の感覚ですが、平均点を少し上回る感覚はあります。
果実味は薄い感じですが、酸が結構ありそれなりに楽しませる物にはなっています。(常飲用としては十分です)
また上物が空く様になれば追記します。

ドイツワインに関してはようやく市場に出回り始めました。
全体としてはやはり上記記述の上に成り立っていると思います。リースリングでも醸造所の違いがかなりハッキリ出ています。
ですので良い物を買いたい場合はかなり選別してやる必要が有る年ではないでしょうか。


2007年

2007年は発芽・開花共に例年より平均5日遅れで始まり、これが結実以降も遅れを取り戻せない日が続きました。
夏に入ってようく平年〜プラス5日程度の成長となりましたが、最後に待っていたのは8月末〜9月初旬のとんでも無い寒波
(最高気温が10度台)
これが地域によっては1週間も続いたため果実が萎縮して酸落ちが始まったと考えられ
早熟品種においては通常よりも早い収穫をした所が多いと聞きます。
ドイツ・モーゼルのリースリングでは10月初旬に収穫が始まり1房あたりが大きく育ったために総収量は平年の
1.3倍程度で有ったと聞いておりこれをそのまま信じれば果実味の濃縮感は薄いと言うことになります。
11/15解禁のボージョレーでもこの基礎的な出来の上に立っている模様で果実感は薄く、アルコールのボディもかなり細い感じです。
感覚的には1997年のものをさらに全体が細くしたように感じており70〜80年代の平均的出来映えとほぼ同じです。


2006年

2006年も天候はすごく変な年でまず最初の発芽が約3〜4週遅れとかなり遅めになり、5〜6月に有る程度挽回したものの
7月〜8月前半が気温が上がらないという事から一転して8月後半は絶好調の晴天となりこれがこのまま収穫時期まで続きました。
多分この7〜8月の天候が決定的になったと思うのですが、どうも私の感覚では糖度が伸びたものの、酸が足りない気がします。
今現在数本試しましたが、果実感がどうにも乏しくすこしやせすぎの様に感じてしまいます。

2011年加筆
全体的に言えばあまり長命では無いと思います。果実味はかなりありますが、これは最初の若い間でのみ感じられるもので
平均で20年以上この感覚を保てるものはかなりの上物で無いと難しいのではと思います。
11年現在でブルゴーニュではACブルゴーニュの中級程度(3000円程度)がかなり落ち着いた感じになってきました。
まだ村名以上のものは開けていませんので後日再加筆します。
ドイツのリースリングに関しては上物(一流の醸造所でシュタインベルガー等)はまだ開けるべき時に至っていないという感じです。


2005年

今年の2005年も開花までが少し遅れ気味でしたが、6月以降に挽回し夏も好天と雨が比較的に少なかったので、
果実の凝縮感が有ります。ここ数年の傾向としてドイツでは少し収穫時期を早めて糖度重視から酸・糖度・香味のバランス
収穫するところが目立ってきました。今年のワインはこのバランスを重視している醸造所は軽いクラスは早くから楽しめます。
逆に上級クラスは良く剪定されてないと酸落ちや日焼けといった部分が出てくると思います。
一般的にはボディが豊かでアルコールの質と酸のバランスが良いものは長熟の対象になります。
ブルゴーニュやドイツの単品種ワインに関しては
ピックビンテージの部類に入っています。

オスピス・ド・ボーヌ ニコラロランの試飲感想
まだ若いと思いながら飲んでみたいという方からのリクエストで1本開けてみることにしました。(2009年夏)
開栓してデカンタージュしてから約20時間後に数人で飲んでみましたが、かなり将来を約束されているみたいです。
たぶん30年経てば偉大の一歩手前くらいまでは行くと思います。ブドウ自体が少し若い感じがするので有る程度の
年月が経過したときにこの部分がマイナス要素として出てくる様な気がします。


