ってどんなとこ?

どんな模型でも出来ない物・作れない物は無い!と思って始めた模型製作工房です。
鉄道模型に関しては守備範囲はかなり広く車輌だけでなく建物・情景も大の得意とします。
敷居が高い!難しいことしかやらない!と思っている方も多いとは思いますが、500円の軽加工でも
注文されればしていますので、自分では出来ない事を注文で出来るユニバーサルモデリングを目標としています。
要は模型で有ればなんでも作れますと言うことです。

最新更新日 平成29年2月1日


製作の基本理念
各メーカーから出ているキットの組み立てを自分の思うように作ってほしい方から受注して作っています。
だからすぐに壊れない様にしっかり作っていきたいといつも思っています。
(金属製は基本ハンダ付けが標準・プラ車体も見えない部分で有る程度補強しています。)
機械加工もしていますが基本は全てハンドメイド品です。レジンの製品も原型はハンドメイドです。

鉄道模型=走らせる模型を基本と考えていますので線路走行性は最重要視しています。
そうでない場合はディティールやプロポーションを第一に考えて製作しています。(細かい事が優先では有りません)
作る予算によって製作法を色々考えてしていきますから普通では考えられない物が出来たりする事も有りますし
予算上で出来なかったりする事も有ります。でもその時は必ずこういう理由でと言うことをハッキリさせています。
後は模型を全体的にまとめる力(こういうのを模型センスといいます)の総合完成度で解決していきます。
私自身は工業的に0.何ミリという規格・サイズには必ずしもこだわっていません。(基礎的な数値は別ですが)
大きさを少し変えても最も良くきれいに見える方向で製作するタイプの物造りをしています。
(らしく見せたいというプロポーション優先での製作をしています、細かい寸法を全て指定するとこの前提が崩れるため)

注文を受けて作った作品レイアウト作品はだいたいですが、作品集の中に掲載していきます。
製作途中の画像も有るので、自分で作ってみたいという方には参考にして頂けたらと思います。
特に色関係は元絵描きなので大の得意としているところで塗料調色やディオラマのスポンジの色まで作れます。
平成29年現在ではHO用の塗料作成も自分で行っており顔料等の原料から作れる様になっています。
車輌のスクラッチ製作品は縮尺や形に拠ってアプローチが異なりますのでその都度変えています。
これらの基本技術の根本はペーパー製作法です。(ペーパー素材がプラか金属板に変化しているだけ)
塗料調色のアプローチ法は基本原色を調合して作り出していく方法です。
金属色は例えば金色や銀色は本物の金や銀を使っていますし、金箔・銀箔の使用も有ります。(日本画の画材を使用)

もう一つの製作として、組み立て完成品〜特製完成品のカテゴリーが有り、
これは有る程度の数をまとめて作って、(1回で20〜50個位)
少しでも安い価格で提供したいというコンセプトでやっています。
これは元ネタを有る程度彷彿とさせるイメージ優先のものから出来るだけまとまってきれいに作りたいというもの、
さらには自分としてはこれくらいのこだわりを持って作り上げたいというものまでいろいろ有ります。
此処のセクションでの製品・作品は買ってもらっても損をした気にさせないような作りが特徴です。

また全然違いますが、古い製品・作品の再生(レストアといいます)もやっており、ギアが飛んで動かないとか、
モーターがだめになってしまって動かないと言った物でも有る程度までは修復出来る能力が有ります。
(ギア等ももその気になれば自作できます・但し設計に多大な時間がかかるので出来るだけ量産品を使用しています)
モーターは古い物でも有る程度までは回復出来ますし完全に駄目になった物は交換修理(代替品が有れば)します。
古い部品も有る程度は捨てずに取っている事も有ります。
模型の病院的な所でも有りますのでこのセクションはリクエストベースで動いています。
(以前に電動ラジコンをやっていて手巻きモーターの自作も経験しています)

どうしても私の工房では出来ないことも有ります。
それは全部1ミクロン単位での模型を作る事とかは機械の精度上無理が有ります。
本人の性格でも有りますが、基本的に全部0.1ミリ以下(1/100精度)の工作精度の要求も基本的には難しいです。
(手仕事の限界点は必ず有ります。1/1000ミリ単位のミクロン仕事は模型には有る程度は不必要と思います)
出来ないことは無いとは思いますが、通常の何倍もの集中力とか大量の無駄になる材料を考えるとどうしても考えてしまいます。
基本的に手仕事で金属加工を経験した人で有れば通常でミクロン仕事を一発で出せる方は日本国内でも超極少と思います。
(それこそミクロンです)
もうひとつは製作レベルを極端に下げて兎に角安くする(コスト無視)というのもなかなか出来にくい事です。
また塗装でスプレーを吹くだけで、プラ製品の継ぎ目消しを全くやらないなどの乱暴な製作物は現実お受けしていません。
(スプレーの吹き方も車体組み立てを一つ取ってもレベルの差はかなり有りますが)
GMキットをキット+台車+パンタ+ケースを付けて1000円で仕上げと加工は逸品作品級とかの
完全コスト無視は絶対に出来ません。

