Part−3

最新更新日 平成24年12月20日

エンドウ 旧製品 キハ10・17の動力床下の載せ替え加工

80年代の製品で動力が完全に固まって動かなくなっていた物を床板を完全新製して走れる様にした加工です。
ボディにも有る程度のダメージが有り最初は塗り直しも視野に入れていましたが、出来るだけオリジナルに近くなおかつ
スムースに走らせたいという事から現在入手可能なMPギア+LN15モーターの組み合わせです。
(床幅が32ミリなのでEN−22も搭載は可能です)
キハ10の方がダメージが大きく錆びている部分はその部分だけ塗装を剥がして部分塗装をして修復しています。
また窓ガラスがオイル汚れがひどいのでこれは張り替えをして対処しています。
一部のパーツの欠損等も有りましたがパッと観た上での違和感が無い様に心がけています。

旧製品の動力更新について

やり方としては他の方法としてそのままパワートラックに付け替えるという方法も有ります。
今回のケースでは真鍮板を32ミリ幅の物を買ってきてそこからMPギアーの取り付け加工をしています。
(こういう工作ではボール盤の能力の大きさが大きな時間短縮に繋がります)
現在のエンドウ製の別売動力ユニットはそのままでは入らないので何らかの工夫をしない限りは取り付けほぼ不可です。
昔のインサイドギアーは油が完全に固まって動かないだけでなく部分腐食でギアの歯が欠損している事も多いです。
モーターの復活をオーダーされる事も多いのですが、ローターの電機子が傷んでる場合は交換するより方法が無い場合
もかなり見受ける事が出来ます。(昔のモーターでも有る程度は持っていますが新品は無い)
今回は昔の物を現在の水準で楽しむというひとつの方法です。

183系 0番代 モハユニット(モハ182・183)
KSモデルキット

Part−2

Part−2は完成画像をお届けします。
今回より塗料のうちクリーム4号を自己調色の物としました。
塗料グレードはマッハ模型とほぼ同じ系統でシンナーも有る程度共通しています。
赤2号はマッハ模型の物を使っています。屋根の銀色はプラスチック用の上にクリアーを吹いています。(クーラーがトミックスプラ製です)

実物は画像よりもクリーム4号が鮮やかに見えます。
室内を下塗り用のベースクリームを吹いてからクリーム4号の上塗りをしているためか塗膜は従来より薄くなっています。
(室内色は貫通扉と同じ塗料です。新幹線のクリーム色よりもう少し白が強い感じです)
パンタグラフは今回エンドウ製品を選択・パンタ碍子は1段分を削除して取り付けています。
カプラーはACEカブラー取り付けとしました。


183系 0番代 モハユニット(モハ182・183)
KSモデルキット

Part−1

Part−1は車体の組み立てと動力ユニットの作成と床下機器の取り付けです。
フジモデル・KSキット共にキット構成はシンプルで最低限の材料だけなので、
その他のパーツを足して行くという事が(パーツのセレクション)が非常に重要で良いモデルを作るカギとなります。
反面全てのパーツを付けていくという事はそれだけ時間とお金を使うという事なので(パーツセレクション自体にも時間がかかる)
注文製作の場合はこのあたりのバランスを保つ事が大事と考えています。
今回もディティールは深追いをせず有る程度まででまとめています。

車体の組み立ては雨樋は洋白線に交換し屋根端のキャンバス止めもカーブに合わせて曲げ加工をしてからハンダ付け
車体端もRを付けておきます。貫通扉はエコーの電車扉の曲がりを取った物でコストダウン・
妻面ダクト・幌・貫通路渡り板・アンチローリングダンパーはまだこの段階では付けていません。
また妻面手摺りやトイレ臭気抜き窓・床下ジャンバー栓類・トイレタンク等は省略しています。
車体を組み立てた後に配管の配置図を車体に直接罫書きを行います。

