Part−6

次回以降に掲載する車輌の為にページの構成を変えています。
過去の製作車輌は下にリンクを貼って別ページとしました。
この3〜4年の間に製作数が増えてきています。

最新更新日 平成29年10月20日

クモユニ74 3形態(0・100・200)

クモユニ74はモハ72からの改造で車体を新製して出来た郵便・荷物の合造車で0番代の基本形・増備の100番代・0番代からの改造車で200番代
新旧形国電に併結が可能な装備を備えています。
(0番代は111系等の新旧切り替え・100番代はプラス80系との併結・200番代は115系の抑速制御)
カツミのチャレンジキットからの加工でキットにはやや問題点が有るもののある程度のディティールアップを行う事で
通常のメーカー完成車輛よりもより高いグレードで作成をしています。
またこの車輛も一部のパーツは無いので自作を迫られる部分が有り誰でもこれと同じ様な車輌が出来るとは限りません。

0番代は全車が前面にRが付いており、大目玉250Wライト装備で奇数向き・偶数向きに分かれています。(昭和40年製はシールドビーム車)
後にこの番代から200番代への改造車が出ておりこの組み立てに関しては初期の頃という設定にしています。
キットはこの辺りの表現はないのでそのまま製作すると0番代にはあまり向いていません。
(キットはどちらかと言うと100番代のRが無い切妻車が向いています)

100番代・200番代の完成画像

10月20日

100番代

80系との併結を目的に製作されたグループで111・3系と80系の統括運転が出来る様になっています。
ジャンバー栓も80系用が付いており特徴的なのはこの番代のみ切妻車(車体の角が5R)の食パン形状となっています。
初期配置は名古屋中心で多くは大垣配置で静岡→中京地区→関西地区での走行が主でした。

200番代

200番代のオリジナル車で避雷器とパンタグラフをPS16に交換された末期の状態にしています。
この頃になると連結相手が113・115系だけになっているのでジャンバー栓ホースの受け線が旧型の部分が無くなっています。
この番代のみ屋根上の引き通し線が少しだけ異なっていてホイッスルも屋根上に来ています。

抵抗器の耐寒カバーは仕切りのみの再現と簡略化しました。
このパーツはエッチング製品としては有りますが高価なのでコスト削減の意味も大きいです。



100・200番代の製作中の画像

9月20日

途中画像は0番代とほぼ同じなので省略して組み立て完成画像で番代違いの形状の解説とします。

100番代

名古屋以遠の電化完成に合わせる形で中京地区用として7輛が改造されて0番代とは違っている点は完全切妻車になっているのが
大きな識別点で全車がシールドビームを装備しています。この点ではキットのシールドビーム車仕様がほぼ近い形状と言えます。
模型では初期の形では無くもう少し後年の姿として避雷器をLA15iに変更しています。
パンタグラフはPS13のままですが床下のジャンバー栓が80系との併結機能がある為にこの部分が変わっています。(エンドウ製のロストパーツ使用)
床下部分の加工写真は無いのですが、0番代も含めて胴受け部分も含めて1ミリの床板のかさ上げをしているので
80系用のジャンバー栓部分はかさ上げをしない形で製作しています。(パーツは+1ミリのかさ上げがしてありネジ止めになっている)
反対側の妻板に付いている栓受けは通常の単栓2個と旧フクシマの小型車用を使って表現しています。

乗務員扉の手すりや昇降用ハシゴと屋根上手すりはキットには無い追加加工した表現です。
細かい部分では前面窓の下に有る換気用の窓蓋や連結器上のステップの網目板もキットには入っていないパーツです。
完全切妻車ですがエッジが立っているという事では無いので少しだけ角を落としています。

200番代

高崎・上越線用として同じ年代に製作された始めの8輛と100番代から追加改造された3輛の合計11輛が有ります。
こちらは旧型の制御80系の他に新型の111系と115系の抑速制御も出来る様になっています。
なのでかなり後年になるまで観られた車輌でも有ります。
模型的には最終状態でパンタグラフがPS16に変わった姿で表現しており、スノープロウ装着など一番パーツ代がかかった車輌になっています。

妻板は後位の栓受けが115系と同じものが付いています。(この頃には80系との併結は無いので栓受けが無い)
ホイッスルが屋根上に移動して耐寒カバー付きになっています。


塗装中の様子

8月20日

画像は外装の黄かん色の塗装ですが、その前に内面の薄緑色の塗装をしてからの工程で内側からのマスキングテープが見えています。
黄かん色は基礎塗装なので少ししっかり目に吹いており、屋根部分の少し下地が見えているのと差がある程度解ります。
雨樋部分はこの後にマスキングしてその下に細い帯状の緑2号があるのが正しい塗り分けです。

緑2号を塗装中の状態

まだ仕上げ塗装をする前の中途段階の画像で塗膜を作っている状態の時に撮影
この後修正も含めると10回程度の重ね塗りをしています。
塗料の濃さは最初は薄めに2回程度、この画像の時はかなり濃い状態にして5回程度吹いています。