他所でしたからという事は当方では全く通用致しませんのであしからずご了解ください。
一定以上のレベルの作品を求められる時にはそれに見合うだけの対価(最低価格)が必ず必要であると考えています。
当方の趣味領域ワインの世界ではこういった事を言われている蔵が生き残っていくのが現実です。

それと基本的に商業道徳に反する行為をされた方には以後のお取引をご遠慮頂いております。
(当方の見積りで価格と実車資料を全部引き出させた上で製作キャンセルをして他者にその資料で製作を依頼する等の背信的行為)
制作依頼をされたにも関わらずお支払いが無い・途中で止めてしまう等の行為も上記行為と捉えています。

もう一つ大事なこと、工房名のユッフッアー・ゾンネンウーアはドイツに実在するワイン畑名です。
ここの畑で獲れるワインがとても繊細だけど、骨格がしっかりとしていて
長期熟成すると(20年以上)ものすごいワインに化けてくれるので感動して使っています。
どこに有るかはグーグルアースで見て下さい。
ドイツ/ラインラントプ゜ファルツ州/ブラウネベルグ村からケステン村の間に有ります。モーゼル川沿い
昔(フリードリヒ大王の時代)この地に女子修道院が有って(跡地にはワイン醸造所が建っています。現パオリンスベルグ醸造所)
日中に修道女が働いていたために付けられたそうです。(フランスのブルゴーニュにも同じ様な意味を持つ畑が有ります) 
ユッフッアー・ゾンネンウーアの中ではフリッツ・ハーク家のワインがお気に入りです。


当工房の基本的な製作理念

◎ 設定された納期までには必ず納入する。(当然の事ですが以外とこの業界はこの部分にしまりが無いのも事実)
◎ 見積もりを出して製作開始までに大きな変更点が無い限りは製作代金の追加請求はしない(変更点はお知らせします)
◎ 見積もりを出す際には出来るだけ依頼者の意向を聞いておく。 (出来上がってからの不満点が少なくなります)
◎ コストの問題を含めて出来ること、出来ないことをハッキリさせておく。
最初から無茶な製作はお引き受け出来ません)
◎ 製作を実際するに当たっては自分の物を作る様に考えておく。
(差を付ける事は最終的に腕が下がります)
◎ 実車の技術的資料も含めて出来る限りの収集をしておき模型に反映出来るようにしておく。(生涯勉強です)
◎ 常に技術向上をめざし当初難しいと思われている事でもスタンダードで出来るようにしていく。(技術的なコストダウンと更新)

最後にひとつ とても大事な事

ふつう人がやらない面倒と思うことをやる・受けた仕事は出来る限りの最善の事を出来るように心がける

製作可能な範囲
日本型・外国型のN・HOゲージの車輌・ディオラマ・レイアウトとそれに付随する電子工作・ギミック製作
自動車・航空機・船舶の模型(各縮尺対応)ミリタリー物関係の製作

当工房が所有している書籍・資料

雑 誌

◎ 鉄道ファン 1号〜最新刊まで(これは新車情報等の初期検索に便利でだいたいはここから調べ初めをします)
◎ 鉄道ピクトリアル 形式別特集 私鉄特集 創刊当初の物等の一部古い物も有ります(2次検索と運用についてはこちらを使います)

書籍資料

◎ 車輌史編さん会 電車シリーズ 客車シリーズ 全巻揃 (これを持っていると完全に模型と実車構造が解析出来る場合が多いです)
◎ プレスアイゼンバーン 形式別蒸気機関車・電気機関車豪華写真集 (写真集としては最高峰と思います)
◎ ないねん出版 蒸気機関車・電気機関車・貨車関係の本 SVカタログ1〜4 等
◎ レイルロード 形式別 電車・客車写真集(私鉄では 近鉄・阪急・京阪の資料)
◎ 朝日新聞  世界の鉄道(67年〜80年)
◎ 国鉄VC基本図面集 鉄道資料保存会関係本
◎ 日本の客車(復刻版)
◎ 交友社 私鉄電車のアルバム 1〜4 と別冊A・B(私鉄電車の初期検索にかなり有効です)
◎ 成文堂新光社 電車ハンドブック(旧型国電編・LJ復刻版を使用)
◎ ネコパプリッシング JR全車両ハンドブック(89年から数年おきに購入)
◎ 機芸出版社 日本の車輌(模型的図面集)