モハ182の屋根上配管が完了した時の画像
クーラーランボードの下を潜る引き通し線は0.6ミリ線で全て1本で曲げ加工をして引ききっています。
クーラーランボードはエコー製品で足ピッチは8.5ミリが大体合ってきます。
パンタ母線は0.5ミリ・空気作用管は0.3ミリ・パンタカギ外し線とアース線は0.2ミリ線でそれぞれ個別に付けていきます。
割ピンは0.5×0.2真鍮線を加工とエッチング製品の使い分けでパンタカギ外し線は浮かせて取り付けます。(但し簡易表現)

AU72クーラーはトミックスの物を使用しています。塗装前で大体のパーツを付けた画像です。
パンタグラフや貫通幌は塗装が終了して最後に付ける事になります。
画像には出ていませんが動力はMPギアー+EN−22の構成で床下機器はそのものが手に入らなかったので、
各種直流電車の床下機器を統合して取り付けています。(大体3種類を統合しています)

HOブラスキットのパーツ入手について

最近パーツ類の入手状況が非常に困難になりつつ有ります。
メーカーも有る程度の数が揃わないと再製作をしていない模様で特に床下機器の選択にかなりの影響を及ぼしています。
従ってこちらで有る程度の在庫キープをしておかないと製作自体が難しい場合が多くなってきました。
これは大阪だけでなく、関東方面でも同じ状況の様で現在KDカプラーは欠品だらけとなっています。
今回の床下機器もKS+エンドウでMP用183系用は入手出来なかったので似た物で代用したりしています。

平成24年4月20日

キハ11 寒冷地初期塗装
フジモデルキット

Part−2

今回は完成画像をお届け致します。基本的に前回作キハ24と同じ塗装法です。
旧気動車色の初期塗装ですが、マッハ模型の物は旧陸軍のカーキ色に似てかなり濃いので、有る程度調色しています。
それに合わせて屋根色もGMダークグレー+ねずみ1号にしています。

初期塗装ですが、円盤標識等の細かいパーツは取り付けを見送っています。
乗務員手摺り等は最後にタッチアップでの塗り分けです。

幌は大体ですが後位側に取り付けをしています。


キハ11 寒冷地初期塗装
フジモデルキット

Part−1

こちらもフジモデルキットでLN14モーターを付けて両軸駆動をさせています。
今回は車幅が通常よりもかなり狭いので床下機器配置やウエイト搭載に少し工夫が必要です。

このタイプは寒冷地仕様でエンジンとラジエターが耐雪カバーで覆われていますので有る程度の簡易表現とメンテナンスに
支障の無い範囲に置いて薄板の真鍮板から切り出して折り曲げ加工の上でモーター部分と前部ウエイト部分を覆う様になっています。
モーター部分は床板に直接のハンダ付け、エンジン部分は床下取付具の方にハンダ付けして楽にメンテナンスが行えます。
MPウエイトは小型車用で少しだけですが幅詰めをしています。
床下パーツの大体はエンドウのパーツを使っています。

車体組み立て完成画像
屋根上に載っている箱状の物はタイフォンの耐雪カバーで初期の頃は付いています。(後年に撤去して床下に移動)
床下機器は耐雪カバーとウエイトが有るので一部パーツの取り付けをしていません。
ウエイトを取り付けているので牽引力と登坂能力は先のキハ24よりは優秀です。

室内の仕切りと内装は装備を見送っています。但し室内灯用のホルダーはこの時点で取り付けて直ぐ装備出来る様にはしています。
製作の方向性としては細部ディティールの追求をせず基本的なパーツの取り付け装備に留めています。
但しボディの雨樋や雨水よけはKSモデルの帯金で表現上の直しをして単純な手抜きにはなっていません。

キハ11のパーツ選定
方向性として製作コストの削減と細部追求はしないという方針の下で製作をするにあたりました。
しかし全く付けないというわけにも行きませんので、基礎的な物と次もし追加改造となった場合に合算して
結果的に高くなってしまわない様に有る程度付けた方がモデルの満足度が上がる物は取り付けをして
製作費と車輌ディティールのバランスが極端に悪くならない様に心がけています。
またメンテナンスがし易い様な組み立て法をその車輌毎に考える事も重要です。
MPウエイトは重量的な部分では大したことは有りませんが、重心降下が期待出来ます。