完 成 状 態

クモユニ74 0番代としての初期状態で再現しています。
偶数向きの製作をしていますので前位側にはジャンバー栓受けが無く後位に栓受けがあります。
チャレンジキットにある程度のディティールアップ加工をしているので完成販売品よりも高いグレードでの仕上がりとなっています。
塗料の黄かん色+緑2号の湘南色は自己調色品で昭和30年代頃に使われていた少し濃いめの色調での作成をしています。
この番代は後に200番代への改造車が有り東海道筋から高崎を中心とした上越向きの配置に変わっています。
72形改造の荷物・郵便車輌はこのクモユニ74から始まっています。

パンタグラフはPS13の初期のままで碍子は3段→2段に治して取り付け高さ調整をしています。
避雷器は初期装備のLA12丸形で取り付け部がちゃんとあるので結線してあります。
床下機器は黒く塗っているのであまり目立たないのですが、72形よりも変化しており新規作成パーツが必要でした。
屋根上の配管は参考写真を元にしており、トイレの上に有る小さな突起は臭気抜きを後で設置した為この位置に出ていました。

次回は100番代と200番代の組み立て中の画像を予定しています。


7月20日 更新

まずは基本形の0番代の組み立て状況をアップします。

まずは前面の製作から始めています。(3輛共工程が同一なので作り分けをしながら一気に6個製作)
キットは大目玉1輛・シールドビーム2輛だったので、
丁度3種の作り分けが可能だったことで初めから企図して3形態としたわけではありません。
床下器具は仮配置している画像でエンドウ製の72系用を付ける様に説明書には有りましたが調べていくうちに
パーツセット内に無い物が約1/3に及んでいる事が判明して一部はエコー製を使用、パーツとして無い物は自己作成しました。
なお床下器具の取り付け板はただの1ミリ厚の板なのでパーツセットのネジは不適なので1.4ミリの皿ネジで固定する為(ねじ頭を出っ張らせない)
全部の穴に皿ネジ加工が必要でこの後に相当苦労する事となります。

キットでは連結器もメタル製のダミーの為ロスト製の胴受けとカプラー取り付け座を付けています。
手すりも前面の小さい物と窓下の手すりのみ付属品として付いています。
ですので連結器の上に有る踏み台やジャンバー栓、側面の乗務員手すり・昇段ハシゴ等は作るか別売品を使います。

床下機器の配置

取り付け板は1ミリ厚の無垢の真鍮板なのでネジで器具を固定する場合は既存のビスでは出っ張ってしまうので全部1.4ミリの皿ネジでの固定に変更しました。
当然器具板は穴開けの後に皿ネジ加工が必要でこれに時間がかかります。
(エンドウ製の器具取り付け板は140ミリ有り長過ぎて台車に接触するので使えません)
床下機器もエンドウの72系用を使いますが全部入っている訳では無く足りない機器はエコー製を有る物は使いどうしても無い物は自作しました。
(画像では高圧ヒューズとA動作B中継弁が写っていますがこれ以外に弱め界磁の新型・3連スイッチ・電池箱・4連ヒューズ箱・メインスイッチ等無い物が多く有ります)
なお長さも制限が有るので全部の機器を搭載するのには無理があり一部省略しています。

箱形に組み上げるそのものは比較的楽に行えます。
基本の完全切り妻からR付けの作業だけがやや難易度の有る工作です。


パイピングの下書きで母線とアース線もパンタ台とランボードの間を通る様になっています。
(必ず下書きをした上で工作に入ります・そうで無いと配管止めの穴を開ける場所が決まらなくなってしまい不安定な工作になってしまいます。)

パイピング加工を半田付けで終えてからメタル製パーツを瞬間接着剤で止めていきます。
屋根のランボードの端は半田を盛ってから削り落として整形します。
この画像のLA12は参考取り付けで本取り付けではありません。ベンチレーター類と最後に付ける物です。
この段階では配管がちゃんと繋がるかどうかの確認の為に付けています。(エコー製はちゃんと取り付け穴が付いています)

前面の手すりはキット付属ですが、前面のRを作ったりその上に有るキャンバス止めは別パーツ・別工作で連結器上の踏み台も網目板で作成しています。
乗務員室扉横に有る昇段ハシゴはエコー製品を使用、避雷器は初期なのでLA12丸型となっています。
前面のRの作成はまず前面裏側の半田付けを少し盛り気味で取り付けて真鍮地に穴が空いても良い様にしておきます。
それから少しずつヤスリで角を落としていきますが雨樋もモールドされている為慎重に行い最終はバローベの#6で仕上げの面取り、
その後にペーパーで360番からRになっている部分の平滑化をして1000番でフニッシュをします。その上からキャンバス止めを半田付けします。
ランボードの加工の後に配管加工はそれらが終わってからでその後に各種の接着材での取り付けをします。
表面の加工が終了してから車体の内側の加工をします。
手すりや配管は半田付けで出ている部分を全て削り落として平滑にします。これは書くと簡単ですがかなりの時間を使います。
内面部分の塗装対象なので外装部分と同じ磨き処理をして洗う時もナイロン筆で細かく残った削りかすを取り除く必要が有ります。