その他の資料

◎ ドイツ戦車・ソフトスキン車輌・軍関係・大砲の資料本・写真集(洋書も相当数有ります)
◎ 丸別冊 軍艦メカ(初版) 丸スペシャル 種類別の日本軍艦ほぼ揃い 丸別冊 日本・ドイツ・各国有名機種のの航空機関係
◎ 日本の自動車(戦後〜各メーカー別)近年のものは実車のカタログを保存収納
◎ 昭和40年頃からのファッション関係本 広告関係本 映画関係本(各年代の風俗・風景を把握出来ます)
◎ 日本のバス 路線バス図鑑
◎ 建築関係の資料本(ヨーロッパの古民家や教会建築等)

全ての車輌の全ての資料が完璧に揃っているという事では有りません。
普通の人よりは良質な資料を持って模型造りに望めるという環境が有るという事だと思ってください。
なお書籍を買うという事は設備投資と同じ事と思っています。しかし内容の無い本は基本的に購入しない方向です。

現在所有しているものの中で大体の車輌・事柄は検索可能となっています。


工 房 設 備 ・使用工具 の 紹 介

このページではどの様な設備(機械)を使用しているかを紹介して模型製作をしているかをご覧頂きます。
工房の作業場は全部で約7畳の広さで機械類のほぼ全てと資料書籍が有ります。

金 属 加 工 機 械

旋  盤
寿メカトロニクス工業 MH−150

丸い物を削り出す工具で最大で直径90ミリまでの金属は殆ど加工可能です。(重切削も一応可能です)
長さも70センチ位のものまでででなら補助工具の使用で加工できます。ご覧の画像はアクリルの棒を削りだししています。
加工精度は最大で1/50ミリくらいまでです。(この機械は芯軸が出ています、アクリル棒の切削面がブレていないのが証拠)


フ ラ イ ス 盤 ・ ボ ー ル 盤
フライス盤寿メカトロニクス工業+ベルメックス合成品(外見は後者で内部改造品)150Wモーター

プロクソン製フライス盤はボール盤に上下左右に動くテーブルを付けたような機械で四角い物や平面加工をします。
精度は余り良くありませんが(基本的に0.1ミリ以下の加工は不向き・1目盛りが0.05ミリ)勘と腕で有る程度はカバー出来ます。
このフライス盤は約7センチ角までの移動量で深堀はほぼ不可能に近い(最大で10ミリが限界と思います)
ダイカストの削り込みは1回での切削深さは0.3ミリ程度にしないと刃が折れる場合が有ります。
(粘る材料には特に弱い=軸出力が低くてフライス作業は基本金属切削に不向きです・基本的にはボール盤の能力)

フライス盤は22年年末に更新しています。台湾製?ですが有る程度主要改造をして軸ブレを有る程度修正した上で導入しました。
(0.05ミリ以内の誤差範囲・当然こういう事はメーカーが嫌がる事なので信用出来る知り合いにお願いしてやり直しをして貰いました)
同時に比較的精度の良いバイスを数台購入して有る程度までの重加工が出来るように体質改善を図っています。
(高精度バイスは格安機械の0.5台分はするのですが咬み込みが甘いバイスを使うとそれだけで精度上問題が出る事が多いので)
作業としてはめ込み窓ガラス等やを深堀の必要が有る金属パーツを製作しています。(削り出しのモーターマウントは相当有効)
(実働範囲の移動量としてクイル移動量30ミリ・X軸200×Y軸120ミリ×Z軸150ミリ位になる)
このテーブルにはライトルーペを付加装備しました。

機械の導入について

基本的には精度=価格差という事になります。
格安機械は外見が同一でも回転部分の精度が極端に劣る様です。
(展示されているデモ機は特別にチューンされていると思いますので、手元に来た時には?と思う)
当方の場合は機械のスペックを有る程度欲しかった(工作範囲)為に回転部分を全て見直して有る程度の作り直し的な
事をしてから導入したため買ってから相当の時間をかけて稼働開始となりました。
卓上中型機械とほぼ同一の工作範囲を持ちながら小型機として使用するというかなり欲張ったことをしたためですが、
自分で見直しをするという事はその機械の弱点等を見つけて強化していく事にもなるので長い目で見た場合は
それほど悪いことでは無いと思います。但しかなり時間を食ってしまうのでその時間を使いたく無ければ
有る程度の精度を持っている機械を最初から買えばほぼ不満点は出ないと思います。
ちなみに寿貿易の物はそういった面では有る程度信用出来る物を供給してくれます。