平成23年11月20日

キハ24 極寒地形 フジモデルキット

Part−2

Part−2では塗装工程(下地〜上塗り完成)と完成画像をお届けします。
下地はまずプライマー吹きをして一晩乾燥の後にアイボリーで内側と外側それぞれに吹き付け塗装をします。
内側部分は外部の影響を排除するために窓にマスキングをして床板部分はベニヤ板にて塞いでいます。

この段階で不具合の有る部分を再修正して研ぎ直しを行ってから本塗装に入ります。

マッハ模型製のクリーム4号(調色)、朱色4号・屋根はGMダークグレーを砂吹き、ベンチレーターはねずみ1号で
ボディ塗装の後に別塗装で取り付けとなります。手摺り等の塗り分け部分は筆塗りとなります。
前位側のジャンバー栓ホースは後付品で曲げて完成です。

本塗装は数回に分けて塗装しておりますが、塗膜は薄目に仕上がっています。
完全光沢塗装に少しだけ粗め吹きを施していますが基本的に反射光で廻りの景色が写り込みます。

床板は気動車用グレーで半光沢塗装で落ち着かせています。LN−14モーター装備で牽引力はそこそこ有ります。
ウエイトは模型バランスの考慮で取り付けをしていません。


キハ24 極寒地形
フジモデルキット Part−1

フジモデルから以前出ていたキットを組み立てる際に牽引能力を考慮して電車並に
LN14モーター+MPギアー4軸駆動にしています。現在LN14は入手難の為この部分は以後LN15系に変わると思います。
全体で大きく変えたのはこの部分ですが有る程度の追加パーツを入れて極端にディティールが落ちない様にしています。
まずは基本組み立て部分を見て頂きたいと思います。

キットの床板をモーター部分を切り抜き加工とモーターマウントのネジ穴加工を一番最初に始めました。
車体に付く手摺り類はこの時点で曲げ加工をします。線径は0.4ミリで通常よりも細い物に変えています。

前面と本体ボディはプレス打ち抜き部分のバリ取りと磨き出しをしてからボディ本体とのすりあわせを行います。
そのままだとボディ屋根曲線と前面部分が合わない事が多いので前面に合う様にボディを少しだけ曲げ直しをして修正をかけます。
打ち抜き部分のバリ取りはこの段階でした方が後々楽になります。(ガラス入れの時隙間が出来たりします)

床下機器は日光製+エンドウ製キハ28用で両軸仕様なので後位側のタンク・機器類はカットして取り付け板にセットしています。
スカート部分に補強とスノーブロウ取り付け台座を兼ねて0.5ミリ板を重ね貼り、その上にジャンバー栓を取り付けています。

前面部分とボディとの接合状況
乗務員ドアの出ている部分をガイドにして接合面のすりあわせ作業をしているところで
最右画像は片側の仮付けをして実際に合っているかの確認をしています。この後に全部ハンダ付けとなります。

ボディと床板の組み立てが終了して床板を付けて全体的なチェックをしています。
ボディの雨樋は洋白の帯板(1.0×0.4)にしてエンド部分はハンダを盛り上げてから削っての表現です。


平成23年5月20日

オロハネ10 山陰仕様 Part−2
フェニックス模型キット 組み立て加工

今回は完成画像です。
内装も取り付け済みですが、室内灯は準備工事だけで配線用の穴は有りますが未取り付け状態での出荷です。
トイレと洗面所の窓ガラスは田宮の透明プラ板をすりガラスにして取り付けています。窓桟は銀のテープです。
車番はオロネ10とオハネ12との合成で貼付して番号は5となっています。

