ミッテルライン・アール・ナーエ地域

ミッテルライン地域

ミッテルライン地域はラインガウの下流に広がる峡谷沿いにブドウ畑が点在しており、DB(ドイツ鉄道)の線路沿いにも
優秀な畑を見ることが出来ます。
途中にはローレライの岩壁も有りどちらかというと観光地のイメージが非常に強いのですが本来はドイツワインはここから
始まったとも言える古い歴史を持っています。
ここの特色は何と言っても先鋭感の有る酸とミネラル香はここならではのものです。


ラッツェンベルガー醸造所

ここのワインは94年のシュペトレーゼを現地でのんで以来お目にかかれなかったのですが、その時はすばらしいの一言に尽きる
感動を与えてくれたワインが輸入元のワインセラーここで味わえる様になるので飛んで行ってきました。
今回2002年のアイスワイン・TBAを試飲させて頂きましたがとんでも無く偉大なワインになるという確信を持って帰ってきました。
(当然何本か買い込みました)

画像は当方の精神的なワインの師匠である奥村氏(左)とラッツェンベルガー氏(右)

トニー・ヨースト 醸造所

バッハラッハーの町中に醸造所とそのお向かいにレストランを持っていて現地では比較的入手しやすい代表的な醸造所です。
ミッテルライン1番の銘醸畑ハーンの大部分を持っておりこの畑は鉄道線(西岸線)の際に有るので見ることも多いはず。
全体的に果実味が強いのですこし甘めになっている場合が多いですが本来の奥行き感があります。


ラベルは取っていたのですが、現在行方不明なので掲出出来ません。

左はStゴアハウゼン カッツ(ネコ城)直下の畑からの物 右はローレライの岩壁の手前にある急斜面から取れたワイン


アール地域

ここはシュペートブルクンダー(ピノノワール)の良い生産地域でドイツらしい軽さの中に火の出るような辛さとミネラル香が有り独特です。
90年代初期に赤ワインのバリックを主導していた醸造所も有りました。(国立マリーエンベルグ・現在廃止)
個々の畑が小さく耕作面積も少ないのであまり知られてはいませんがドイツらしいと感じていました。

マリーエンターラー・クロスターガルテン

アール地域のシュペートブルクンダーの牽引者的な存在でしたが近年廃止となってしまった醸造所です。
この時期のワインは通常の物とバリックの物をブレンドしたもので当時はQbA以上の等級格付けが認められなかった時代です。
現在ではグローセスゲベックスでも有る程度は認められているのでいかに保守的だったことが解ります。



ナーエ地域

ライン川の支流でビンゲンの町が合流点に当たりこの西岸側がナーエになります。
どちらかと言えば個性的では有りませんし、下流はヘッセンに近く中流以降は下流モーゼルにやや似た感じになります。
ここも良い醸造所が幾つか有りますが現在は入荷が乏しい状態の様です。



この地域も2〜3種類持っているのですが、ワイン庫の奥底で取り出しにくいため掲出不能
ティシュ醸造所の古い物とプラッテンベルグのベーレンを所有しています。


この地域のワインの価格帯
ミッテルラインは3〜5の醸造所が飛び抜けているもののその他は地元消費が多いためかこちらに入ってくる物は
そう多くは有りません。価格的にはKabで2500円くらいでヘッセンよりは高めの設定です。
これは急傾斜地が多いので機械作業が殆ど出来ずに人手によるものの為です。
ラッツェンベルガーは5〜10000円位で有ると思います。(畑のランクに拠る)
この地域はトニー・ヨーストが有名で価格もラインガウに近い物が有ります。
アール地域のシュペートブルクンダーも少し高めでしたがマリーエンタールが無くなってからはこの地域からは
殆ど入らなくなりました。90年代終わりでの価格は4〜5000円位はしていたと思います。
ナーエも3〜4の醸造所を除いては安めになっています。
ナーエは国立とプラッテンベルグ、ティシュ醸造所が良くできていてティシュは76年のベーレンアウスレーゼを
現地で入手しています。1本7500円程度でしたので3本ほど手持ちで持って帰りました。(93年当時)
(手持ち帰りの1本は飛行機の中で空港の中で入手したサラミと一緒に飲みきってしまった)
国立は90年後半で2000円位の物が多かったと思います。
プラッテンベルグは良い物と悪い物が少し極端で値段も少し高かった記憶が有ります。
こちらもベーレンアウスレーゼを数本残しています。

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