今回のフライス盤は回転軸の精度が出ていないのを工作してから判明したので色々と試行錯誤を重ねた上で
回転系の基礎が全く同一の寿FM80Eを別に入手して軸廻りを入れ直ししました。
基礎主原因は回転軸のベアリングが精度が悪くてガタガタでボール軸受けでは無くホワイトメタルのころ軸を使った既製品を
探し出して(根気よく探す必要が有りますが規格が解れば機械屋で入手可能でした)
主軸はそれほど悪くは無かったのですが、FM80の物の方が相性が良かったので入れ替えています。
外側の保持部分もブカブカでここもキサゲ直しをしてから締め直しをします。大体ここまで改造交換すると
ほぼ通常に使う範囲では文句が出なくなりました。(こういった所ではまだ日本製品が圧倒的に勝っています)
ドリルチャックとコレットも寿貿易の物を別購入してさらに精度が良くなりました。
(ドリルチャック等の取り付け工具も安物はかなりの誤差と当たりはずれが有ります)
これで当初導入したかった機械のスペックに近い物を入手する事に成功しました
基本ドリルチャックでの使用ですが、本切削にはコレット使用です。(MT−2主軸は市販品がたくさん有ります)
(ドリルチャックは基本的に横の移動削りには大変弱いのでフライス作業には不向きです)

精度の良い機械は定期的な点検とグリスアップが必要不可欠となります。
5−56等のスプレー位では精度保持が出来ません。ちゃんとした油膜が必要です。
(直ぐに乾いて固まってしまい分解と灯油洗浄を繰り返すはめに陥り錆で精度が極端に悪くなっていきます)
動作が硬くなってきたら分解して一度灯油で洗い直してからアルコールで脱脂して再グリースアップをします。

機械工作に関しては工場勤務(経理係)の時に検査用のメタルジグを造らされたりで使い方の基本を全て時間外で習得しました。
3ヶ月程度で習得出来てしまったために以後工場ラインとの兼業(雑用係)で超長時間勤務となり
(1日9時間程度+残業が5〜6時間+通勤に3時間・休日出勤が普通で年末年始のみだけで他の休日なし
・午前2時に帰って朝5時には出勤)
約3年で体を完全に潰して療養に約1年を費やした苦難の時期でも有ります。
(発熱しても休ませてもらえず38℃の発熱で3ヶ月休み無く働いて腎炎で倒れてリタイア・現在も8割程度の機能・いわゆるブラック会社)
押し出し成型用の検査用ジグは精度として最大でも1/10程度なので通常のノギスで寸法出しが出来る範囲の物です。
(材質は真鍮か通常鋼を切り出して作成し最終はヤスリがけから砥石研ぎの範囲・金型作成の基本らしい事をしていました)

板金折り曲げ機+切断機+3本ロール機

スペック上は1.0ミリの折り曲げ、切断能力有りとなってますが人力上の問題でそれまでの切断能力は有りませんが
やっとこ等で曲げるよりはかなりマシなので導入しました。HO金属車体の折り曲げや屋根カーブの作成には有る程度までは
有効の様です。(まだ慣れていないので一発で正確な物はなかなか出せないのですが)
この機械が入るまではロール作業はゴム板上を金属棒でゴロゴロやっていたのでかなり楽が出来ると思います。
折り曲げは最初にこの機械を使って癖付けをしてから手動でやった方が巧く行く場合が多いです。
切断は薄い板のみが有効(0.2〜0.6ミリの真鍮板と0.5までの洋白板)で厚板の場合は油圧等を使用しない限りは力がかかりません。



真 空 成 型 機

蛇の目工業 VCE7000型

蛇の目工業(ミシンで有名)製でレジン製作物を作る時に無くてはならない機械です。(平成18年導入)
こちらの機械はレジンやシリコンの脱泡だけでなく真空注型も行う事が出来るので精度の高い成型物が作れます。
ある程度真空ポンプの能力が高いので粘度の高い樹脂やシリコンも気泡なしで注型が出来ます。
平成21年にポンプの交換工事を行いました。有る程度は気を付けていても完全なメンテが出来ていないため
約4年で交換となってしまいました。でも色々調べたのですが真空ポンプに関しては日本製の物は高真空にはならない様です。
この機械はドイツ製のリーチェリーポンプでカタログデーター以上の能力が有ります。(条件にも拠りますが−100Kpaは出ます)
このポンプは元が220V駆動なので100V単相で運転するにはこのポンプ用のインバータ回路が必須で
定格の周波数を少しだけ上がった様な設定になっているので少しだけモーターには無理をさせている様です。
この真空ポンプはシリコンオイルを使って圧力を下げていますが運転時間が100時間を超えた所で必ずオイル交換をします。