内装部分の取り付け画像
ロネ部分はカトー20系ナロネ21の内装、ハネ部分寝台は種車のオハネ12より持ってきており内部塗装済みです。
車体中央の室内仕切りはキット付属の物を当初よりハンダ付け、車端部の仕切りはプラ板からの作成になります。
細かい所で画像上見えていないのですが、喫煙室と給仕室の仕切りと座席も同じく表現・取り付け済みです。
洗面所とトイレのモールドは取り付けを見送っています。(床板固定ネジ部分にかかるため)

塗色は編成を組むという前提でオハネ12に近似させています。
調色はかなり苦労で、青15号は通常より紫を強くしており屋根はNゲージの現行品485系か165系の屋根色に近い感じです。
クーラー・ベンチレーターはGMねずみ1号にして存在感を出しています。
ロネ部分のHゴム窓枠は塗装をしてから(専用色作成)ゴム系接着剤での取り付けをしているので塗り乱れは有りません。

床下はつや消し黒で塗装していますが、リーターダーで伸ばして使用して半艶消し位になっています。
KDカプラーは8番を使用して幌の部分より少しだけ出る感じになっています。
室内はクリーム色(調色)をボディ全体に下地兼用でなっている部分にさらに仕上げ吹きをしたものです。
10系は晩年には内装パネルはほぼクリーム色になっていて製造当初と若干異なります。


オロハネ10 山陰仕様 Part−1
フェニックス模型キット 組み立て加工

こちらのキットは80年代の発売が初めだったと記憶しています。当時として少し高めの価格設定だったため自分では手が出せずじまいで
今回依頼されて初めて製作しました。つい近年にフジモデルからも出ていたので少しだけですがやりやすかったと思います。
内装パーツ類はトミックスオハネ12やオロネ10・カトーナロネ21、外装品は主にエコー製品を駆使しています。
キットそのものは北海道用の500番代を想定したものなので、客ドア等一部異なる部分が有りこれについては修正しました。
また昔のキットなのでプレス成型の時の返しバリが多いのでかなり削り取る必要がありますが基本的には良いキットと思います。
今回は組み立て画像をお届けします。

 

 

キット自体はかなり素直な印象で客室仕切り板も2枚入っており内装を付けるという前提でのキット構成になっていると思います。
妻板とボディの合わせは修正無しで組み付け可能でごく一部分の改修で済むほどです。但し500番代を想定して作成しているので
客ドアと洗面室窓に差異が有るので修正が必要となっています。

 プレス成型の時に出ている返し(成形バリ)はかなり出っ張りが有るので組み立て前の基礎工作としてこの部分の除去をリューターを
使用して全部削り落としておきます。この作業を怠ると後で取り付けをする窓枠が浮き上がって固着しないという事になります。
洗面所窓はオリジナルの形態(客窓と同じ高さ・一人用なので窓幅は小さいまま)はこの時点で修正加工をします。

ボディと床下完成の状態

ボディと床板を組み上げ完成させた状態の画像
大体のパーツはこの時点で取り付け済みですが、クーラー・ベンチレーターは最後になるのでまだ付けていません。
なおオハネ12よりこれらの機器と内装の寝台パーツ・台車をコンバートしています。

貫通扉はキット付属の物では無くエコーの電車用を真っ直ぐに伸ばして使っています。実車写真を見た限りでは両妻面共に付いている
と判断しました。(前位側に荷物車が必ず連結していたので貫通ドアで締め切り処置をしたと考えられます)
この時点では着けていませんが内装に使う仕切り板をプラ板にて作成しており完成前に装着します。
端梁部分の加工は省略していますが足かけや流し管は全て取り付けています。。

クーラー・ベンチレーターは最後の取り付けですが、どんな感じになるのかという確認画像です。
AU14用の水抜き穴も一応貫通させています。プラ用ねずみ1号で塗装しています。
この車輌のみハーフガーランドベンチレーターの位置が他車と少し違います。