この車輌は3輛共に電装(点灯加工)をしていません。


更新日 平成29年4月20日

マユ33・スユ42・スユ二60 Part−7
谷川製キットの製作と加工

キットは昭和50年代に発売されていた物を現在の客車レベルで製作するという事と
この内の1輛を扉の開閉加工をするという事で製作を開始しました。

マユ33 扉開閉加工施工車

この製作シリーズの最後は一番の難加工で有ったマユ33の紹介です。
表題通り位側扉は開閉加工を加えています。(前位側は引き戸の為無加工)またこの部分のテールライトも点灯させており天井から配線してあります。
実車は32系車(32800の一族)で16輛製作されて1輛が戦災廃車となった後に一部は改造され100番代を名乗っていますが
外観に変更部分が有ります。昭和46年までに全車廃車となりました。従って近代化工事をあまり受けていないという判断で完成させています。
完成当初は郵便マークの有る部分に投函口が付いていた模様で戦後に変えられていると思います。

開閉側のテールライトは遮光が不十分で完全に漏れ止めをする事が出来ませんでした。
(ドアの開閉取り付けを優先したためライトケースが極端に短くて収まりが非常に悪かった)
昇段ハシゴの上に付く取っ手は平行になっていなかったみたいなのでその様な取り付け方をしています。

室内塗装は近代化改造工事をしていない車輌に多いブラウンニス塗りにしています。客扉との塗り分けは0.2ミリ板を張っているため
比較的容易に行う事が出来ます。(しっかりマスキング作業を行えば良い)
客室側の出入り扉は通常の木製ドアと考えて保護棒付きやふさぎ窓ではありません。
(後位側は車掌設備があるのでこの部分は通常ドアである場合が殆どです。)
戦後からかなり末期までは後位側の貫通扉は無く、扉も古い木枠ドアが付いているので、それまでの車輌が軽量アルミ製か鋼製ドアに
変わった時点で余っていた物を流用した物と思われます。前位は当初より取り付け済みの為変更は無かったと思います。

床下廻りはかなりアッサリとしています。車体中央み見える突起は暖房用の蒸気トラップと流し管でこれは機器が少ない為よく目立っています。


マユ33に関しては今までの注文で製作した車輌の中ではかなり手間のかかった車輌であると思います。
当初予測していなかった妻板廻りの全部を加工をする事になったり、
妻板の歪みを補正して強度確保の為に扉上の三角部分を自作しなければいけなくなったりと大工事の連続でした。
まだ不具合部分は多少有るのですが(テールライトの遮光処理不十分等)
なりよりもこの問題多きキットにしてほぼ歪みの無い車体を製作出来た事は大きいと思います。

長い間このシリーズにお付き合い頂いて有り難うございました。
この製作に於いては昔のキットはこの位手間をかけないと良い感じにはならないと改めて痛感しており
技術的な部分で大変良い勉強になったと思います。(通常以上の労力が必要)
まだこの車輌とは趣が違う未発表の車輌を製作しておりますのでよろしくお願いします。

マユ33・スユ42・スユ二60 Part−6
谷川製キットの製作と加工

キットは昭和50年代に発売されていた物を現在の客車レベルで製作するという事と
この内の1輛を扉の開閉加工をするという事で製作を開始しました。

スユ42 14〜16の完成画像

スユ42は大きく4タイプに分かれており14〜16は初期の1〜13に改良を加えたタイプで3輛のみの製造です。
更新修繕で明かり取りの小窓がHゴム支持に改修されて以後電車の郵便車と同じ様なスタイルに改造されています。
この時に電動の大型送風機が床下に設置されたため電源の確保の為に電池箱・車軸発電機の増設が行われて床下周りが変化しています。
模型はこの時代の時を再現しており小窓Hゴムの表現をどうするのかという所が製作のポイントの一つになっています。

天井付近の明かり取りの小窓Hゴムはエコーモデルの電車用の行き先表示灯の丸型を車体側に寸法調整してツライチに嵌まる用に加工しています。
文字で書くのは簡単ですが、10個以上を同じ寸法で削り出していく地道で大変な作業ですが、出来上がるとかなりすっきり感が出ています。
郵便マークのある窓は本当は下半分が完全な磨りガラスで上半分が半透明窓なのですが、この部分は省略しています。
乗務員用の引き戸ドアは鋼製の郵便車に良く付いている物に貫通扉は鋼板製Hゴム窓の物にしています。