機械の選定はなるべくですが、現在やっている事よりも少し大きめの事も出来る機械を買っておいた方が最終的に得と思います。
買い換えをすると前の機械は当然破棄するわけですが、それに付随するコツや技術も有る程度は使えなくなるので
場所の問題さえ解決出来るようでしたら少々高くても精度の良い大きな機械の導入をお勧め致します。

真空成型機はホビー用途では無く工業用として使う物です。
この系統の機械は軽くても200キロは有りますので一般住宅やマンションではこの重量にほぼ耐えられません。
電源も専用の系統をこれだけにしないとブレーカー落ちが頻繁に起こります。
これよりも小さい機械は以前に卓上型として売られていましたが現在は無いそうです。
価格的にも140万円ほどはしますのでかなりの使用を前提としなければ費用が大きいと思います。
平成24年で蛇の目ミシンは真空成型から撤退しました。

エ ア ー ブ ラ シ

エアーブラシ本体は左から0.2ミリガンピース、0.15〜0.6ミリピース、0.3ミリピース(金・銀専用)の
3種類を主に使用しています。この他に0.65・0.8ミリのスプレーガンも各2個有ります。
エアー供給は大工用の高圧コンプレッサー(22キロ/80L/分)を使用してタンク2個に供給され(CP1次タンクからは13Kg出力)
(2次タンクは15Lでそのまま出力)手元のレギュレーターで最終減圧して使っています。
エアー回路は平成29年に全更新して全部で13回路設置して黄砂とPM2.5の対策としてマイクロミストフィルターを増設して
そのうちの4回路にはスピードコントローラーを装着して流量調節が可能です。
13回路の内2回路はコンプレッサーと補助タンクからの直接出力で屋外でも使用出来る様にしています。
エアーホースも10年以上使っているので部分的に空気漏れが発生していたので取り替えを行っています。
コンプレッサーからレギュレーターまでの空気回路は大体5年程度でホース類の入れ替えを行っています。

使用圧力は普通の人が使っているのよりはかなり高めで3.8キロ(普通は1.3キロまで)で使用しているので
0.15ミリの場合は霧の細かさは1.3キロ/0.3ミリで吹いた場合の1/8〜10位の細かさになります。

Nゲージは0.2〜0.4ミリまででHOは0.3〜0.6ミリまでを使い分けています。(0.15は修正専用です)

0.2と0.6ミリピースはホルベイン製で空気の流量調節が可能で塗料の粒子状態を手元で可変させることが出来ます。
0.15〜0.6はエアーテック製のフォーカスというシリーズでメンテナンスに難がありますが手軽に使用出来ます。
0.3ミリのオリンポスのPC101の昔のハンドメイドピースで実はこれが一番性能と使い勝手が良い
このPC101はもう1台ハンドメイドピースが有り通常に使っているものが有ります。
現在のマシン製ピースとは全然違います。(ボタン式ですが吹き加減の微調整が非常にやりやすい)
メタリック専用はホルベイン製の0.35ミリTH−02に更新しました。
エアーテック製フォーカスシリーズは当方のハード使用に耐えられないため予備用となりました。
(平成21年・現在はちょっと使いに使用しています。)
当工房のエアーブラシはワンタッチカプラーで容易に付け替えを行える様にしており
色替えの際に予備のブラシでそのまま次の作業続行を可能にしています。
(ホルダーの関係上4本までしか置けないのでメインの3回路を常時使用しています)

エアーブラシの所有数(常用品)

オリンポス PC−101 0.3ミリ (ハンドメイドピース) 2本
トリコン YT−01 0.2ミリ 2本
トリコン YT−02 0.4ミリ 1本
トリコン YT−06 0.6ミリ 1本
トリコン TH−01 0.2ミリ(YT−01の廉価版) 3本
トリコン TH−02 0.35ミリ(YT−02の廉価版) 3本
トリコン TH−03 0.55ミリ(YT−06の廉価版) 3本

予備としてエアーテック フォーカスエボリュ−ションが4本有り0.15〜0.6ミリまで可変出来る万能性が有りますが、
消耗パーツが多く特にエアーブラシの生命で有るノズルの耐久性が脆弱で年数回の交換で本体よりも高く付く事が多くなり
コスト的な面で常用から予備使用品にしてちょっと使いに使用しています。
エアーテック M−116 0.3ミリは製作精度が多少落ちるのかノズルとニードルに相性が有り交換しても直らない等信頼性に問題が出たため引退させました。
トリコンYT系は交換パーツが入手不能でパーツ無くなり次第予備機となり現在の主力はTH系となります。
TH系はYT系の廉価版ですが、印象として繊細な事が出来たYTに比べて、機構が単純化されて頑丈という印象が有ります。

