特製品のトップページ

当工房は自身で組み立て済みの製品を製作して販売しています。

加工方法や素材・ディティールアップの程度に拠ってランク付けをしており出来るだけ1回に製作する数を多くする事によって
注文して1個限りで製作していく方法(ワンウェイ製作)よりも製品の均質化製作時間短縮によるコストダウンできる工夫をしています。
但しすでに完成された製品なのでこれを使ってさらに加工を加える等の事柄は出来ません。
工作はなるべくですが標準化加工に従っています。

基礎加工と標準化加工について
電車等の箱形車体は接着面の接合部分の継ぎ目消し・ハンダ付け車体も同様です。(基礎加工)
屋根板とボディの継ぎ目部分のパテ埋めもP製品以上は標準化されています。
旧型国電の場合は特定番の前面制作にはレジン製パーツを使用しています。(ほぼ標準加工)
特製品(SP)以上はアクリル削り出しのはめ込み窓を製作して使っている場合が殆どです。
ディティールアップ加工は各車輌の製作コスト上限を上廻らない範囲でされています。
試作目的で作られた製品はこの標準化加工を上回る部分が多々有ります。
連結器は旧型国電は全車TNカプラー装備にしています。
客車・機関車、その他はアーノルトカプラー装備となります。(連結相手を限定していないので)

塗装について
塗装は調色に拠るか指定色の違いは有りますがやり方は基本同一工法でランクに拠る違いは無く同じ物です。
現在流行っているクリアーコート吹きはメタル系塗色を除いて採用していません。
(クリアーコートをしなくても良いだけの光沢塗装品質を保っており無理に隠す様な事はしなくても良い)

特 製 品 の 格 付 け
記号 格付け名称 加 工 程 度 と 解 説
記念製作品 コレクションレベルの物にさらに追加加工を施しています。現時点ではクモハ52001・2のみ
コレクション 手摺りやはめ込み窓等のコスト上で出来る限りのディティールアップを施したほぼ1点ものの作品 
オーダー品とほぼ同じ構成です。(工芸品的な性質が有りますが完璧な物では有りません)
SP スペシャル いわゆる特製完成品 手摺り・特定番加工を標準加工としています。一部は内装加工も有り
プラス 加工完成品 キットにプラス手を加えたもので素組み(M)では無い製品群で幅が広くバリュー感有り
メイクモデル キットの素組組み立て品で少しだけ余りパーツを使ってサービス加工しているものが有り、
エントリーモデル

特製品でこういった車輌が欲しい等のリクエストは頂けると製作するかどうかの検討をしています。

特製品は主要な製作品に関しては見本品として1輌を残しており工房内もしくはイベント等の展示物として使っております。

最新更新日 令和3年7月1日

スロ51 ブドウ1号 青帯

昭和25年に登場した特ロの基本的な設備・座席間距離等を確定させた車輛です。
その意味ではかなりエポックメーキング的な車輛ですが、この車輛の目的は急行用として車輛でありスロ60の様に
最初から特急用という事では有りませんでしたが、その分ある程度まとまった輛数が製造されて寒冷地向けのスロ52は
後年のスロ54−500番代が出来るまで北海道の特ロのエースとして長年使い続けられました。
従ってこの車輌は主要幹線の急行で2等の指定席は大体この車輌が充当されています。
(登場当時の特急は つばめ だけです)
この車輌も昭和32〜34年に近代化改造工事で客扉の軽量化と窓サッシがアルミ化されましたがそれ以前の姿としています。

画像では見えにくいのですが、洗面部分のスリガラスは曇りが薄く、トイレのガラスは曇りが強い物を別々に貼り分けをしています。

税込み価格=26400円


スロネ30 ブドウ1号 青帯

もう一つの昭和25年製造車で前年にマロネ29改造のマロネ39が以外と好評だったため新製増備の形で10輛のみの製造です。
寝台寸法は長さ1900ミリ・横幅が600ミリと少し狭くなりましたが、これは客席として使用時に着席感覚が狭すぎるという意見があったためです。
4人の個室式で廊下側には天井に荷物置き場が設置されておりこの基本構造は以後全ての寝台車の構造のプロトタイプになりました。
(当時は荷物はチッキ等で預けるのが通常で手回り品も寝台の枕元等に置いていましたが盗難が多発していました。
マロネ39・スロネ30は4人ながら個室の為にドアを開ける必要が有ってその上に天井部分に置かれていた為にの盗難が少なくなりました。)
製造当初は輛数が少ないので当初はマロネ41とのセット運用的な部分も有り主に彗星・銀河・月光が中心となっています。
10系のオロネ10が完成するにつれて東海道筋から東北筋に運用が変わり比較的早期に荷物車に改造されて消滅しました。

