大糸線の旧型国電

この線区は所帯こそすごく小さいのですが、車種がバラエティに富んでおり模型製作上の楽しみが大きいと思います。
編成もその時々に拠って変化し転属に拠って色々な車輌が流入して旧型国電としては珍しいPS27パンタを装備した
クモハ51・60等も末期には現れました。サハも全車が個性があり良いアクセントになっています。

松本方面           北松本電車区(長キマ)
大町方面
クハ55435 -クモハ 51014 -クハ 68001 -クモハ 60056 クハ55041 - クモハ60082
クハ68017 - クモハ54109 - サハ45004 -クモハ 51013
クハ55437 - クモハ60024
クハ68011 - クモハ51025 - サハ57401 -クモハ 60022
クモハ54005 - クハ55436
クハ55433 - クモハ43810 -サハ45007 -クモハ 51804
クモハ60099 - クハ55438
クモハ60113 -クハ 55405 -サハ 45005 -クモハ 60114
クモハ60107 -クモハ 60066
クハ55434−クモハ54101−サハ57402−クモハ43804
クモユニ81003
太字は製作した事が有る車輌 クモハ40077 - クハ55432

模型的車輌解説

大糸線の車輌は元身延線と中央西線低屋根車が多くサハ45は全車輌が形態違いという個性が大変強い線区です。
これらの車輌は最初はスカ色でしたが後にスカイブルーに全車統一されました。
車輌の出身区は大鉄型が多くクハ551輌を除き全車サハ57(40系車)の先頭車改造です。
(ロングシート車が多い・クモハ60は主に東鉄車が殆どです)
この線区のクハ68は元クロハ59(42系車)で狭窓がずらりと並んでいます。クモハ60はシル・ヘッダー無し車輌が多く在籍
しているので模型的には表現が難しくなっています。(PS27搭載車)クモハ43は低屋根化されています。
実際運用では4連+2連もしくは4連運用が多くクモユニ81003とクモハ40077は単車増結として編成が多かったと思います。
(クモユニ81003・クモハ40077だけの単独運転は少ないと思います)
クモハユニ64000(飯田線では有名・1形式1車輌の珍車)はこの線区で機関車代用として貨車を引いていた事が有ります。

低屋根化改造車
身延線・中央東線は線路規格が昔のままで新線の建設まではトンネル断面が小さい為に
パンタグラフが通常のままでは天井接触を起こしてしまうので、屋根部分を低く改造して対応しました。
(中央西線も旧路線は狭小トンネルで電車化に当たって路線の付け替えが多くある)
改造方法は元の屋根部分を骨ごと撤去してあらかじめ製作してあった鋼板屋根に載せ替えて
工期短縮を図っています。従ってこの改造方法だけで処理しているので寸法はほぼ同一品であり
配管もこれまたほぼ同じになっています。(偶数車しかない)
クモハユニ44800〜2はこれ以前に施工して屋根全体を作り直すという方法を取っています。
(クモハ14−800代も同じ工作方法です)
71系は最初より低屋根車・72系は低屋根改造車とパンタ交換車の両方が有ります。
115系山スカが出来た時に折りたたみ断面の小さいパンタが製作されて(PS23)
これ以降低屋根化の改造はほぼ終了しています。

平成26年6月20日 最新更新

平成26年製作品

クモハ43810

平成21年の製作以来5年ぶりの再製作となり、パンタグラフがトミックス製に変更されたり動力ユニットが72系用から103系に変わって
製品的な細かいマイナーチェンジをしています。今回動力ユニットが103系由来なのでモーターカバーの部分を作り直しています。(M−5系は同じ)
今回は身延線時代も製作しています。(転属してしばらくの期間はスカ色のまま運用)
この車輌は最後まで前面運転窓がHゴム化されませんでした。前面サボ受けも撤去されていましたが、
前面貫通扉は開かずの扉となっており通り抜けは出来ませんでした。(この部分に運転席用のヒーターを設置したため)
一応幌は装備されていましたので、幌ステーを取り付けています。前回と大きく違うのは外見ではこの部分です。


リトルジャパン製のDT12動力台車と新しく製作したモーターカバー
パンタグラフもトミックス製PS11をねずみ1号に塗装したもの
ベンチレーターはカトーの新101系で従来品より少し小振りになった物を標準使用
ワイパーはタヴァサの最新製品をねずみ1号で塗装しておりとてもシャープに見えます。

