シリーズ
特製品の見本用として製作したものとオーダー作品を中心にして画像を構成しています。
見本用の車輌はその殆どがカトー密連連結としていますので特製品としての販売品と違う所が多々有ります。

現在活動休止中のキングスホビー製の旧型国電キットの主要製品群はほぼ組み立てています。

平成24年作品

流電1次形 4連 飯田線 Part−2

今回は完成画像をお届け致します。
模型加工的にはHOゲージの手法を取って製作したものですが完成車輌は当方の流電2次車と共通性が有ります。

クモハ52001
PS13で動力を装備しています。奇数向きで前面にジャンバー栓が付いています。
窓は最後に表情が変わりました末期の状態になります。
前面の箱サボや急行差し札・ステップ等殆どキット外パーツを使っています。


クモハ52002
こちらはPS11搭載で窓廻りが少し異なっているのが識別点
T車製作でキットの床板を使わずにGMクモハ52の物に台車ボルスターを作り直しトミックス製DT13台車を履いています。
床下機器はレジンパーツ構成で出来るだけ最新パーツを使用しています。
ボディパーツの交換法はクモハ52001と同じです。
流電クモハ52は他の車よりクリームの塗り分け幅が上に広く編成上はこの車輌の塗り分けが違うのが解ります。

サハ48021・48024
同じ様に見える車輌ですが違いが少しありトイレ側妻面の窓廻りに変化が有ります。
その他はあまり変わりません。
この車輌も上記クモハ52T車と同じ手法の製作をしておりGM床板+トミックスTR23台車の組み合わせです。
サハ48は水タンクに防寒カバーが無い小判型の物が多かった様です。


T車の塗装前の状態
検水用レバー等出来るだけのディティールを付加しています。ボルスターの付け方・TNカプラーの付け方は参考になると思います。


流電1次形 4連 飯田線 Part−1

以外と完成されている作例が少ないキングスホビーキットに手を加えた作品です。
今回は完成写真以外は作成中画像の公開とします。
このキットはキングスキットの弱点だった床板廻りの強度不足が有る程度解消されて最初から床板も箱組みする構造になっています。
この部分はかなり進歩とは思いますが、前面部分にはTNカプラーとなっていないため連結させるのには
相当の加工を要求されますので当方の独自のやり方ですが解決を図ろうとしています。
台車は今回トミックス製台車と動力で統一して編成美が出る様にしています。 

キットオリジナルの前面の屋根部分を付けてみた時の画像
形状としては悪くは無いのですが前面の真鍮部分との繋がりにかなりの差が出ています。
これを整形し直すにはかなりの努力を必要とします。(乗務員扉上のキャンバス止めも再現が必要)

完成画像52001  52003が後ろ側

屋根のおでこ部分はプラ板からの原型作成でレジンパーツ化して繋がりと屋根カーブの連続曲線を変えてみました。
(雨樋位置までは側板の傾斜が続いていてそこから上に向かって序々に絞っていく・国鉄VC図面からの読出し)
このパーツの裏側を削り込み屋根部分の軽量化をして重心位置が下がり走行には良い結果をもたらしています。

T車は前作クモハ43戦前型4連のやり方と踏襲しています。パンタグラフは新製品のPS11を使用
(発売が約3ヶ月伸びたおかげで製作もその分遅延となってしまいました)

サハ48の屋根おでこも同じくレジンパーツに置き換えています。

4輌全部を組み上げた時の画像・T車床板の画像トミックスボルスター対応に変えています。

一次流電と二次流電の違いについて

客室の窓が一番変化しているのは誰もが知っている所なのですが、それ以外にも僅かですが違いが有ります。
今回こだわってみた部分は屋根と前面部分との繋がり曲線で前に向かって降りてくる開始点が1次形は
乗務員扉前側の上あたりからカーブを描いて前面に繋がっています。
2次形はこの部分が少し後に後退してカーブ曲線もやや直線的な感じになっている様に思います。
キングスホビーのキットはこの部分はちゃんと表現されており前面の形状感覚は良かったのですが、
ホワイトメタル成型特有の引け感から寸法的に足らなくなっていて工作自体が難しくなるという事が予想されたため、レジンパーツ作成のきっかけを作りました。
もしそのまま作るとすればパーツを前に合わせて裏側を出来るだけ削り込みをした上で
足りない屋根の部分をプラ板で補正製作するという手法を取っていたと思います。