床下廻りの画像
ある程度までの簡易な配管加工をしています。

この車輌が中程度に加工時間のかかった車輌となります。
調べ物もどちらかと言えば多い方で床下機器の配置は色々と悩んだ部分です。


マユ33・スユ42・スユ二60 Part−5

谷川製キットの製作と加工

キットは昭和50年代に発売されていた物を現在の客車レベルで製作するという事と
この内の1輛を扉の開閉加工をするという事で製作を開始しました。

スユ二60の完成画像

スユ二60の完成画像です。
室内灯とテールライトを点灯させた状態での撮影を行っています。
室内灯は12V通常電球を使用しており0.8ミリの厚紙(片側はコーティング)で天井を作成して回路もその紙に直接搭載してある程度の簡略版ですが
機能としては充分です。電球の固定にはエポキシ樹脂で裏側を固めています。
天井はアーチ状にしているのではめ込むだけになっています。なお室内灯に定電圧回路は入れていません。(天井の塗装をこれで省略している)
テールライトは低輝度のLEDを直列に結線してCRDを入れて3V以上は同じ明るさになります。またTR消灯スイッチが台車のボルスター近辺に設置
してあり室内灯とTRはコネクター接続でメンテナンスが容易におこなえる様なっています。(床板とボディの分離が簡単になる)
車番と表記類はインレタを特注して貼付しています。車番に対しての所属表記も製作想定の年代と一致させています。
これくらいやると調べ物も相当な量になっており、製作する事前にちゃんとどこをどうするかという製作設定をちゃんとしなければいけません。
またこの3輛の製作は製作図面という物を自分で理解する為に必ず描くようにしており、これが次に作る場合の参考にもなります。

各扉には取っ手(引き戸用と開き戸用)を付けています。内装の一部は取り付けておりこの車輌は車掌室のドア近くに手ブレーキハンドルがあり
仕切り板に半ボックスシートが付いています。郵便室は見えないので内装は付けておらずトイレと洗面室の仕切りが入っています。
(従って室内灯の明かりが見えない様になっている)
荷物室保護棒はえび茶色の塗装を施しており設定としては昭和30年代に一度更新修繕を受けた後の設定にしています。
雨樋の形状はキャンバス止めの部分に漏斗用のパーツを作成してヤスリ成形して雨樋縦管に繋がる様になっています。

床下は器具取り付け板を介した一般的なやり方ですが、一部に配管加工をしてあります。
水タンクは郵便車輛に多い360Lの物(フジモデルパーツ)に検水コック等を付けています。車番は2桁ですが、電暖が付いています。
(実際的に電暖と蒸気の両方の暖房を持っていても2000番代に改番されていない車輌はかなり有ります)
魚腹台枠のチャンネルはフジモデル製のパーツを使用しています。
車輪もスポーク車輪に交換しているので全体としてはある程度は簡略化されているディティールアップ作品になっています。

この車輌も車掌室ドアは開き戸で開閉出来る様にすれば良いのですが、閉めた時のストップ位置や妻板とドアとのクリアランスが確保出来なかったのと
仕切り板が車体の内側に有り、手ブレーキハンドルがデッキ上に有るので寸法的に接触するという事が組み立てながら判明したために見送りになっています。
従ってデッキ下ステップは通常の長いものが付いています。床面には手ブレーキチェーンを誘導してハンドルの下まで送るパイプの表現と
デッキステップ下に付いている蒸気トラップが割と目立つので取り付けています。
(チェーンは現在は安価に入手出来ないので取り付け見送り・1/350艦船用のアンカーチェーンとして出ていますが昔の数倍はします)

このスユ二60が3輛の中で最もライトな製作になっていますが、基本的な部分は全て含まれています。
この車輌の参考資料としては車輌史編さん会の61形客車がかなりの良い資料を提供してくれています
図面を読める方で有れば配管基本図(蒸気・電気・空気)はかなりの参考になると思います。

徹底的に模型化をするので有れば、台枠の継ぎ足しの構造やその実際の写真が豊富に載せられているので、
下廻りの深追いも可能ですしボディの加工方法もおのずとこうすればというアイデアの生まれてくる書籍です。

製作方針とコストとのバランスについて

この位のディティール作成をすると車輌キットよりも別途のパーツ代金の方が
高くなってしまいます。
元箱は4000円と有ったので(昭和50年代頃の価格)
台車を含めると約4〜5倍のパーツ代がかかっており取り付けの手間もかかっています。
今回の組み立て作業は床板は取り付け板を介した一般的なやり方ですが
もし台枠組も配管加工をちゃんとした場合はボディよりも床板の加工の方が
加工数が相当多くなってしまいますのでこの辺りは総予算との兼ね合いになります。
車輌史編さん会の資料本はこの辺り図面が満載なので、空気配管だけで無く
蒸気配管のトラップ位置や電設配管・水揚げ配管やその取り付け器具も含めて解ります。

マユ33・スユ42・スユ二60 Part−4

谷川製キットの製作と加工

キットは昭和50年代に発売されていた物を現在の客車レベルで製作するという事と
この内の1輛を扉の開閉加工をするという事で製作を開始しました。

車体の塗装

車輛全体の組み立てが終了してすぐに車体と床板の塗装に入ります。
まずはプライマーを内側と外側の2回吹いて一晩乾燥させてから作業に入ります。
(プライマーはマッハ製の未着色の物を2倍程度に希釈して使用)
当方の場合は特に指定が無ければ内側からの塗装をして窓やドアの開口部をマスキングしてから外装部の塗装をします。
今回は荷物車系統なので古典的なブラウンニスの仕上げと薄茶色の塗り潰し塗装の表現になります。
マユ33の真ん中の仕切りが休憩スペースでトイレもここに設置されています。