税込み価格=39600円


70形 クハ76・モハ70

GMベースに昭和26年型を製作しています。


特製品価格設定について

特製品は既存のキットと台車・パーツ類を組み合わせて製作しています。
元になる真鍮製キットとGM製ブラキットは令和1年に大幅な値上げを行っています。
材料価格の変動により今後製作する特製品価格にも反映されてしまいますので
販売価格はどうしても上がらざるを得ない状況ですのでご承知おきください。

令和2年1月20日

ジャンルとしては以下の物が有ります。
各ページへは画像をクリックしてください。

客車の特製品

旧型の優等車輛・新型の改造車

最新更新日  令和3年7月1日

マイネ41・マイネ40 ブドウ1号 白帯時代

スロネ30 ブドウ1号 青帯時代

昭和30年までの一等寝台車連結急行 銀河・彗星の編成が組める様になりました。

旧型客車の編成例

特製品の製品に関連する列車の編成例を解説します。


最新更新日  令和3年7月1日 

横須賀線 70形電車とその周辺車輛の特製品



飯田線 旧型国電の特製品 

クモハ52004 ・ クモハ52001

大糸線 旧型国電の特製品

クモハ43810 ・クハ68011

身延線・その他の線区 旧型国電の特製品

クモハ43810 ・ クモハユニ44800

                          


      気動車の特製品                         蒸気・電気機関車の特製品

       キハ82 900番代・初期型4個クーラー車                         C57−190 四次形 福知山区 

  

新性能電車の特製品 

クモユ141・クモヤ145−100代
101系以降の車輌

  

私鉄電車・その他の特製品


HOの特製品

キハユニ15 18 豊岡区  


特 製 品 の 利 点

コストダウンの効果
旧型国電のクモハユニ64000の場合は全くキットに手を加えない形で16時間×3000円=48000円
(キットではクハユニの前面を加工してシル・ヘッダーを取り付けする様になっておりそのままの場合です。)
これにキット代と動力車等の部品パーツ代がかかりますが特製品ではディティールアップ加工を加えてキット・パーツ込みの47250円
ですのでディティールアップ加工分とキット代金分は浮いている計算となります。(キット代6900円)
但し有る程度の製作数(同タイプの物とそれ以外で塗装等がなるべく共通するか、同一な物で1回が40〜60輌程度)
をこなさない限りはこの様な大きなコスト削減はまず不可能です。
レジン製パーツは1回の成型では原型製作費と成型費は回収出来ず最低3回程度はこなさないと費用対効果が出てきません。

大きな効果として在庫が有れば注文しても即納出来るという部分も有ります。
(製作待ち時間というロスタイムが無い)

製品としての均質化

例え組み立て品であっても特製品でも塗装は基本的に同じ時に造られるため、塗装状態はほぼ有る一定のレベル以上を保っています。
また塗色も同一の物を使っている場合が殆どですので塗装統一感はかなりの部分で一致しています。

また製品は製作番号に拠っていつ造られた物か製作ポイント等が記録されておりアフターケアがしやすくなっています。

クモハユニ64000 のキット組み立ての順序と加工方法(妙録)