平成24年作品

キングスホビークモハ43系 合いの子流電 戦前編成 Part−2
(クモハ43030−サハ48033−サロハ66019−クモハ43031)

今回は完成画像をお届けします。
塗色はブドウ1号で客車と同じ物を使っています。屋根は鋼板屋根の塗り潰しと同じ塗色で調色塗料です。
塗り分け線は雨樋の所で分かれている戦後の更新修繕Uとは若干異なります。

クモハ43030(その後のクモハ53008)

T車仕様でGM製の床板と床下機器・TNカプラーを装備、パンタグラフはPS14+16組み合わせ品
配管加工はコストカットのため未加工です。

サハ48

基本構成はクモハ43030と同じ・水タンクのみレジン製のパーツを使っています。
妻面の車体ジャンバー栓受けのみ追加ディティール

サロハ66

加工内容はほぼ同じですが、2・3等の仕切りとトイレ室仕切りは塗装して入っています。
青帯は戦前の暗めの物・インレタ等の表記はこの製作の為に新しく製作しています。(大きさを変えています)

クモハ43031(後のクモハ53007)

こちらはM車仕様、運転室の仕切りのみ入っています。
車体ジャンバー栓受けを追加加工(閉)前面窓はアクリル削り出しのはめ込み窓を入れています。

この時代はテールライトはカンテラタイプで助士側だけに付いています。


キングスホビークモハ43系 合いの子流電 戦前編成 Part−1
(クモハ43030−サハ48033−サロハ66019−クモハ43031)

飯田線の合いの子流電の製造当初の姿でブドウ1号+青帯塗装で関西急電の最も華やかりし時代です。
今回は組み立て中画像をお届けします。
当初依頼ではヘッドライト・テールライト・室内灯点灯でキット完全組み立てだったのですが、
検討中に色々と問題が有る事が多いためなるべく安価で出来て確実な方法を試した結果今回の製作法となりました。

T車の製作
(サハ48・サロハ66・クモハ43030)

キット付属の床板を使う事は一見何の問題も無い様にも見えるのですが、この床板自体が強度不足で折り曲げ箇所を全てハンダで
補強固定した場合は逆に重くなりすぎるという事になり前述する電源の採取方法も絶縁不良になると思われる所が幾つも出たため
先頭車1両(クモハ43030)も含めてGM70系サロ75の床板を使ってボディにはこれに合うアングルを取り付けて
解決を図る事にしました。これで室内灯点灯やヘッドライト・テールライト点灯化加工は見送りとなっています。

アングルは車体裾から1.5ミリの位置に取り付けます。
床下機器取り付け部とTNカプラーに当たる部分にはアングルがかからない様になっています。

M車の製作(クモハ43031)

やっぱり未加工のままだとどこかにズレが生じてしまいます。

基礎的な部分は前回製作したクモハ53007・53008と同じ加工法で工作精度の向上を図っています。
こちらのロストパーツも同じで取り付け用の羽根を削って調整した上で0.15ミリ洋白板をハンダ付けしてから
再調整してやっとボディとの接合作業に移ります。これだけの作業で2両20時間程度はかかってしまいます。

この時点で内面のバリは全て落としています。

組み上げた状態・こちらはT車仕様

画像では示せていませんが屋根上のランボードは高さ調整にかなり苦労しています。
またパーツ上の問題でハンダ付けがほぼ出来ない部分なのでゼリー状の瞬間接着剤+スプレー硬化促進剤で組んでいます。


平成23年度作品

クモハ53007・008
キングスホビー キット

このキットは過去に数回取り組んでいましたがストレートで組み上げるには少し問題が残っており今回製作では
その部分を根本修正出来るかどうかの検討をしてから製作に入りました。
基本的にはほぼキットに近い組み方をしていますが組み立て精度が上がり大きな訂正をしなくても出来るやり方になっています。
キット内のクハ47009・68400は組み立てをしていません。