トリコンTH−01は平成27年末でメーカー廃盤となっており後継機種は製造しないとの事です。
TH−01はボディや一部のパーツ以外は全て共通互換性が有るので0.2ミリの固有部品のストックで対応するという方法で寿命延長を計ります。

エアーブラシは精密品ですがノズルとニードルは消耗品なので必ず予備をもっている事で稼働率を落とす事無く使用する事が可能です。

レギュレーターの次ぎに付いている灰色の物はマイクロミストフィルターで0.01μの塵をとり除きます。(黄砂とPM2.5と0.1の対策)
縦に付いている分配管は田宮から出ている物で左右に5回路の分配器2個にスピードコントローラーを2個ずつ装備しています。
真ん中の太い配管は8ミリホースのエアーダスター用の回路でこれは直接出力させています。

エアーブラシは出来ましたら通常のソリッド塗料用メタル系塗料用の2本は持って置いた方が良いと思います。
メタル系塗料はどれだけ掃除をしても細かい金属粉が取れなくてメタリックカラーを吹いてしまう可能性が高い為です。
現在のエアーブラシ製品はパッキンにゴム製品を使用している比率が高いため漬け込み等は絶対的に避けて、手間暇は
かかりますが完全分解の上での整備が必要不可欠となります。なおレギュレーターのフィルター掃除の定期的に必要です。
コンプレッサーについて
コンプレッサーは大別して高気圧のタイプと低気圧で大容量空気を送るタイプ(ダイヤフラム式)が一般的なのですが、
大体の製品が3kg/cmまでで大容量の空気を送り込む製品が殆どでこれらは高気圧の空気は作成出来ないが
エアーブラシ用としては3〜6本を一度に使用しても大丈夫な物まであります。
(出来るだけ別のタンクに貯めておく事を勧めます・コンプレッサー作動時の拍動が無くなります)
一方の高気圧のコンプレッサーはピストン式で圧力が高ければ何でも良いという訳にはいかず、通常に売られているタンクやホースは
一時的にでも最大で15kg/cm以上は耐えることが出来ないのでそれ以上の圧力は逆に不要になります。
瞬間的にでも超える場合はこれより上の規格(耐圧50キロまでの高圧回路)で設備をしなければ爆発事故の源因となります。
当方では最高22キロ出力ですが、コンプレッサー1次タンクの調圧は13キロに設定しておりこれは2次タンクと手元まで同じで
最後のレギュレーターで3、8キロまで絞っています。なお再作動圧力は9キロでこれより下がることは希でしか有りません。
なお普通のエアーブラシ用ホースの耐圧は大体5キロまでしか有りません。
コンプレッサーは当方の様に常時運転の場合は約5年程度で寿命となるみたいで最初のコンプレッサーは出力低下の為に
別の作業場の臨時運転用にしています。(現在でも8キロ程度は出ますが出力音が大きい欠点も有ります)

そ の 他 の 工 具

大工道具物としては、ハンドジグソー・電動鋸・トリマー・ディスクグラインダー等でレイアウトの木工作業に使用しています。
車輌工作用の工具はかなり専門的な工具まで取りそろえています。
0.4ミリ径からネジが作れたりします。(スイス・ベルジョン製の時計用工具が有る程度有ります)

ある程度の道具が有れば別に大きな問題は無いのですが、切削性や正確性を考えると有る一定水準以上の工具は
揃えておいた方が時間短縮にも繋がるので出来るだけこの部分にはコストを惜しまない様にしています。
彫刻刀はキサゲ兼用での使用を前提として作ってもらっています。(ですので金槌での打ち込みは出来ない)

その他の刃物工具で良く使う物はペンチ・ニッパーですが、模型用として売られているのはプラスチックニッパーで金属の切断
には不向きで直ぐに刃こぼれしてしまいます。当方では不二矢の薄刃とホーザンのエンドニッパーを使っています。
但しこれらの工具は消耗品なので永久に使えることは無く、その都度のメンテナンスを怠ると寿命が極端に短くなります。
ニッパーの寿命は長くても1年前後で切れ味が悪くなります。

ニッパーはオレンジ色の持手がフジ矢の12−S・黒がホーザンのエンドニッパーN36青がN31とN33
ホーザンのニッパーはエッチング製品の切断を想定しており切断能力の高い物を選定しています。(切断能力は鋼線1.0ミリ)

やっとこは主に左の2種類(小と大)でほぼ事足ります。どうしても出来ない部分のみ右端のカギ型やっとこを使います。
左側の先細やっとこは安物なので周辺を削りだして大きさを変えたり、水平を出したりして使っています。
平成28年にやっとこの増備をして小さい作業用と大きいけれど精密作業用に宝飾用に使う物を各1個足しています。
現在古い物で左から2個有るやっとこは一般用に格下げとなっています。