マユ33

左側がスユ42 右側がスユ二60の内側の塗装
スユ二60は車掌室が無く少し奥に入ったところに仕切り板が有りデッキ部分と車掌室は共有スペースになっています。
スユ42は2枚連続した狭い部分がトイレと休憩用のスペースで前部が締め切り郵袋室になっています。

スユ42                                      スユ二60

内装の塗装が終われば、窓、ドア等の開口部をマスキングして外装部分の塗装に入ります。
ブドウ2号の塗装は1日がかりでまず塗膜を定着させる為の薄めの吹きつけ→しっかりと塗膜を作って下地を見えなくする為の塗装を3回程繰り返して
乾燥を待って埃や不純物の混入やインクスポット(塗料が固まった物が余分に出て出っ張っていたりする)チェックをして研ぎ直しをします。
これは少なからず必ず発生しているので、この時に必ず補正作業をしてやります。1000〜1500番のペーパーで研いでやりその部分は
薄く再吹きつけを行い削った部分の塗膜修復をします。塗膜修復は深い場合は10回以上行う場合もあります。
(この作業は実車の塗装作業でも良く行われています、そのまま塗りつぶすと塗膜は厚くなりすぎてボテッとした塗装表現になってしまいます)
修正塗装の後に少し薄めの塗料で全体塗装をして完全光沢塗装の状態にしてこの状態で1晩置いてこの日の作業を終了します。
光沢塗装をした車体は僅かな歪みも見えてしまうので最終確認的な意味もありますが、この後に少し荒吹きをして半光沢の状態にして一応の完成となります。
写真の状態の後に屋根をGMダークグレーを吹き付けますが、キャンバス+砂の滑り止めの表現に最後に砂吹き処理をしています。

この後に屋根の塗装と細部の色入れ、ドアノブ等の最後の取り付けパーツを足して窓ガラスと保護棒を入れて電灯関係の処理をしてから
トイレや休憩室の室内装備を入れれば車体の完成となります。

床板の塗装中の画像はありませんが基本的には車体と同じ方法で処理しています。
屋根上のベンチレーター等は別処理でプライマーの吹きつけの後にGMねずみ1号で塗装

次回はスユ二60の完成画像です。

マユ33・スユ42・スユ二60 Part−3

谷川製キットの製作と加工

キットは昭和50年代に発売されていた物を現在の客車レベルで製作するという事と
この内の1輛を扉の開閉加工をするという事で製作を開始しました。

マユ33

今回製作品の中で最も製作が困難だったマユ33です。
この車輛のみ戦前期の32系丸屋根車(32800)で車体の更正だけでなく丸屋根部分と妻板部分の屋根カーブが全く一致をしていないので
妻板の屋根との繋がり部分を全部削除してからデッキ部分の寸法調整を全部やり直しの上で片側(後位側)にはドアの開閉機構(今作の目玉工作)
を組み込みでテールライトも点灯させて天井部分も全て自作してボディ側だけで開閉機能を完成させて床板にはデッキステップだけを付けて
見た目だけでなく機能的にも実車と同じ構造を持たせる事にして整備のし易さも追求しています。

妻板の製作画像

丸屋根部分との寸法やドアの高さや車体裾とのバランスはとても悪くそのままで組み上げるのは無理と判断しました。
試行錯誤を重ねて丸屋根部分と妻板は完全に1セット1輛分をいじり倒して整合点を出した結果、妻板の屋根との接合部分を全て削除して
折り妻も少しだけ修正して付け直してから貫通扉とテールライトケースを半田付けしてやります。
当然屋根の絞られた部分にも大改修工事が必要で前後のヘリの部分は全て削り落としています。
(これで屋根絞り部分の屋根カーブを変えられるだけで無く、それから続く工作上の必要な部分でこの部分で片側約1.5ミリの寸法誤差をほぼ解消出来る)
貫通扉はフジモデル製を使用(35系用の窓高さの低いタイプ)妻板の厚みの表現の為0.5ミリ角線で一段下げています。
それからドアヒンジの製作に取りかかります。真鍮パイプを上下2つに分けて半田付けですが、下段は床板の当たり具合をこの段階で調整します。
妻板のデッキ手すりの付く所の裏側に設置しているので外見上はヒンジギミックは見えない様になっています。
前位の引き戸は少し加工をして取り付けています。(そのままではテールライトケースに当たるので調整が必要)ステップもドア側に取り付けています。

ドアの取り付け

開閉用のドアはフジモデルのパーツを使っています。ヒンジの真ん中の部分をドア側に半田付けしてスムースに動く様に調整してから真鍮線を通して
上下の部分を半田付けで止めてしまえばドアが開閉できる状態になります。