パンタグラフ部分は現在の標準であるカトー製品の合成品になっていて取り付け部分も塞いでから穴開けとランボード位置を決める
やり方で配管加工はしていません。キャンバス押さえのみ追加をしています。

一見何も問題が無い様には見えますが組み立ての際に前面のロストパーツと真鍮ボディとの繋がり線が一致していなかったのです。
原因はボディの曲げ具合と下の窓枠パーツとロストパーツとの間の僅かな差異が有りこれが元で雨樋の線と
屋根カーブ線・下裾線のどこかが不一致になっており今までは屋根線に修正を入れていましたがこれでも下裾線は材料的に
足りない部分が出てロストパーツを有る程度削り込む事で目立たなくなっていました。

塗装を施したつなぎ目部分の拡大画像
(前面窓はアクリル削り出しのはめ込み窓)

屋根のカーブ部分は完全には一致しませんので有る程度の削り込みをしますがパテ修正しなければいけない程では無くなり
雨樋との連続線も大筋で一致する事が出来ています。
工法はかなり複雑な作業を要求され0.1ミリ単位での微調整に1日以上を要するものですが位置決めは出来れば
その後の修正作業にかかる時間を大幅に少なくできて身体的負担が少なくなります。
(基本的このキットは修正にかかる時間の方がはるかに大きく、その分神経を余計に使っています)


平成23年度作品

クモハ52003・004・005

二次流電は平成18年10月の製作以来となりますが、前回はジョーシン向け専用品で出来るだけコストを抑えた作品だったので
今回は私自身が思っていた前面部分の形状を作り直してどこまで形状的に近い物を作る事が出来るかという挑戦をしています。
一応前面部分の図面を持っていたのでかなりの参考となりました。但しボディの基礎部分(GMキット)は変えられないので
如何にして従来ボディとの接合をきれいに見せることが出来るか(全体プロポーション)がカギと思います。

クモハ52005

一次流電と同じ様に下がり雨樋に改修されたタイプ
編成相手006を戦災で無くしているので紆余曲折の上で大体はこの編成(003・005)に落ち着きました。
今回作は前面部分を新規製作してGMクモハ52ボディに切り接ぎ加工をしたものを基本としています。
現在標準として使える技術を全て投入しており前面の斜め窓もはめ込み窓化されています。
床下機器も一部パーツを新作の物に切り替えてあり今後の標準車輌となる様な製作を心がけています。

クモハ52004

二次流電では連結相手がサハ48034のためその部分だけ本来の編成の息吹を感じます。
更新でパンタはPS13に交換されキャンバス止めの形も他車から見れば変形だらけの車輌でも有ります。
一時期はクモハ52001と組んだ時期も有ります。現存している二次流電でGMキットはこの車を元に作られています。
一見GMキットのままに見えますが、雨樋等全てやりなおしており003との僅かな違いが有ります。


キャンバス止めは屋根部分では無く妻面の通風器の上に客車の要領で止められています。

クモハ52003

流電編成の豊橋向きで二次流電で前面にジャンパー栓受けが付く唯一の車輌で
今回作はこの車輌を動力付きとしています。車体的にはほぼ原型に近い形になっています。
動力ユニットは103系用を台車履き替えすることによって製作しているので性能は以前と同じになっています。(M−5系)
TNカプラーは旧型を装備しておりスプリングバネの新しいタイプの物は台車干渉が判明しているので使えない事情が有ります。

車体ジャンバー栓受けが付いており、急行用サボ受けは撤去後の姿です。

動力の手配はどうにか付けられましたが、依然として厳しいので極少数しかご用意出来ていません。


平成23年度作品

クモニ83103

今回の製作品は従来製作していた物と大筋変わりませんが、出来るだけコストを抑えて提供出来るかがテーマでも有ります。
前作より進歩した部分は三角窓の窓枠が入っています。M車の設定は今回有りません。


平成23年度作品

サハ87001(1輌のみSP)・組み立て品も有ります。

1輌のみの製作で下廻りはカトー製品で内装も装備されています。ボディは一体成型ではなく80系1次型の物を使用
2次流電編成を作る時に必要な車輌でセット販売をしないので単品車輌となっています。