価格=51840円

価格につきましては、前回より材料価格と電気代等の諸経費の上昇をどうしても抑えることが出来ないので45000円→48000円に上げさせて頂いています。


クハ68017

大糸線に3両有った元クロハ59の内で原型に近かった車輌です。
しかしながらこの車輌も個性を持っていて、前面の幌枠が奥行きの無い薄め物(極初期に付けられた物)です。
中央西線からの転属で上記クモハ43810に良く連結されていました。

この車輌に限らず大糸線の元クロハは方転されていて床下機器の配置は偶数になっていますが、再度簡易方転で本来の奇数向きとなっています。
(元空気ダメと補助空気ダメは右側に付いていますが、釣り合い空気ダメは左側に付いているので運転室の下で交差配管されている)

価格=32400円

旧型国電の幌枠

最初に国電は元々は幌の取り付けは貫通路のみで直接座金が有って編成を越えての行き来は有りませんでした。
これが乗客が次第に多くなってくると貫通路の幌の中に乗って実際に転落事故も起きたり、まだ当時は連結作業が
それほどスムースには行かず衝突事故に近い事も有ったため、全面の強化を目的に取り付けられたのが始まり
と思います。この時は幌の長さが短縮出来ていないので少し薄めの物が装備されています。(今回の68017)
関西急電の編成 クモハ43(偶)−サロハ46−サハ48−クモハ43(奇)+クハ47−クモハ42
次第に関西方面の平妻部分は大体の車輌に付けられています。平妻だけでなく半流車にも取り付けをしていったのが
大鉄車の特徴の一つとなりました。
戦後になって大鉄を転属していった車輌はこの幌枠の部分に窓が付けられたりします。(静岡局の特徴です)
東京・関東方面は先頭車での貫通路を開けて使うという事が無いのでこの部分に幌枠の付いていないのです。

クモハ60114

当工房初めてのクモハ60製作でリトルジャパンキットの組み立て加工品になります。
キットは箱形ボディなので改造が難しくなっているために出来るだけ大かがりな加工を必要としない車番を検討した結果です。
前面手すり・屋根上パイピング加工は標準加工として製作しています。
前面助士側窓は桟をカットしてアクリル削りだし窓を嵌めています。
(先行試作車でM車で製作されていますが、製品はT車製作です。)

価格=30240円


クハ55041

こちらもリトルジャパンキットの組み立て加工品で2輌セットの相方を加工した物で本来キットはクモハ用となっていました。
大糸線では珍しい半流原型車になります。
こちらはコスト削減の為キット別売の床板は使用せずGM製の床板を少し削って使っています。

価格=21600円


クモハ40077

こちらも再製作品で前回は平成18年と8年ぶりの再製作になります。
前回は基本の組み立て+ディティールアップ加工だけの簡単製作でしたが、今回は手すり・屋根パイピング加工を標準加工としたもの
動力ユニットは過去の製作で使ってしまったので(飯田線のクモハ61003用に使っ)動力ユニットが用意出来たので製作となりました。
こちらもモーターカバーを新しく製作しています。


価格=41040円


平成25年7月5日 最新更新

クモハ51804

クモハ51−800番代は長野工場で改造されたのですが、ほぼ全部が身延線用として改造されましたが、この51804のみ最初から大糸線使用となっています。
この車輌以外の低屋根車輌は身延線から転属された車輌となっています。
製作は身延線802と同じ製作になっていますのでレジン製の低屋根を切り接ぎ加工してプラ成型品のはめ込み窓を装備しています。
ベンチレーターもクモハ52流電用を使い全体的にレベルアップを図った車輌となっています。
こちらもT車のみの製作になっています。

価格=16200円


平成23年12月1日 最新更新

クハ68011・68001

(平成23年度作品)

クハ68001・11は42系クロハ59のクハ68編入車です。こちらはタヴァサキットからでどちらも少数製作です。
クロハ→クハ化の時に戸袋窓が001は前側に寄ったため少しだけ形態が変わっています。(戸袋窓Hゴム化も小さく前に寄っている)
011はゲタ電さよなら運転でヘッドマークを付けていましたので人気の有った車輌です。
どちらも前職場が中央西線でしたのでスカ色時代が有り、クモハ43810のお相手を務めた事も有ります。
キットではどちらかを選んで製作できる様になっており、ほぼ説明書通りの組み立てとなっています。運転席は簡易全室