車体の組み立て

車体側も予め更正作業を行ってからデッキドアの上の天井部分が無いので作成してやります。
(前・後位両方作成して強度保持と妻板との位置関係を正確にします。ドアははめ込むだけで止まる位になります)
マユ33はこの部分に仕切り板が有るので作業的には幾分が楽に行えます。ドアのストップ位置の当たりには0.2ミリ板を足して
これ以上外側に出ない様な構造になっています。仕切り板はエコー製を加工して使用しており貫通扉もエコー製です。
屋根の上側には角穴を付けていますが、テールライト用の電線が通る穴でデッキ部分にもライトの点灯回路が入ります。
この車輛の後位側だけが引き戸構造をしていないドアだったので必然的にこの車輛での大工事となった次第です。
車体組み立てが終わってアングルの取り付け作業をしていますが車輛中央部に仕切り板が付いているのが見えます。
この部分が休憩室やトイレの有る部分でこの構造は10系の郵便車でも同じ形態をしています。
アングルの取り付け治具は半田付けの影響を受けにくいアルミ製で1.0・0.5・0.4・0.3・0.2ミリの板を切り出して製作しています。
これにアルミ製のスペーサーを組み合わせて使います。この方法で工作すると内寸の寸法と取り付け深さをかなり自由に設定出来るのが魅力です。
(但し車体裾の歪みが発生してしまうとアングルの取り付け位置も狂うので、最初の更正作業が非常に大事な事が解ります)
今回は谷川製キットの為治具は全て新しく製作しました。(フジモデルやエンドウ製とはネジ穴の位置が内側に有る為)

床板の製作

端梁は今回エコー製の物を後位に一部調整して取り付け、前位はフジモデル製パーツを選択して取り付けています。
マユ33は休憩室の上に水槽が有り床下に付いている器具はそれ程多くは有りませんが、無い分蒸気トラップがかなり目立つパーツになります。
屋根水槽なので弁装置や水揚げ用の付加タンクも有りません。

車体の完成画像

前位側のドアは引き戸の為デッキのステップがないのでドアに直接取り付けています。
妻板の雨樋は戦後の更新改造で殆どが丸管樋に直されています。

後位側ドアの開閉状態

ドアを開けた状態の時の位置関係が狂っていないのが確認出来ます。
台車車輪はスポーク車輪に交換しています。

この車輛は3輛の中で一番時間がかかった車輛で最初のスユ二60の5倍程度かかっています。
特に後位側の部分は試行錯誤をしながら進めていった部分で構造的にしっかり組み上げるのには
これくらいの加工はしないと強度も保てないので(屋根部分だけで妻板の直角を出すのには無理がある)
何もかも手を加えてやらなければ完成出来ないという必然性から出た物ですがいい勉強になったと思います。

車輛形態としては戦後に更新工事を受けて前後ドアを交換されて貫通路にも扉を付けた姿にしており、昭和43年頃までは見られたと思います。
(荷物用のドアはオリジナルのままになっています)


マユ33・スユ42・スユ二60 Part−2

谷川製キットの製作と加工

キットは昭和50年代に発売されていた物を現在の客車レベルで製作するという事と
この内の1輛を扉の開閉加工をするという事で製作を開始しました。

スユ42 14〜16

車体の更正方法は前回のスユ二60と同じで切妻車なので工作法もほぼ同じですが大きく異なっているのが明かり窓と窓の一部がHゴム支持に変更
されているのですが、プレスのモールドにはなっておらず別パーツの封入も有りません。
従ってこの部分は自分でモールドを付ける必要性が有り700ミリ窓は0.3ミリの真鍮線(丸線)をジグを作成して窓周りに直接半田付けをしています。
郵便車特有の明かり取り窓はそのままではどうしようも無い為、エコー製の電車Hゴム行き先表示灯用に近い寸法の物が有ったので
窓枠をそれに合わせて全部の窓寸法を調整して最後の仕上げにはめ込みが出来る様にします。
これも文章にすると1日有ったら出来ると思われるかもしれませんが窓の調整だけで5〜6日かかっており普通ではあまりやらない大工事と思います。

郵袋室側のまだ車体更正を行う前の画像です。

セロテープで仮止めをしていますが、外した場合はやはりハの字に開いています。
車体裾を基準にしてどれくらいの誤差が出ているかの確認で側面で両方に0.8ミリずつ、屋根部分で0.5〜8程度の開きがあります。
このままではとても取り付ける寸法差を解消する事が出来無いので屋根カーブを変えて側板部分はなるべく同じ程度になる様にします。
ちなみに妻板の幅が床板の幅とがほぼ一致しているので妻板の幅に合わせてやる必用性があります。

車掌室側は妻板の屋根縁の部分を削除してボディの内側にはめ込む様にしています。
これはドアのパーツ幅がそのままだと足りないのでこれも必然的に加工を迫られての事です。
こちら側はテールライトの点灯加工をするためにエンドウのテールライトパーツを付けています。

屋根カーブを修正して両妻板を付け終わった時の画像で、車体裾がピッタリになっていて歪みの少ない車体になっています。

Hゴム支持窓への加工

車体にはHゴムのモールドがありません。
なのでまず窓の内側がきれいに入るプラ製のジグを作成して真鍮線折り曲げのガイドにして0.3ミリ線を曲げてHゴムモールドを作成します。
700ミリ窓はこれを半田付けしてモールド作成、
明かり取り窓はエコー製の電車Hゴム行き先表示灯用がはめ込みしても完全に入り込まないギリギリの大きさに開け直して
最後の仕上げの段階で塗装して接着固定する工作法を取っています。(右画像にはめ込み枠を想定装着しています)
これも加工するためにジグを作成して均質化加工をします。これが大工事でかなりの神経を使う加工で時間もかなり必要です。
(左右合わせて全部で13個を同一寸法で仕上げ直すのはかなりしんどい加工です。)