床板と床下取り付け板・台車を仮装着した時の画像
今回はエコー製の床下機器取り付け板を使用して工作の簡素化を図っています。画像では見えませんが、
取り付け板の裏側に左右の重量バランスを取るためのオモリを装着しています。
(水タンクと発電エンジンの重量はそこそこ有りそのままだと片側に重量が偏寄して走行バランスが悪くなってしまいます)
台車はオロネ10からのコンバートでそのままでは装着できないのでブッシュを介して2×8ミリのネジで固定します。

オロハネ10の全体の味付けについて
基本的にトミックス10系列車や旧型客車との併結を念頭にしているのでほぼ同じ位のディティールを付けています。
ただ全く同仕様じとするとコスト的にも高くなってしまうので有る程度要点を押さえつつ配管等のディティールを最小限にしています。
本来で有れば床下の波板表現と横梁表現・端梁の細かい部分まではしているところです。
(床板のキーストンプレートはエバーグリーンのプラ板で比較的簡単に再現可能です)
この部分のコスト配分を少なくして、内装の部分に重点配分しており全体のバランスを考慮しながらの製作となっています。
塗装もなるべく差異が出ない様に調色して室内も全部塗装しています。
パーツ代に関しては余りケチりすぎるとかなりチープな印象になるので
位置関係やパーツ形状をリサーチしてある程度の物は付けておくという風にした方が後々の不満点は少なくなると思います。

オロハネ10の運用ですが、山陰車(さんべ)は当初1〜5の5両配置でしたが、2が早い段階で新幹線工事の宿泊者として離脱
4が500番代に改造の上で北海道に転属したため最終的には奇数番の1・3・5で運用されていました。
子供の頃毎夏に九州に帰省していた時に一度だけ写真を撮った記憶が有ります。(当時はポケットカメラでネガも写真も残っていません)


キハ40−100番代 前期型と後期型
フジモデルキット組み立て MPギアー動力仕様

フジモデルから数年前に発売されたものです。
依頼はエンドウの組み立て済み床板をそのまま入れて欲しいという事でしたが、一部に寸法上合わない部分が有ったので
キットの床板を加工してMPギアユニットや床下機器は流用して使っています。
フジモデルのボディはいつものごとく前面とボディ本体の断面とは一致していないので屋根のカーブや側面のカーブの部分の角度の
付け直しをしたりして細かい部分でのすりあわせをしています。雨樋は0.8×0.2の洋白帯金を付けており
普通の物より薄い板での表現をしています。細かいパーツ類は主にエコー製を使用しています。

雨樋の取り付け中の画像
基本的に位置決めをしてセロテープで仮固定をしてから点付けで有る程度の固着をしてから
セロテープを外してハンダを面付けにします。(流しきってやる・熱をかけすぎると曲がるので錫60%のハンダを使います。)
屋根上の雨水流れ止めも0.2ミリの真鍮線で同様の固定法で工作しています。

前 期 型

前面部分の画像
前位側に貫通幌・ジャンバー栓加工をしています。手摺り等の若干の追加加工とパーツ追加をしていますが細かい部分は省略しています。
(パーツ代にも予算限度が有り予算内でどれだけの事が出来るかの選定作業はこちらでしています)
床下機器廻りはエンドウとエコーパーツでほぼまとまっています。
塗装はマッハ模型のものを調色せずそのまま使っています。屋根上のベンチレーターと水タンクはGMネズミ1号の別塗りです。
この車輌もクリーム色の下塗りをしてから本塗装に入っておりオレンジ色がきれいに出ます。