クハ68001

クハ68011

大きな相違点は後位側戸袋Hゴム窓の位置と大きさ、前面も手摺りの位置や大鉄ベンチレーターの有無等の違いが有ります。

助士側窓の運行灯はガラスを貼った後にプラ板を重ねて接着しています。

クハ68001・011 価格=30240円


 クモハ43804

クモハ43−800番代は3輌有りますがこのタイプは802と804が核当します。パンタグラフをねずみ1号で塗装しました。
(800が鉄道コレクションのセットで出ていてこちらはノーマル位置の運転席窓・802、804は下がり窓)

前面部分新しく製作しています。PS13パンタグラフはトミックス製をねずみ1号に塗装
パンタグラフの鋼板屋根の部分はこの屋根板専用の塗料を製作しており境界部にキャンバス止めが表現されています。

クモハ43804 価格=16200円


大糸線 クモハ54109試作品

大糸線のクモハ54−100番代は以外に少なくこの車輌も仙石線からの転属車でベンチレーターが改造されています。
試作的に1輌のみ製作してみました。(ジョーシン本店に供給します)
前面窓は成型品のはめ込み窓を使っています。

屋根板はクハ68用を2枚切り接ぎしたので屋根上配管は真鍮線に拠る配管とランナー線の併用による簡易表現です。
ベンチレーターはタヴァサ製パーツを使用しています。


大糸線 クハ55433・55437

40系サハ57改造トイレ付き車で大糸線ゲタ電さよなら運転の時はクモハ43810のペア車が55433です。
数量的にも結構仲間がいますが各車共に微妙に細部が異なっています。運転席とトイレ部分は仕切り板付き、437は簡易全室
以前の製作にはノーシル・ノーヘッダーの435・438を製作しています。

クハ55433

今回のクハ55はトイレ部分の窓幅を修正しています。前面部分は新作ですが433と437は共通になっています。
クハ55433は客ドアの種類が6枚4種類とパターンが違っていて工作上はかなりの苦心点になっています。
ドアの嵌め変えはリトルジャパンのキットより流用しています。

クハ55−430番代では最も癖の無い車輌と思われます。
433との違いは客ドアで6枚共に同じで標準型のHゴムプレスドア、そのたは多少手摺り位置が変わる程度です。
客ドアの窓はアクリル削り出しのはめ込み窓を使っています。

クハ55433 価格=32400円  クハ55437 価格=30240円


クモユニ81003 
第3版(平成23年製作品)

GMキットの組み立て加工品で平成18年以来の製作になります。
今回は湘南顔横の三角窓の窓枠パーツを取り付けています。T車だけの製作で床板は前回よりデチューンしてコスト低減をしています。
(通常のGM床下に制御器のみCS−5に取り替え)前面はめ込み窓化とHRレンズ・パンタグラフ等は前回と同じにしています。
側面窓の荷物室保護棒はキットの印刷品の窓ガラスを使用しています。(エッチングの保護棒は使っていません)
屋根上の通風器は小湘タイプの別パーツ(キット付属パーツではない)を使っています。

価格=16200円

クモハ51014・51032

クモハ51014はほぼキット通りですが客ドアの一部が中桟付きなので追加しています。
クモハ51032は身延線では良く見られた運転席のHゴム窓がかなり小さいタイプで大糸線ではこの車輌の特徴となります。

51032は前面はレジンパーツを使用しています。
今回は1輌のみの作成で試作的要素を含んでいます。

価格=各9720円


クモハ43810 合いの子流電の一族
(平成21年度作品)

阪和線時代を経て身延線から中央本線の運用を経て大糸線のスカイブルーを身にまとった最終状態の模型化です。
身延線改造として低屋根化されておりこの部分のみ鋼板屋根となっていますので、塗装が変わっています。
屋根前半は木製+キャンバス張りでしたので境界線にはキャンバス留め具がモールドされています。
工作的には合いの子流電でも一番の加工技術を要求されます。(低屋根部分)
前面は新規パーツに拠るレジン複製品、ボディは通常の切り接ぎ加工に拠って製作しています。
この車輌は最後まで前面運転窓がHゴム化されませんでした。前面サボ受けも撤去されていましたが、
前面貫通扉は開かずの扉となっており通り抜けは出来ませんでした。

後妻面はクモハ53008と同じ工作法で縦雨樋は半円のプラ棒を巻き込んで接着固定した独特の製作法です。
また通風器も撤去されてしまっているのでかなりスッキリした感じになっています。
クモハ53の合いの子流電には避雷器台座が一段高い物が付いていますが、この車輌は低屋根化された時点で
普通タイプになっているみたいですので模型でもそうしてあります。