ボディの完成画像


車掌室側デッキ部の近撮画像

雨樋の処理の仕方はスユ二60と同じ、デッキ手すりはまだ未取り付けですが後で付けています。
デッキ扉は妻板に段差が出来たのでその部分は調整して取り付け、ステップもその部分を調整しています。
キャンバス止めはほぼ曲げ直して実態に合う様にやり直しています。
雨樋は改造された後でも角樋のままでした。

床板と床下機器の取り付け加工

スユ42は電動の送風機が付いており、電池箱やヒューズ箱が多くちゃんと事前に下調べをしなければ配置位置がずれてしまったりします。
製作レベルはスユ二60と同等で簡易な配管加工を施しています。
スユ二60は割に単純でしたがこのスユ42は色々な機器が後付けされているので位置関係や機器の配置を調べるのに苦労しました。

エンド部分のズームアップで基本的には43系電暖車の配置で連結器台座はボディに干渉するので切り分けて使っています。
妻板の縁の部分の床板は足りていないので端梁を前進させて取り付けを行っています。

車体の組み立て完成時の画像

今回の製作はマニ33・スユ42・スユ二60と3輛の同時製作ですが、車体完成までは一つずつご紹介の予定です。
一つ一つの車輛毎に工夫点が有りますので参考になる部分も有ると思います。


マユ33・スユ42・スユ二60 Part−1

谷川製キットの製作と加工

キットは昭和50年代に発売されていた物を現在の客車レベルで製作するという事と
この内の1輛を扉の開閉加工をするという事で製作を開始しました。

車体の更正作業

今でも良く有る事ですが、谷川製キットの場合はプレス不良が多く車体の歪み補正が必須作業になります。
また古いキットの場合は現在と構成が変わっている場合が有りそれを変えた場合には大工事になりやすい事が多いと思います。
今回もご多分も漏れず大工事と超大工事の製作車輌となりました。

マニ33・スユ42・スユ二60の掲載方法について

1車種当たりの画像枚数がかなり多いので1車種ずつ工作を先に出してその後に塗装中の様子と完成した画像とに分けて掲載します。

スユ二60

 

この車輛は前期型と後期型が有り、模型は前期型の様で荷物車なので後部の出入口は引き戸で扉を開けるとすぐに手ブレーキハンドルが
有るのが特徴的で車掌室はこのデッキとの供用部分になっています。

車体をパッケージから出した状態の画像でまだ屋根カーブの修正も何もしていない手つかず状態のもので、この状態からのスタートになります。
ここから屋根カーブを大きく深めにして側板がハの字状態になっている部分を折り曲げ機や手製の折り曲げバーを使って修正します。
屋根カーブはステンレス製の13〜20ミリパイプを使って妻板のカーブに近くなる様にして
側板は車体裾線がほぼ一致をするまで根気よく作業します。大体この作業だけで2日位は時間をかけています。
面倒なのですがこの作業をするかしないかで仕上がりに多大の影響が出ます。(組み立てた時の歪みや不一致をここでほぼ解消します)

最終的にはこの位まで修正してやります。まだ妻板と車体の線が完全に一致はしていませんが、ここで大事なのは車体裾線が一致している事
これで車体の組み立て歪みがほぼ出ない状況にもってくる事が出来ます。
合わない部分はどうするのかと言うとこの妻板部分にはキャンバス止めが後で付くので半田でこの部分を盛って補っています。
妻板は先に工作を終えていて点灯加工用にライトケース付きのエンドウ製の内嵌め式のものを付けていて、貫通扉はエコー製の物を
一段下げた状態にして半田付けしています。乗務員出入り口はキットの扉に車体裾に一致するステップをこの状態の時に付けておきます

画像はある程度まで補正してこれ以上は難しいという所で3点の半田仮付けをしたところです。
屋根の頂上付近は0.3ミリ程度の誤差、屋根の肩がどうしてもこの位は空いてしまいます。(0.8ミリくらいの開き)
但し車体裾線と車体幅は合っているのでこれ以上やってもどうにもなりません。またここから無理に屋根部分を削り込んで合わせようとした場合は
出来上がった時にこの部分が不自然に凹んで見えてしまいます。
当方ではこの部分を半田盛り上げで埋め込んでしまうというやり方で修正しています。

床板と床下機器の製作

床下廻りは特徴的な魚腹台枠と荷物車用の小さい水タンク・両端に寄った機器類がお解り頂けると思います。
この手の車輛は車体中央に郵便作業室や休憩室が有ります。
今回の製作は予算に少し余裕が有る為蒸気トラップ等の普段付けないパーツや配管加工を簡易で行っています。
端梁廻りはフジモデル製を使用、一応付けられるパーツ類は全部付けています。
ライト類の消灯スイッチは後部側台車の間に車輪の障害とならない様な加工をして取り付けます。