キットボディの側面部分をハンダ付けですが折り曲げる部分はあらかじめしておきます。フラックスを薄めて塗付して拭き取り乾燥
させてからハンダ付けを行います。ハンダ付けは最初は数点の位置決めに対しての重要な部分を、その後に穴あき部分に流し込み
をしていきます。さらに雨樋の部分と裾の部分にも流し込みをしておきます。冷えたら側板の他に接合する部分と裾の4面を
ヤスリで余分なハンダを落として段差が無い様に仕上げます。
それから初めてボディ組み立てを始めますがまず後面側をハンダ付けして強度を確保します。歪んでいないのを確認してから
前面部分を接着します。当方は現在工作短縮のためレジン製前面を製作して接着しています。
(レジン製に変更する事で前面の加工する手間が単純に少なくなります)
普通はクハユニ56の前面を加工する事になりますがこれだけで1日以上とシル・ヘッダーの材料に苦労すると思います。
屋根は当方ではクハ68の屋根を2枚使って切り接ぎします。屋根の横の部分には0.5ミリのプラ板で幅出しをしておきます。
屋根は瞬間接着剤で固定してから全周をパテで埋めていきます
(屋根とボディの隙間を全て無くします・前面との接合部分は素材が違いますがパテ埋め加工でします)
1回では隙間は無くならないので合わせて3〜4回はすることになります。パテ成形を終えてボディ形状の完成です。
ボディ完成後は艤装工事に入ります。色々な取り付けパーツ用の穴をこの時点で全て開けていきます。これも丸1日作業です。
艤装工事のハイライトはパンタ廻りの配管加工です。線材の曲げ方一つでセンスが出ますので慎重に行います。
手すりは屋根板に付く物はこの段階で接着しますが、ボディ部分の物は塗装を終えてからでここでは付けません。
次に塗装工程ですが、真鍮ボディ部分をキサゲ刷毛0.06ミリで一方向に向かって磨き出しをしてからプライマーを吹き
数時間の乾燥をさせてから下地塗料を塗りクリーム1号→マスキング→青15号→マスキング→屋根板と塗装します。
必ず塗料のはみ出しは存在するのでタッチアップ修正を丁寧に行います。
最後に手すりの取りつけを行ってから(手すりもプライマー処理をしておく)手すり部分のタッチアップをして完成です。
このやり方を余り経験の無い方が実践した場合は1日8時間として10〜15日前後は連続した作業時間が必要と思われます。

特製品の欠点

どんな良い製品でも必ずウィークポイントというものが存在します。
特製品の場合は全て完成されて出荷されるためそれ以上の加工が出来にくいという逆の要素が有ります。
また手すり加工をしている事に拠って通常よりも細心の注意での取り扱いが必要で塗装も一般販売品よりは弱いのは事実です。
自分の完全な好みを反映させる場合はオーダー製作にて承っています。但しオーダー製作はコストとの兼ね合いで行われており
単純に特製品以上の製作要求をされてコストは特製品以下などという相反したオーダーは現実としてお受け出来ていません。
また完成度が高い物ほど高価になっていきますし製作数も有る一定以上の数量は造る事は難しいのが現実です。
(例えば1車種のみ100両を造るという事は製作する現実として無理で1種類で3〜5両の少量多品種製作になっています)
特製品は手作りなので(機械加工出来る部分は殆ど無い)一定以下の価格にはなりません。
(大手メーカー製品と比較すると割高で、所謂薄利多売商品とは違い一線を画しています)
また製作する毎に拠って改良等を重ねますのでロット違いの差は出ます。
ロット毎の個体差も有りますが出来るだけ少なくしています。

特製品の価格設定について

特製品についての原価計算で必要な要素は材料費+作業料(人件費)+販売経費+作業経費(消耗工具等)+利益になっています。
作業経費は消耗工具(ヤスリ・ペーパーヤスリ・刃物工具)以外に電気代や洗浄洗剤も含まれています。
販売経費は今ご覧頂いているHPの運営費や広告宣伝費がこの中に含まれています。
材料費はキットとパーツ代の他にレジン製品の場合は原型費用も含まれています。
人件費が最も費用の中では大きいウエイトを占めています。

価格交渉をされる方は材料費以外の経費を殆ど無視されている場合が多く、自分がやった場合の時間計算が無く1日有れば
直ぐ出来るみたいな事を言われる事が多々有ります。また他店での価格という事も良く言われますが
同一条件での設定で無い事の方が多いので(一方では単純キット組立て・当方では完全フルデティール等)単純に比較する事は
難しいと思います。この条件の中には塗装仕上がり等も入っておりスプレー塗装と入念なブラシ塗装とでは
塗装コストも全然違った物になってきますので注意が必要と思います。

基本的には当方が自信を持って送り出せる最少の価格で出していきたいと思います。

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