現在使用しているやっとこ(左側画像)大体平成23年位まで使っていた物(右側画像)との比較画像
左側画像の一番左側むの物はHO手すり作成用に専用加工したもので真ん中2本が現在の主力
やっとこはワイパーの組み立てや箱サボの組み立てや曲げ加工に精度が必要になった為宝飾用の物を使っています。

特にオススメの工具はバローベ製の金属ヤスリで宝石等の彫金加工ではおなじみのものです。
バローベ製のヤスリは10〜12本組の4番と6番を主に使用しており、平目・先細・笹葉・角を中心に使用
主に最後の寸法調整とかの細かい部分に限定して使用しています。
通常使用のヤスリは荒く削る場合は田宮の3本セットのいずれかを使い、
有る程度までの整形では魚地球印の精密用10〜12本組を主に使用しています。(#6)
こちらも平目・先細・笹葉・角・丸・半丸が中心になります。

バローベ製ヤスリは持ち手の端にマーカーで色付けをして判別し易い様にしています。赤は#4・赤+青が#6です。
右端が田宮製品の中削り用・その左の無印のヤスリは国産の魚地球印精密用でこれは細削りの次に使用しています。
これ以外にも荒削り用等他種類のヤスリが有ります。

ヤスリも安物を使うと自分が思っていない所が削れてしまう事が頻発するので面取りが出来ている物を使う様にしています。
斜めに削り込んで再修正をする場合は3〜5倍の余計な時間を浪費する事になるのでなるべく時間を効率よく使う手法です。

砥 石

砥石は彫刻刀の刃を付け直す時に使う一般的な物と画像にアップしている油砥石の2種類があります。
油砥石の使い方はピンセットの研ぎ直しをする場合に必ず使用する物である程度使うとどうしても狂ってピンセットでパーツを飛ばす事が多くなるので
その部分を補正する為に使います。従ってピンセットはちゃんと摘まめる物と一般使用の2種類を使い分けています。

筆はかなり神経を使っていて、通常使用の物と特別に使う物と分けています。
まず平筆は通常は田宮から出ている安い物を使って少し癖が出た段階で交換しています。
通常使いではもう少し良い水彩筆のグループが有り、羊毛筆〜リス毛〜イタチ毛〜セーブルと色々用途に応じて使い分けます。
丸筆〜ラウンド筆はリセーブルや豚毛が多くなってきます。
良く使う面相筆西野天祥堂の黒ゴチック筆を通常使用しており、これは学生時代にお茶の水のレモン画翠で入手した物の
上級版でかなり自由度の高い筆質で適度なコシを持っていますので途中で筆へたりを起こしにくくなっています。

但し筆に関してはまず当たりはずれがどうしても有ります。外れた場合は(使用感の悪い物)すぐに交換しています。
ちなみに学生時代(18歳)の時に買った筆は現役でまだ使っています。(平成28年末で引退させて交換しました。)
価格は高いですがそれなりの良さを持っています。(800〜2000円)

もう一つの面相筆はコリンスキーを使った特注品で穂先を長めにして真っ直ぐな線を引く場合に使用しています。
(筆芯にイタチの堅い目を少量使いその廻りにコリンスキーの少し堅めを配して穂先まで外の部分を胸毛にしています)

面相筆以外では日本画用の長峰が数本と化粧筆が数本(ぼかし用)刷毛が数本有ります。
その他に水彩用と油彩用が別にあります。

弘法筆を選ばずと言いますが、確実に作業を進める場合には有る程度以上の道具・工具がどうしても必要になる場合が多いです。
これは単に使用感だけや高級感という物ではなく一定以上の技術を持つ様になると精度を要求する仕事が多くなります。
精度の無い物を使うと自分と思っている物とは違う物が出来上がりやり直しする場合が殆どになってきます。
特に刃物工具は切れないとどうしようも無くなる場合が多く有るので少し鈍った時点で即交換となります。
製作コストには有る程度の割合でこれらの工具の交換費用等も含まれていますので徹底的なコストダウン要求に
お答えすることが出来ない理由のひとつになります。
要は道具を使いこなせる技術も必要という事と理解しています。

塗  料

Nゲージでは基本はGSIクレオス(グンゼカラー)のアクリルラッカーを使っています。
HOゲージではプラスチック製に関してはNゲージと同じで、金属製にはマッハ模型店の物とこちらが独自に調色したものの2つを使い分けています。
どちらも硝化綿ラッカーですが、溶剤に若干の違いがあり混用・混色は出来ません。

