ジョーシンキッズランド 名古屋大須店 特別企画品

名鉄モ800・830・850系
完成状態の公開とキットインプッション

モ800系とモ830系
現在豊田市の鞍ヶ池公園に展示保存されているモ805+ク2313と日車豊川工場のモ811を参考にして製作しています。
塗色は70年代以降の名鉄スカーレットと60年代の名鉄ダークグリーンを再現しています。
共に特別に調色されています。

模 型 仕 様

リトルジャパンモデルのモ800系プラキット
これに銀河モデル、タヴァサホビーハウス、トミックスパーツを使ってディティール+グレードUP加工
基礎工作は継ぎ目・パテ埋めは入念に行い850は最大限の修正をしています。
ダークグリーン時代はPS13仕様 スカーレット時代はPT42仕様の2種類を用意しています。
動力は鉄道コレクションの17メートル級+TNカプラー自連を使っています。T台車はGM製
カトーの幌を取り付けて、車番はインレタを別製作の上で完成車輌に添付致します。
グレードアップ箇所
ヘッドライト 銀河モデル旧型国電用100W テールライトはレンズ挿入
前面手すりはタヴァサ製エッチングパーツに交換 ワイパーのタヴァサ製エッチングパーツ
パンタグラフはトミックス製のPS13 PT42F を取り付け
塗装は屋根色と床下以外は全て調色塗料

800系両運車(単品・モ811を参考)

画像は800両運車(完成状態)
ダークグリーンは往年の写真や画像から推察して調色しています。

モ800系2連セットスカーレットダークグリーン

モ800系のスカーレット色は昭和40年代頃の塗り変わった時期の鮮やかな朱色を再現しています。
現行車輌のスカーレット色とは若干違う部分がございます。

画像は見本製作品で特製品にジャンバー栓加工はされておりません。(試作的要素が有ります)
ワイパーはダークグリーン色車はシングルアームタイプの黒で塗装されたものを付けています。
(こちらの画像の車輌は大須店のショーケース内に見本展示しています。)

価格=31500円


モ830系 (単品)
モ831を想定して製作側面窓アルミサッシ仕様・パンタグラフはPT42F
前面貫通扉のHゴム窓はキハ82系の客扉用をコンバートしています。

画像は試作品の完成状態です。

価格=21000円


鞍ガ池公園の車輌を一応取材しています。

鞍が池公園の車輌は最終状態に近いのですが、一部変更されていたり、台車の入れ替わりが有るみたいです。
また雨樋は一部欠損状態で状態としては余り良くない状況にあります。


モ850系 なまず

上記の製品のおまけパーツとして付属している物を使用して切り接ぎ加工しました。
基本仕様はモ800系と同一で鉄道コレクション動力になります。
前面はダミーカプラーで連結は不可能ですが、ジャンパー栓取り付け加工等のディティールフルな前面にします。
モ850のダークグリーンはヒゲ付きの特別な製品としています。

参考資料としては 鉄道ファンの146・147号の800・850系レポートが有ります。

モ850の前面・HR・TRはレンズを装備、ジャンバー栓ホースも取り付けを致します。
避雷器はトミックスの物を、ヒューズ箱は自作、スカーレット塗装車はH・Rが2灯式、パンタはPT42Fが付きます。

価格=50400円

試作編成の画像(ダークグリーン)

試作品で塗装の感じや装備の確認用として製作した物です。(名鉄ダークグリーン塗色)
この車輌には前面に試験的にTNカプラーを装備していますが特製品には付きません。
なまずひげはこのダークグリーン塗色のみに手書きにて描かれています。

価格=63000円

なまず前面のTNカプラー装備は基本的に可能です。
但しジャンバー栓等の取り付けは非常に難しくなりますので注意が必要です。

このシリーズは鉄道コレクションの動力を使用しているため長編成(自車を含めて3〜4両まで)の牽引力は有りません。

リトルジャパン製 名鉄800系 2連キット
キットインプレッション

いわゆる板キットで箱形にボディを組み屋根と床下を接着して完成させる様になっています。
ストレートの800系として組み立てた場合は両運車1両と運転付随車1両の2両が出来上がります。
この場合は高運車の前面も有りますので、モ802+ク2312の編成が一番適当と考えられます。(802の前面雨樋は直線で要修正)
2セットの組み替えを行えば片運編成と両運編成の2つが楽しめます
(実編成は809+810・片運転車は801〜5+ク2311〜5・803は早期廃車、相手の2315は福井鉄道へ譲渡
モ802は再改造で両運車811となる・813以降は種車が違い今回は核当車なし)

モ800+ク2310として製作するには申し分は無いと思います。
注意点としてはプラスチック自体が柔らかいので接着剤を付けすぎると溶けてしまう事と
屋根とボディの接合はそのまま組み立てた場合は雨樋の上の部分にかなりの隙間が出来るので
丁寧なパテ埋め工作を行った方が良いと思います。