反対側の出入り台は未塗装ながら仕切り板が入っています。

  


平成23年度作品

サハ75102・106(102は1輌のみSP・106は組み立て品)

102はこちらも1輌のみでサハ87と同じくカトー製下廻りで内装も装備しています。今回のこの車輌の為に旧ロザ座席を製作しています。
106はTNカプラーの標準装備のノーマル製作品で52004の編成に入っていました。


平成23年度作品

サハ48034・48031・48029

今回の製作品は車体幅と屋根カーブを2次流電に近い物とするためキットの妻板は使用せずに
流電用を改造して使いクハ76の屋根板を2枚切り継いで製作しています。上記2車輌と同じで下廻りカトー製下廻りで内装付です。
こちらも各1輌のみの製作で合いの子流電の元編成か2次流電貫通編成をもしもで組むことが出来ます。

48029

下の画像は下廻りの装備法でボディと妻板の関係やTNカプラーの固定法、床板の装着感を見る事が出来ます。
今回製作のサハの下廻りはこのやり方です。

48031

48034


平成22年度作品

飯田線 クモハユニ64000 リニューアル製作  

ボディはおなじみのタヴァサキット工作で前面はレジン製パーツでフルパイピング加工されています。
前回作品よりレベルアップを目指して製作されており、今回は台車がL・J製の物(DT12台車)に変更されています。
今回は内部を全て塗装してます。(運転室と荷物室は薄緑色・郵便室と客室は茶色・屋根はクリーム1号)

茶色は見本用として製作した大糸線時代のクモハユニ64000

大糸線時代のクモハユニは内装部分の作成と内面の塗装をしています。


平成22年度作品

飯田線 クハユニ56011 

タヴァサキット工作で前面はレジン製パーツでクモハユニ64000とほぼ同様ですが、今回は内装パーツを新しく装備しました。
今回は内部を全て塗装してます。(運転室と荷物室は薄緑色・郵便室と客室は茶色・屋根はクリーム1号)
また各室の仕切り板も装備して簡易ですがモールドも有り塗装もされています。
ペア車はクモハ54106

床下廻りは出来るだけディティールを入れています。水タンク廻りの配管も再現しています。
上記のクモハユニ大糸線時代と同じ内装仕切り・内面塗装を施しています。


平成22年度作品

飯田線 クハユニ56012 

上記クハユニ56011と同じ製作法で内容もほぼ同じになっています。
ペア車はクモハ53000

クハユニ56011・12は都合3回目の製作ですが仕切り板と内装・内面塗装を施した物は初めてのリリースで
評価が良ければこのスタイルを標準化していく予定です。


平成22年度作品

飯田線 クモハ54129  

この車輌の製作法は従来よりの方法で製作されています。(切り接ぎ加工品)
40系半流車クモハとしては2作目に当たります。
なお床下機器は全てレジンパーツで構成されていて、機械のほぼ全てが再現されています。
屋根上はフルパイピング加工、パンタグラフはPS11タイプにてまとめています。

前面の幌枠はクモハ53007と同じく少し前方に出ているタイプで今まで表現しにくかった顔です。
このタイプは本来チャンネル材を折り曲げて製作されたタイプで内側はコの字になってますが模型にするときには
そこまでの表現は不可能なので現在取りうる限りの表現をしています。
画像では判りにくいですが、客扉は全てアクリル削り出しのはめ込み窓になっています。


平成22年度作品

飯田線 クモハ54106  

クハユニ56011のペア車として製作しました。
製作法は上記車輌と同一方法で前面がクハ68420と同じになっています(運転席Hゴム・助士側が下がり窓)
40系半流車クモハとしては3作目に当たりますが129と同一ロット製作です。
クモハ54−100番代としては飯田線少数派の偶数向き車輌で運用上なかなか前面が出てこない車輌です。

前面部分のアップ画像と床下機器の組み上げ状態画像
前面の運転士側は前方にも手すりが付いている珍しいタイプですが、この部分での増解結が多いため誘導員の為の物と思います。
床下機器はほぼ全てがレジンパーツでの構成で主要機械類は取り付け済みです。