連結相手ですが、松本区に居た車輌は(長キマ・長モト)運用に拠って相手を良く替えておりますが、
良く繋がっていた相手としてはクハ68011・001(これは中央線のスカ色時代でも)が多かったと思います。
最終状態での編成の相手はクハ55433でした。


(動力の調達方法が変わりました。)


クハ55435
40系ノーシルノーヘッダー車 キッチンキット+前面加工・床下機器加工

kitcheN(キッチン)の真鍮キットの組立加工品で客ドアと前面の違いで55435となりました。
サハ57からの改造で300→430番代となりこの番代は大糸線専用となります。ノーシルノーヘッダー車は435と438の2輌のみで
奇数向きと偶数向きの違いが有り435番は奇数向きの車体ジャンパー栓有りです。
通常は車体側面に付いている昇降ハシゴは無く代わりに正面にステップが取りつけられています。
この車も正面部分はGMキットからの加工品でまとめてあり助士側窓ははめ込み2段窓を再現しています。
内装はトイレ部分の仕切と運転席半室仕切+簡易全室仕切を追加しております。

435番は貫通扉に桟が入っているのが大きな識別点で438と客ドアの形態が異なります。

価格=32400円  


大糸線 クハ55438
 40系ノーシルノーヘッダー車 キッチンキット+前面加工・床下機器加工

kitcheN(キッチン)の真鍮キットの組立加工品で客ドアと前面の違いで55438となりました。
サハ57からの改造で300→430番代となりこの番代は大糸線専用となります。ノーシルノーヘッダー車は435と438の2輌のみで
奇数向きと偶数向きの違いが有り438番は偶数向きの車体ジャンパー栓無しです。
通常は車体側面に付いている昇降ハシゴは無く代わりに正面に手摺りが取りつけられています。
この車も正面部分はGMキットからの加工品でまとめてあり助士側窓ははめ込み2段窓を再現しています。
内装はトイレ部分の仕切と運転席半室仕切+簡易全室仕切を追加しております。

438番は435と比べて前面が少しスッキリとなっています。

床下は435と438では少し異なるので変えています。画像は438番で水タンクは屋根水槽なので取水口+送り管表現です。


クモハ51014

大糸線の偶数向き車でほぼノーマルの形態ですが、客ドアの1枚が桟付きのものになっています。
コストの関係上簡易表現に留めていますが雰囲気は十分です。トミックス動力を装備しています。

幌と内側の手摺り・渡り板を別パーツ取り付けとしています。また貫通扉の形状も一致させています。

車番インレタは貼付済み・パンタグラフPS14塗装済み・後位運転席側の客扉の桟入り・貫通扉の形状変更


T車
 価格=9720円


クモユニ81003 
第2版(平成18年製作品)

GMキットの組み立て加工品で開業当初に作成して以来の製作になります。
今回はトミックス動力の台車を加工してM車化しています。T車も床板を充実させており前面はめ込み窓化とHRレンズ等の
ディティールアップ加工をしています。但し側面窓の荷物室保護棒はキットの印刷品を使用しています。

完売しました。


クモハ43800・クハ55437

GMキットの組み立て加工品で始めて製作しました。
クモハ43800は低屋根化パーツを使用して前面はめ込み窓化やベンチレーターをカトー製別塗り品とし
屋根上ステップ・HRパーツも別パーツを使っています。パンタもトミックス製品・今回はM車のみの設定です。
クハ55437は前後面の妻板をレジンパーツを新規製作して構成しました。
437は元300番代でサハ57の改造車で前面の貫通扉と運転席と助士席窓が違うのが特徴。
但し通常の300番代用として前面を製作しているためTRの位置が少し違います。

クモハ43800 前面のTRは撮影時未塗装でワイパーも未取り付けですが製品には付けてあります。

クハ55437は横は40系そのままですが前面に特徴が有ります。TRはレンズ取り付け加工済みです。


クモハ40077

リトルジャパンモデルの組み立て加工品でこちらも初製作品です。
キットは繊細でとても良い出来ですがそのままでは微妙に違うところが有るので修正しています。
ディティールアップ加工は屋根上ステップ・HR等の細かい部分に留めていますがやるとかなり違って見えます。

クモハ40077 別パーツ化加工場所 HR・TR・屋根上ステップ・信号炎管・避雷器・幌枠・デフロスター・インレタ 


サハ45005

トイレ取り付け、更新修繕して横須賀線から転属後の姿です。元サロ45
サハはこの車以外にもサハ57等が存在しています。

サハ45005=税込み価格7560円


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