モ800の仮組立ての画像
特に前面部分と屋根板との接合に大きな開きが出ているのがお解り頂けると思います。
側面部分と合わせて丁寧にパテ埋め加工をしてやればかなり修正が出来て良い物になります。
側板と妻板の合わせは基本的に良くできています。継ぎ目をペーパーで消してやればほぼ目立たないレベルです。

モ800 組み立て終了の画像
屋根の継ぎ目部分にパテの痕がはっきり解ります。
ここで筋が見える様ならもう1回パテ成形をやり直しです。パンタ・避雷器・HRは撮影の為に付けた物で塗装の時には
取り外して塗装終了後に付け直し(接着固定)を行います。PS13パンタは足がついていますが、
PT42FNは取りつけ足をカットして四角の台座部分の長手方向を切り取って使っている為、瞬間接着剤での接着です。
前面に付いている手すりはキットの物では破損率が高いと判断してエッチング製品(ダヴァサ製品)を使用しました。

モ800とク2310の床下組み立て(素組)
良く考証されていると思います。個々の車輌において多少の違いが有るものの基本配置はこれでよいと思います。
TNカプラーの取り付け方ですが、車体裾と床板面が同一レベルに有りますので、そのまま取り付けています。
実車でもこの連結器廻りは台枠が一段下がって太くなっているので同じ様な表現が出来る利点と
アンチクライマーの部分が出ていて連結間隔が保ちにくいのでクライマーの上に載せる感じで装備させています。
これで名鉄車特有の連結間隔の長さと回転余裕が生まれます。

塗装に関しては基本色のダークグリーン・スカーレット色共に調色で作成しました。
地元では無いので昭和30〜40年頃の雑誌の写真やインターネット上の画像を参考にしています。
屋根はキャンバス張りと言うことでGMのダークグレー色を濃い目にしてブラシから出る粒子を荒くしてザラザラ感を表現して
ベンチレーターやランボード・アンチクライマーは明淡をはっきりさせる目的でグレーを明るい目で調色しました。
床下廻りはGMのねずみ1号をそのまま吹き付けています。
インレタは純正インレタでは無く特製しました。理由は純正だと文字が大きいのではと感じた為です。


モ850系の組み立て

モ850として組み立てた場合はかなりの労苦を必要とします。
モ850の前面が付属していますがキット1個では出来なくて2個必要になっています。
理由は簡単で両運車の片方を切り落として後側を窓2個配置になる様にして
前面側におまけの前面パーツを接合するという構成になっているためです。
ク2310用のボディからでも出来なくはないのですが、相当上級の腕を持っていなければ出来ないと思います。
またボディと前面おまけパーツの接合ですが、右・左共に少しずれてしまっているので(完全に接合出来ない)
シル・ヘッダーと雨樋の接合調整は必須となってしまいます。
屋根の切り接ぎも下側に下がり始める所が接合点となるため一部のモールド(避雷器とヒューズ箱)を
削り取った上で数回以上のパテ成形工作をやらないといけないなどかなりのハード加工となります。

左側面の継ぎ面部分
雨樋と屋根板の部分に合わせた場合ですが、雨樋の連続がわずかですがずれています。
次のウインドヘッダーはほぼ合っていますが、ウインドシルは半分ほどずれています。
また一番下の裾の部分は前面パーツ部分が短くなっていてどこに合わせて工作するかが重要ポイントとなります。
雨樋の曲線はこちら側はゆるやかな曲線で前に繋がっています。

右側面の継ぎ面部分
左側面と同じ様に屋根板と雨樋の線に合わせています。
右側は雨樋線は連続しています。ウインドヘッダーと車体裾も合っていますが、ウインドシルのみずれています。
雨樋はこちら側は急カーブを描いて前面に繋がって居るので左右の表情が変わっています。
またこちら側のみ前面パーツに緩やかな傾斜が有りますので削って修正する必要が有ります。

正面から撮影した前面部分
微妙ですが、左右に差異が有るのがお解り頂けると思います。このあたりを修正していくのがかなりのハード加工になると思います。

塗装直前の画像
この画像も連結器廻り・避雷器・パンタグラフは撮影の為に仮付けしたものです。
ヘッドライト部分は1.8ミリのドリルで凹み加工をしており最後に取りつけるパーツです。
この画像では見にくいですが、パテ加工だけでなく車体接合に相当の苦労の痕が見えると思います。


動力について
鉄道コレクションの動力が指定となっていますので2両編成で有れば十分に運転可能です。
台車はU型イコライザーがほぼ近似ですが、こだわる人は鉄コレの付属品にストライクの台車パーツが有りますので
そちらを利用するという方法も有ります。なお床下機器は瞬間接着剤で一部加工の上で接着してください。
当方では指定外の17メートル級を使用しています。これだとTNカプラーは無加工搭載出来ます。
(車体の軸間は狂いますが、模型的にはまとめやすいと言うことです。)

実車の台車の心皿は客扉の外側の位置に有るので17メートルを使った場合は少し内側に来ています。
鉄道コレクション動力のカプラー台座はMとLを片側ずつ装備させてTNカプラーは一段前に出して装備させると
アンチクライマーの上に乗っかる様になります。これで渡り板の前に連結器が出るようになって回転半径の自由度も増えます。

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