平成22年度作品

飯田線 クモハ53000  

クハユニ56012のペア車として製作しました。
単なるGMキットだけでは済まないだけでなくペア車としてのバランスが同じレベルになる様にしています。
こちらもT車ですが動力装備準備加工をしています。

基礎はGMキットですが、そのまま組み立てると奇数車に限定されますので、屋根配管類を全て削り落として前面も作り直しています。
パンタグラフはPS13でPS11より載せ替えられていますがその他はほぼクモハ43の原型に近い状態です。
この車輌も運用中は前面が出にくい車輌でした。


平成22年度作品

飯田線 クハ68420  C仕様

クモハ54129のペア車で半流40系同士はこのペアのみでした。(戦前旧国廃車直前)
クハは床下のディティールが少ない分内装装備して内容充実車としています。

若干の違いは有りますが、クモハ54−106とほぼ同じ顔立ちになっています。
この編成は当方で残っていた40系半流クハ車の未製作車だったので機会が有ればチャレンジしたいと思っていた車輌です。
これで前作のクハ68414・412とこの420で40系半流クハの製作が全て出来たことになります。


平成22年度作品

飯田線 クハ68412  

クモハユニ64000のペア車で飯田線半流車でも珍しい東鉄顔はこの車輌のみです。(戦前旧国廃車直前)
412は前回製作とほぼ同様ですが細かい部分でのマイナーチェンジが有り内装装備車としています。

前面窓はアクリル削り出しのはめ込み窓で助士側は2段窓化されており上下で窓ガラスの段差が有ります。
飯田線では珍しい東鉄顔ですが、以前は幌枠を装備されていました。

こちらも出来るだけの機器配置をしています。
内装の装備はこの床板の上に0.5プラ板を塗装後に接着してレジン製の椅子パーツは接着固定しています。
トイレ窓も表現方法が変更されています。


平成22年度作品

飯田線 クモハ61003  

リトルジャパンモデルの大幅加工品です。前面はレジン製パーツでHゴム窓はアクリル削り出しはめ込み窓
幌枠もロスト製品+幌支持ステー台座表現・屋根上はフルパイピング加工、パンタグラフはPS11タイプに交換しています。
キットから製作する際には最も加工しにくい車輌になると思います。

後位前面のアップ画像で幌枠には窓付きの物を装備してその上に幌支持ステーとその支持枠・幌も薄型を付けています。
簡易方転された車輌ですので、床下と屋根上配管が一致していません。


クモハ53007 合いの子流電の一族
リニューアル版(平成21年作品)

昭和52年の流電廃止以降に常に人気の有ったおなじみの車輌のリニューアル版となります。
前回では至らなかった部分を中心にして出来る限りの変更を行っています。
基本的な製作法は同じでクモハ52の切り接ぎ加工+レジンで前後面を複製したものを取りつけています。
従って細かい部分にかなりの手を加えていますので工作密度は前作よりかなり濃くなっており、模型精度も向上しています。
客扉は真鍮製からLJMのキットからコンバートしており均質性等を確保してはめ込み窓ガラスの精度もアップしました。

前面は新しくパーツを起こして最終形態の凹みHゴム窓がハッキリと解るようにしました。
幌枠も作成の際に再検討して少し長いタイプの実車に近い感覚を持たせる様にしています。
(実車の幌枠は前面部分がアングル状になっていて技術的に成型困難で有るのと
幌枠内側の手すりのスペースが無くなるので敢えてこの部分は見送っています)

パンタグラフ廻りと後面は完全に変わっています。
まず後面妻板は元キットのプレス鋼板ドア→木製ドアに変換してキャンバス止めが付いていたのを削除して
屋根上部分に付け直しています。パイピングは近年取り入れた少し浮かし気味にして
直線的な工作では無く滑らかな曲線が出る様に心がけています。


クハ68400
リニューアル版(平成21年作品)