車体の組み立て完成した時の画像

車体の組み立てを最優先でしたためこの時には上の画像の床下製作はまだ始まっていない時に撮影しています。
シル・ヘッダーはキットの物からKS製洋白帯板へ、キャンバス止めは1.0ミリの真鍮線を折り曲げて車体の屋根カーブに合うように製作して
妻板に取り付けた後に盛り上げておいた半田との一致をさせています。
書くのは簡単ですが削って修正するよりは難しい作業になります。

雨樋の取り付けはキャンバス止めの部分にもう1枚の板を張り重ねてその部分を立て管と一致するように漏斗部分を作成しています。
屋根上の手すりは車体に対して平行に付いていますが、これは戦後直後の製作車輌によく見られるタイプです。
後部妻板にも尾灯かけや妻板ステップが付いていたりと予算に余裕の有る製作法になっています。
画像では見えていませんが、エコー製の仕切り板が中に半田付けされていて荷物室と郵便作業室・車掌部分とちゃんとディティールが入っています。

今回の製作はマニ33・スユ42・スユ二60と3輛の同時製作ですが、車体完成までは一つずつご紹介の予定です。
一つ一つの車輛毎に工夫点が有りますので参考になる部分も有ると思います。


平成28年9月20日

関西急電 サロハ66016

タニカワ製の完成品の更新作業です。

送られてきた時は台車は違う物、床下機器無し、連結器無し、塗装の一部が禿げている状態ですが、全体としてはまだ状況の良い方でした。
これを普通の状態に戻してやるという更正作業としては一番基本的な事柄なので一応アップ対象にしました。
まず台車をTR34に交換して床下機器を取り付け板を介しての取り付け(台枠の表現やブレーキ引棒の追加)妻面廻りで幌等の改正
連結器の台座も無いので台座の追加をして床板は前の塗装をはがしての再塗装をしています。
車体で追加加工をしているのは屋根の再塗装・サロハの仕切り板とトイレ部分をプラ板で追加加工と窓ガラス交換をした程度です。
若干の加筆をする程度ですが、良い更正になったと思います。

元はキットで単独で組んだものでは無く編成として完成させて特製品として販売されていた物の片割れと思います。
従って当時のプロの方が組み上げた物なので組み立て・塗装は良く出来ています。
作成した内装は仕切り部分だけなので画像では見えにくいのですが、トイレ部分が見えないだけでも十分と思います。
(なので連結器が無くドローパーの穴の部分が有るだけになっていて床下は見えないのでサロハとサハは省略対象になっていたと思います)
外装もハッキリ解るのは幌の交換ですが、これも枠だけを茶色に塗装していますし渡り板を付けたりしているので実際はこの部分は良く目立ちます。
(元に付いていたのはプレス製の昔の物で外枠もまだ付いていない時代の物、半田付けされていましたが少し浮いている状況で簡単に外れた)
床板廻りはほぼやり直しの状況になっていますが、スカート付きの為裏返しをしない限りはあまり目立たない部分です。
台車は古いDT10が付いていただけで無く車輪も10.5と11.5が混在していて完全に錆びていた為走行にも支障があった為です。
(これは何回か転売されて元の台車が失われて有る物を現物で誰かが付けたと思われます)
等級表示と青帯はオリジナルのままで茶色の部分は一部タッチアップ・屋根はGMねずみ1号で上塗りしています。
(鋼板屋根用のHO塗料は作成していないので近い色として採用しました・本当はもう少し明るくて青みの有るグレー)


当方の基本的ハンダ付け工作法
ハンダ付けは全て同じやり方では無く、ボディと前面等の主要接合には錫50%のハンダを使い
細かい部分には60〜70%のハンダを使い分けてはんだごては電子用の汎用品で60W 1本でほぼ事足ります。
ハンダに関しては各種揃えていて錫40〜80%で約5%刻みで使い分けをします。
低温ハンダでは110度融解というグレードも使っています。
ステンレスは基本的にハンダ付け出来る物とそうでない物がありどうしても無理な場合も有ります。
(全部出来ないという事ではないが、無理にすると歪みの発生原因となり強度も低いので実用に耐えないと思う)
補助工具としては、厚いベーク盤が定盤の代用品・アルミ製のクリップ2種類とセロテープがパーツ等の仮固定材です。
ちなみにフラックスも普通に売られている物で模型専用品というわけでは無くほぼ通常で入手し易く価格的にも安くなります。
フラックスは水で濃度調整をして綿棒等で塗った後に水拭きして塩が出て接着しない現象を有る程度防いでいます。
接合は無理矢理合わせて削り込みで合わせるすというよりは出来るだけ無理の無い範囲で修正を加えてから
より接合後の段差が出ない方法で継いでいます。

箱形ボディを修正しているときの画像例(マクロ撮影しています)
車体はキハ58系で撮影したものです。
(修正は比較的早期からしていて平成17年の都電6000系にはすでにやっている)

仮合わせをしてみた時の画像
屋根カーブの曲線が異なるので中心線の部分になるほど段差が出ています。

ボディ部分の屋根カーブに修正を加えた後に仮合わせをした時の画像
(全面も少しだけ修正をしています)
屋根部分の全体に渡って段差の減少が見られます。画像では少しだけ左側に寄っていますが結合時点では解消しております。


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