2004年

例年に比べて開花が遅くこの影響が7月中旬ごろまでつづいたせいで結実時の剪定がワインの善し悪しに直結した感じ
が有ります。剪定の時期が悪く遅い時期の収穫をしたところは酸の切れが全く有りません。
逆に剪定の時期が良く早めの収穫を行った所では収量は少なくなったもののすばらしいワインが出来ています。
少しワインのボディとしては細い感じはするのですが、多分年月が経ってくるといいバランスの上にたってくると思います。

オスピス・ド・ボーヌ ニコラロランの試飲感想
これも徳岡が落札したもので、特価で出ていたので数本化って落ち着いてから空けた物です。(2010秋頃)
これは一人で約一週間かけてどう変化していくかを見ながら飲みました。
2005年よりは細めに感じますがバランスが良くまとまっています。
どちらかと言えば酸の出方が鋭いのでこの感覚は20年以上を経ても失われないと思います。
多分この感覚がこの年の特徴となると思います。生命力にあふれていてこの年も間違いなく良年と言われるでしょう。

2003年

開花までは例年と比べて数日遅れで始まりましたが5月以降の異常な日照りでぐんぐん成長、ボージョレーはものすごい収量と
糖度が上がり非常に良かったのですが、ドイツでは良い醸造家ほど苦労の多かった年となりました。
葡萄は日照りが続き過ぎると一番香りと糖度の乗っている肩口の部分が日焼けを起こして酸度・芳香が極端に悪くなります。
通常は5月までにかなりの剪定をしておくのですが、今年に限り有る程度の葉っぱを残して日焼けを防いだ所が多かったと
聞いています。と言う結果から並酒の出来は非常に良かった反面で高級酒ほど選別の必要性が出てくると思います。
基本的には糖度が上がり過ぎて酸度が低下した分幾分バランスの悪さを感じさせます。
予測ですが長熟には余り向かない年になったのではという感じですが、早飲には向いていると言えます。


2002年

2001年に続いて春先から成長が早かったためかなり期待しましたが収穫直前の9月に入ってからの天候不順で(エルベ川での大洪水は記憶に新しいところ)
糖度が思うように上がらなかったため夏の暑さで酸が落ちてきたのとのダブルパンチでやや印象の薄い感じの年となりました。
収穫量と全体品質は平均といった所です。果実酸はかなり高かったまま収穫された様であまり甘みを感じません。

但しアイスワインやTBAに関しては後年に傑出した物が出てくると思います。

ミッテルラインのラッツェンベルガーのTBAは試飲したときにアイスワインと間違える酸の切れが有り
アイスワインの凝縮感は相当な物ですが酸が強いので重たさを全く感じませんでした。
思わずTBAは1本とアイスワイン2本の購入となってしまいました。こういうのは良い買い物と思っています。
(TBAは輸入量9本のうち販売量が6本しか有りませんアイスワインは24本有りましたいずれも来日の際に本人が持ってきてくれました)

2001年

成長は通常より4〜5日遅かったので9月初旬はどうなるかと思いましたが、それ以降の晴天続きで成長の遅れだけでなく
健全で過熟したため糖度と酸度が高い良い年になりました。
但し早くに収穫した畑においては品質不足の物も多少見受けられます。晩獲したものはすばらしい出来映えになりました。
この年はシュペートレーゼ以上を買う事をおすすめ致します。
この年のワインも30年後はグレートヴィンテージとして名前を残すでしょう


2000年

1999年に続いてかなりの期待が持てたのですが収穫の前の長雨と天候不良で最後の過熟が出来なかったため通常の出来と
言ったところに落ち着きました。一部には大量の貴腐菌発生によって糖度が上がった所も有りますが全体的には特に良かった年
とは言えないと思います。


1999年

ドイツワインは今世紀最後のピックビンテージとなった年です
最初から7〜10日程成長が早く夏も暑かったため一部の畑では水不足も伝えられました。
9月に入っても晴天が続き10月の終わりになるまで続きました。従って糖度・酸度共に非常に高いレベルで一致しています。
アウスレーゼ級が大量に出来た年で11月以降は一転して急に寒くなったためアイスワインも大変良い出来になっています。
この年のものは酸・糖度共に高いため非常な長寿ワインになるのではないかと思います。
私の考えでは30年後のアイスワインが実に楽しみになるような感じです。
多分この年は何を買ってもあまり文句は付けられないでしょう。