前回製作品よりも製作精度の向上を目指して製作しました。
前回との変更点は内装関係と床下機器の適正化加工です。
ペアを組んでいる53007と釣り合いが取れるようにディティールアップが施されています。
前面部分も新規パーツを起こしてレジン複製したもの取りつけており助士窓の上がり窓感も良くなっていると思います。

屋根上のガラベンはカトー新101系の小さい物を使用+ガラベン台座を取りつけています。

床板はサイズがほぼ同一のクモハ52の物を使用しています。(前回品は客車35系用)
床下機器はハンドブレーキホイールの表現や給水口・検水コックも再現しておりより細密感が出ています。
細かい部分では主タンクも作り替えています。左側の画像は内装の運転室仕切で茶色に塗装して入れています。


クモハ53008 合いの子流電の一族
(平成21年作品)

こちらももう一方の雄もう1輌の合いの子流電です。さよなら最終運転ではこの車輌で運転していましたから
こちらの方が実車写真が多かったりします。
張り上げ屋根から普通屋根に直されたりしてはいますがこの車輌としての個性はそれなりに有ります。
53007よりは加工点は少ないのですが、普通屋根にされたとき雨樋の配管にはこちらは気を遣いました。
田宮0.14プラペーパーを0.4ミリに細切りして縦管に繋がる部分は半円のプラ棒を巻き込んで接着固定しているので
この車輌とかの張り上げ屋根から加工された車輌の特徴的な部分を再現しています。

この車輌の前面も新規作成で凹みHゴム窓になった最終形態です。

パンタ廻りの配管はこちらの車輌の方が複雑で若干の熟練が必要です。
配管止めはボナファイデのエッチングパーツを使用しました。真鍮線は0.25ミリと0.4ミリを使用しており
パンタカギ外し線は0.1ミリ線を使用しています。
いずれの真鍮線も現在では入手困難品になってきていますので
これから先はこの様な表現が材料的に難しくなっていく傾向に有ると思います。


クハ47009
(平成21年作品)

クモハ53008のペア車で32系クハ47の原型車です。

この車輌はそれほどの大改造はされていない模様で大きく変わっている点は運転士窓が木枠から鋼製窓枠
(4隅にRの付いた物でHゴム支持では無い・このタイプの窓は案外多い)に変化している位です。
水タンクも防寒覆いの無いタイプでこれも数量的に少ないし電池箱もつり下げる枠が違います。(古いタイプ)
模型的にはサハ48の片方の窓を埋めて乗務員室ドアを設置したオーソドックスな加工法で、付属の側板交換法では有りません。

内装は今回全部作り替えを行ってスケール感の良い感じにして、運転室仕切も全室の最初からあるタイプを作成して取りつけています。

前面の部分は仕切り板に干渉しますのでその当たる部分は内装床板を設置していません。
今回の内装パーツは旧国専用でボックスシートの通路側部分は斜めにカットしてあります。(良く乗られていればお解りですね)


クハ47011
(平成21年作品)

昭和27年に火災消失したモハ30の復旧名義車ですが、ほぼ新製車輌です。
ですのでその当時の設計思想がこの車輌にも現れていて水タンクが中央になり、ブレーキシリンダーが後方にずれています。
様は70系の基本レイアウトとほぼ同じでありブレーキシリンダーが70系では2個になっているくらいの違いです。
車体は側面はそのまま32系ですが、屋根が低くなっていて模型でもそのあたりは表現して101系用の屋根板を使用しています。
前面と後面の妻板はそれに合わせて新製しています。また切妻車体なのでキャンバス止めが屋根と妻板の境界に付いています。
模型では台車を振り替えた後の時代を再現しています。(TR23を履いています)

昇段ステップは運転室側面では無く、前面に付いているのが他車と異なる点でヘッドライトも台座式です。

クハ47011ペアは主にクモハ61003でした。


クモハ50008
平成20年作品

キッチンキットを初めて少数量産にチャレンジしてみました。
基本的にはキットのままで十分に通用する内容ですが、前面の窓形状に一部差異が有る場合が多いのでGMの前面を加工して
取り付けています。こうする事で前面の顔の表情は有る程度統一出来ます。
当然の事ですがクモハは全て屋根上パイピング等の細密加工が必須となっています。
今回はドアの形状がキットのままだと50008にしかならなかったので次回以降バリエーション製作となります。