このホームページで使用している画像のデジカメ

平成16年までは200万画素のオリンパスZ−2020ズームをマニュアル撮影した後に画素数の縮小加工と
若干の色調補正を加えて掲載しています。
ズームアップの場合の倍率は6倍でこれは肉眼では判別出来ないわずかなエラーも写ります。

平成16年以降は810万画素のオリンパスZ−8080ワイドズームを使用して画質の高品質化を計っています。
但しこのカメラは接写撮影には多少の使い勝手の悪さが有るので接写はやはり前のデジカメを併用しています。
普通の近接・通常撮影はこちらを使用しています。

平成21年夏より1200万画素のオリンパスSP−590UZにカメラを交換しました。
平成26年に同じオリンパスSP−810Zに部分的に更新しました。(スーパーマクロのみ・2センチ程度の接写をする時だけ)
オリンパスのスーパーマクロ撮影機能はとても良いのですが、CCDに大きい負荷をかけている様で590UZはこの機能でピントが全く合わなくなっています
どのカメラも大体ですが5年程度が限界の様です。

フィルムカメラはミノルタのα−807をまだ使用しています。
このカメラは外の取材時に主に使用しており有る程度の撮影には十分な性能を発揮してくれます。
但しこのカメラは画像全体にすこしボケ味が有るので趣味的に鉄道を撮影する時には作品とはならない時が有ります。
平成24年以降はフィルムをどうしても使わなければいけない以外は現在は使用していません。

平成23年から一眼レフデジカメを初めて導入しました。
ニコンD5200でDXフォーマット機にニッコール28−300ミリズームを組み合わせて使っています。
焦点距離は長くなりますが、接写に近い画像を得られる場合が有ります。

高機能のデジカメは有る程度の年限が来るとCCD素子が劣化してマクロ機能が使えなくなる様です。
近接撮影でピントが合わなくなってきたら交換時期に来ている様で当方では3〜5年が限界の様です。

製作者略歴紹介

掛 通勝 (かけ みちかつ)

生年月日  昭和41年1月15日生まれ
東京デザイナー学院デザイン学科卒業(要するに絵描き志望でした)
過去に某模型メーカーの企画室勤務経験・プラ工場での原型製作、金型作成の経験有り
20歳から35歳まで各職業を経験して(会社経理・工場勤務・病院勤務等・実家は八百屋)
当工房を一人でほぽ全部をこなしております。(現在は一部外注が有ります)
まだ病院勤務の一部はアドバイザーとして継続中・確定申告や経理関係も全て自分でします
簿記2級を持っているので工場勤務の時には工業簿記を仕事で使っていたので、製作コスト計算等の実務が有ります。
レジン成型の初体験は14歳の時で約35年のキャリア有り
鉄道模型は12歳より、それ以前は8歳より軍艦・戦車・飛行機のプラモデルにはまっていました。
現在でも艦船モデルや戦車関係は少しずつですが作っています。(基礎はミリタリーモデラー)

工房の仕事は29歳の時に現在の家を購入してから屋根裏で工作を開始しましたが、(平成9年春頃から)
まだ連続での仕事ではなく数ヶ月に1回のごく限られた仕事でいわゆるセミプロ状態から始まっています。
完全な専業化は平成13年の3月からRMM誌に広告を出してからでそれから半年後には連続して受注しています。

鉄道関係以外の製作では、ラジコン(船舶・車)・戦車、ミリタリー関係(WW2)・艦船模型(フルスクラッチ多数有り)
建物関係はかなりの資料を持っているので有る程度の専門性を持って製作可能です。
当工房の玄関は全長90センチの艦船模型(キット+スクラッチ・ラジコン化/19〜20歳の時に製作した物)を飾っています。
また軍事関係は若干の洋書、専門書を保有しています。

趣味は自分の模型を作る事もありますが、料理・ワインは日常の一部として楽しんでいます。
年に一回冬の時には生ハム・塩漬けベーコンを仕込んでいます。(現在忙しくて休止中)
日本酒・ウイスキー類・ワインに関しての一般的知識はかなりの線と自分では思っています。
特にドイツワインは専門でたいていの事でしたら記憶・理解していると思います。
一応ワインコンテストにも出場経験が有ります。(一応全国レベル)
料理は有る程度で有ればフレンチ・イタリアン等の1コース程度は出せる様にはなっておりお菓子も作ります。
アイスクリームは平成18年より自分で造って楽しんでいます。
お菓子用の漬け物も有る程度は自分で作る様にしています。(主にピール系とアイス用ラムレーズン)
オフタイムはこれらの事で殆ど無くなりますのでほぼ無休状態で動いているのが現状です。

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