この年の物はモーゼルとラインガウを中心に買っています。
特にすばらしいと感じたのはシュタインベルガーとJJプリュム・Drターニッシュ・エゴンミューラーです。

ケルペン ヴェレーナー・ゾンネンウーアSpt ☆(1スター)

2014年のクリスマスワインとして開封しました。
6本くらい買っておいた物のうちの1本で20日の昼頃にデカンタージュして24日の夜に半分・25日に残りを飲みました。
まだかなり若い感覚です。熟成はかなりかかっていますがまだまだ発展途上に有ります。
ケルペンは☆が付くと通常より良い物になり大体ですが1クラス分上と考えた方が良いと思います。
ちなみにゴルトカプセルクラスが3スターに当たると思います。
クリスマスケーキにデメルのチョコレートケーキと合わせたのですが全然負けていないばかりか酸味が程よいくらいです。


1998年

ボルドー・ブルゴーニュは傑出した年になりましたが、ドイツにおいては品種により出来不出来が別れた年ではないでしょうか。
主にリースリングなどの晩熟種は酸の強い長熟タイプになりました。一方のミュラートゥルガウ等の早熟製のものにおいては糖度はそこそこですが酸度が割合低かったためにやや奥行き感が少なく薄い感じがしました。
リースリングは酸が通常よりもピリピリした感じがあり15年ほど寝かせてから飲むと完成されたワインになっていると思います。
良い醸造所のワインならカビネットで10〜15年は寝かせてください。
それ以上の良いワインは95年よりも少し早いだけの偉大な物になる可能性が有ります。


1997年

この年の特徴的な所はズバリマスカット香が非常に強いことが上げられます。
しかしワイン全体は糖度が少し足りなかったためアルコール度を少し下げざるを得ないところが有るため見方を変えればエレガントな仕上がりをした醸造所が多かった事でどちらかと言えば若飲みに向いていると思います。
元々酸の強いザールワインは現時点でも非常に心地の良い時間を提供してくれます。 


1996年

8月位まで天候不順があり成長が遅れていたため全体的に収量制限をしたところが多く収穫量はあまり多くない。
9月に入ってからは天候も回復して収穫の終わる10月末頃まで好天が続いたため晩獲された物には非常に良い物が多い。


1995年

ワイン界全体としてピックビンテージになっていると思います。
酸・果実味・アルコールのバランスが非常に良く整った物が非常に多いと思います。
長熟させるのに非常に向いていてカビネットで最低10〜15年・シュペトレーゼで20年以上置いておけばもの凄い化け方をします。
現在JJプリュムの金封アウスレーゼを数本所有しておりこれは30年後のお楽しみとしています。


1994年

90年代に於いては平均的な出来と言えますが、レベルはかなり高めです。
強いて難を言えば果実味が少しぼやけているという事くらいですが
、これは長熟させた場合にその部分は少し欠けて上がってくると言う事です。
この場合良く起こる事は芳香とワインが開ききった時にかなりの時間差が出てくると思います。


1993年

特徴としては非常に酸が鋭い年という印象が強いです。歳月を経てもこの強さは相当な物でドイツワインの長命になる部分を幾らか
兼ね備えています。但しワインボディとしは細いので枯れるのは早いと思います。
2008年クリスマスに開けましたがこの特徴を見事に発揮されております。(JJプリュムのspt級)


1992年

印象としてはすこしじゃじゃ馬的要素が有ると思いました。全体的に落ち着きが無かったので多少寝かせてからの方が良いのでは無いか
と思います。それだけ生命力が強いという感じです。
2010年夏にボルドーのロングヴィルパロン(2級)の1/2を開けてみたのですが全然若さは失われていません。
少し寝ていたのでデカンタージュ後40時間で飲み始めましたがグラスの中で開いたのは20分後でいわゆる長熟タイプです。
フルボトルならもう後20年はという感じです。
ドイツ・ブルゴーニュも同じ傾向を示しており酸がダイレクトに感じられます。