前面はクモハ43の両方木枠タイプに運転席部分を一段削り込みを行ってエッチング製のHゴム窓モールドパーツをはめ込んで
いわゆる”凹みHゴム窓”の表現を行いました。当然アクリル削り出し窓を入れています。
昇段ハシゴと手すりのモールドは廻りのリベット表現も一緒に削除してしまう事になりますので敢えて未加工です。
何でも全て細密化すれば良いという方向では無いという事がおわかり頂ければと思います。


クモハ42011 
平成19年作品

RJMキットにディティールアップパーツを多数取り付け加工して完成させました。
細かいところでは幌の伸縮棒も取りつけています。
この画像の車輌はTNカプラーではなくカトーのボディマウントを加工して取りつけています。

この車輌にはキッチンのロスト製の幌枠パーツ(窓付き)を付けてさらに幌はカトーキハ82系用の薄いタイプを上に貼り付けています。
キットそのままでもかなりの出来ですが、旧型国電お約束のディティールアップ加工を加えてやるともっと良くなります。


クモハ43015+クハ68414
平成18年作品

クモハ43015は基本GMキットそのままですが、有る程度アップグレードすればかなり良くなります。
クハ68414は40系半流車で(窓の数と大きさがクハ68とは異なります)GMキットは存在せず空白の車輌となっていました。
クハ68の前面と側板の加工+屋根板を新しく製作する事によって出来ています。

クハ68414の前面助士側の窓は中桟付きの窓ですがはめ殺しで開けることが出来ない窓で420・412との違いです。
クモハ43015は模型的に言えば53001とほぼ同じですが、出力増強をしていないので、
床下機器の抵抗器などに違いが出てきています。


クモハユニ64000+クハ68412
平成17年作品 
クモハユニ64000は平成15年作品

1車輌1形式の64000と最後の2年間のお相手68412です。
64000はタウァサのキットのディティールアップ品で68412はGM51+40系ベースです。
68412は飯田線では珍しい東鉄車で機器配置が逆になっていてトイレ窓が狭くなっています。
模型では両者とも前面はめ込み窓(アクリル削りだし)と内装装備です。


クモハ53007
平成14年作品

合いの子流電第2弾の53007です。先の53008と同じ時期に組み上げていたものの時間が無く今回の製作となりました。
最末期の縦雨樋を追加された時代で無くてそれ以前の昭和52年以前の状態として製作しました。
GMの流電切り接ぎ工作とトミックス動力で今回内装を付けていません。

クハ68400

53007の相手68400を製作しました。この車輌はTNカプラー加工をしています。
内容的には他車とほぼ同様でフル仕様となっています。


クハ47009
平成14年作品

この4輌の中では一番工作的には軽かったのですがそれでも床下機器や前面窓ガラスのアクリル削り出しに拠る
はめ込み窓化など基本工作はしっかりしています。
内装は運転室に手ブレーキハンドルや、センターポール・運転台等をモールドしています。

クモハ53008

合いの子流電のクモハ53008は動力を組み込んだ為に内装や床下には手が加えられませんでしたが、
パンタ廻りに関してはHOゲージモデル並の細密表現をしています。


クハユニ56012
平成14年作品

タヴァサホビーハウスのキットを基本的に組み立てた物です。
キット自体がしっかりしているのでボディはそれほどの追加工作はしていませんが
床下や内装を中心に工作を充実させています。


クモハ53000
平成14年作品

元関西急電42系の出力アップ車です。
この車輌は床下機器の充実と前面とパンタ廻りを特に充実させました

53001とは電気側・空気側の配管が逆向きで電車自体の向きも前面が正面同士を向く様な格好になります。

クモハ53000 床下機器のズーム画

出力アップ改造(MT15→MT30)でクモハ43と多少違う床下配置で機器も変わるため
他車を参考に機器並びをしています。床板は旧型客車のものを使っているため通常の溝型台枠とは違います。

今後このシリーズは少しずつでは有りますが製作を進めていきます。

レイアウト上での撮影は別ページに掲載しました。

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