後 期 型

現在北海道に残っているのはこちらの型のみです。
窓配置が少し違う他は前期型とほぼ同じ形態です。模型構成も同じです。

2輌とも同一仕様で組み立てています。

フジモデルキットについて
基本的にはボディと前面・ドア・床板等の基礎部分と通風器やルーバー等の付属品で構成されていて
多くの他社製パーツを使って組み上げていく構成ですのでこの他社製パーツの選定という所が模型の味付け
という意味においては非常に重要になってきます。また気動車の場合は自分で作成しなければいけない
パーツも結構有り手摺り関係は基本的に自分で作るのが基本になっています。
雨樋等の線材は丸真鍮線が入っていてハンダ付けの後削るという構成ですが、帯金を使うことで工程短縮になります。
気動車の新型系列(キハ40系以降の設計)は雨樋が薄い鉄板製なので見た目にも薄くなっていて今回の表現となります。
このあたりのさじ加減も味付けの一部となっています。

DD13 初期形の再塗装

ボディは約25年程前の天賞堂の物と思われます。
依頼された時点で旧塗装は剥がされていましたが、部分的に錆が出ていたりするためにもう一度細かい部分までの
クリーンアップ作業(地肌の磨き出しと再洗浄)もしてからの再塗装作業となります。
塗装リクエストは最初期の茶色塗装でデッキ廻りの塗装が特に難しくなっています。
またこの時期の車輌は白黒写真が多いため正確な塗装(手摺りは黄色等)が解りにくくお客様の解釈の一部錯誤が有ったので
そのあたりを煮詰め直した上で(DD13では無くDD15にはクリアーな写真が有るので)作業に取りかかりました。

磨き出し作業と洗い作業を終えた時点の画像で特別な洗浄液を使う等はしていません。(普通の台所洗剤です)
磨き出し作業はマッハ模型のキサゲ刷毛と真鍮ブラシの併用で一方向に向けてブラッシングしていきます。
キャブ部分とデッキ部分は分割して塗装する事になります。

塗装を終えて完成したボディ
今回場合通常の一般的塗装法(茶色→黄色の帯塗装)では無く
明るい色からの塗装でクリーム色の下塗り→(室内色の塗装)→黄色でまず全体の塗装(黄色の色調が良くなります)
それから帯と下梁部分と手摺りの黄色を丁寧にマスキングして時間を空けず茶色を塗装していきますが、
マスキング開始から連続で約30時間の超長時間連続作業となりました。(プラスタッチアップとHゴムの色指しの時間が別に有り)
最後はデッキ部分の黒の塗装をしますが前梁とステップ部分の塗り分けが相当複雑になるので
数回に分けて少しずつ塗装していくという方法を取り時間はかかりましたが塗り分け自体は良くできたと思います。
(マスキングの部分差し替え作業は約20回程度に分かれました)
仕上がりは反射のある半つや消しにしています。またキャブ内は薄緑に塗装しています。

前部前梁とステップのアップ画像
前梁デッキステップの一番上は黄色の帯が連続しています。
その下からは黒になりますが前梁の黄色は側梁の帯幅と同一寸法なので警戒帯の黒の部分がどうしても細くなってしまいます。
この部分は説明をして了解をして頂いております。手摺り部分はマスキングにて分けています。
なおマスキングだけでここまで一発に仕上がる事は無く部分的タッチアップを施しています。


当方の基本的ハンダ付け工作法
ハンダ付けは全て同じやり方では無く、ボディと前面の接合には錫50%のハンダを使い
細かい部分には60〜70%のハンダを使い分けてはんだごては電子用の汎用品で60W 1本でほぼ事足ります。
ハンダに関しては各種揃えていて錫40〜80%で約5%刻みで使い分けをします。
低温ハンダでは110度融解というグレードも使っています。
ステンレスは基本的にハンダ付け出来る物とそうでない物がありどうしても無理な場合も有ります。
(全部出来ないという事ではないが、無理にすると歪みの発生原因となり強度も低いので実用に耐えないと思う)
補助工具としては、厚いベーク盤が定盤の代用品・アルミ製のクリップ2種類とセロテープがパーツ等の仮固定材です。
ちなみにフラックスも普通に売られている物で模型専用品というわけでは無くほぼ通常で入手し易く価格的にも安くなります。
フラックスは水で濃度調整をして綿棒等で塗った後に水拭きして塩が出て接着しない現象を有る程度防いでいます。

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