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当工房は自身で組み立て済みの製品を製作して販売しています。

加工方法や素材・ディティールアップの程度に拠ってランク付けをしており出来るだけ1回に製作する数を多くする事によって
注文して1個限りで製作していく方法(ワンウェイ製作)よりも製品の均質化製作時間短縮によるコストダウンできる工夫をしています。
但しすでに完成された製品なのでこれを使ってさらに加工を加える等の事柄は出来ません。
工作はなるべくですが標準化加工に従っています。

基礎加工と標準化加工について
電車等の箱形車体は接着面の接合部分の継ぎ目消し・ハンダ付け車体も同様です。(基礎加工)
屋根板とボディの継ぎ目部分のパテ埋めもP製品以上は標準化されています。
旧型国電の場合は特定番の前面制作にはレジン製パーツを使用しています。(ほぼ標準加工)
特製品(SP)以上はアクリル削り出しのはめ込み窓を製作して使っている場合が殆どです。
ディティールアップ加工は各車輌の製作コスト上限を上廻らない範囲でされています。
試作目的で作られた製品はこの標準化加工を上回る部分が多々有ります。
連結器は旧型国電は全車TNカプラー装備にしています。
客車・機関車、その他はアーノルトカプラー装備となります。(連結相手を限定していないので)

塗装について
塗装は調色に拠るか指定色の違いは有りますがやり方は基本同一工法でランクに拠る違いは無く同じ物です。
現在流行っているクリアーコート吹きはメタル系塗色を除いて採用していません。
(クリアーコートをしなくても良いだけの光沢塗装品質を保っており無理に隠す様な事はしなくても良い)

特 製 品 の 格 付 け
記号 格付け名称 加 工 程 度 と 解 説
コレクション 手摺りやはめ込み窓等のコスト上で出来る限りのディティールアップを施したほぼ1点ものの作品 
オーダー品とほぼ同じ構成です。(工芸品的な性質が有りますが完璧な物では有りません)
SP スペシャル いわゆる特製完成品 手摺り・特定番加工を標準加工としています。一部は内装加工も有り
プラス 加工完成品 キットにプラス手を加えたもので素組み(M)では無い製品群で幅が広くバリュー感有り
メイクモデル キットの素組組み立て品で少しだけ余りパーツを使ってサービス加工しているものが有り、
エントリーモデル

特製品でこういった車輌が欲しい等のリクエストは頂けると製作するかどうかの検討をしています。

特製品は主要な製作品に関しては見本品として1輌を残しており工房内もしくはイベント等の展示物として使っております。

平成29年12月20日

新製作品のダイジェスト版です。

平成29年製作品

平成29年12月作品

キハユニ15 1 岡山区

フジモデルキットの加工品です。
この車輌は初期形のトップナンバーで前面が特異な湘南顔から10系の貫通型に改造された車輌
初期形ではこの1と4の2輛で4〜15では1輛 16〜19では17が改造されています。
この2輛は当初配置が鳥取機関区の米子支区(当時)でしばらくして2輛共に岡山に移動されて1はそのまま岡山にとどまり3は加古川に行って下記の車輌となります。
その後にこの車輌と4が前面を10系と同じ貫通型に改造されて初期形では全車形状が異なるという唯一の形状となりました。
実車では貫通路が有るこの車輌の方が使いやすかったみたいです。

こちらのヘッドライトのLEDは電球色でも少し白に近い物を使用しており今まで使っていた電球色と多少色合いが違います。
(2ミリ径の集光材が付いている物を使用してボディのヘッドライトパーツの後ろを削除して約2ミリの穴が空いた為丁度嵌まった)

後面妻板部分には幌の取り付け座のみの表現としています。(こちら側には幌が付いていないため)

キハユニ15 3 加古川区

同じ初期型ですが湘南顔のタイプです。
キハ44000の時代は前面の顔が下側に長かったので馬面湘南顔になっていましたがジャンバー栓と
連結器部分が隠れるので切り取られています。
岡山区はこの状態での原型窓と推測出来ており、加古川に移動してから前面窓が一部加工されて変形顔になったと思います。
改造工場・時期がこの2輛はほぼ同一時に改造された為床下機器の配置はほぼ同一と思われます。

こちらの前面窓はコストの関係上未改造です。
塗り分け線は今までのキハユニと異なっており屋根上の塗り分けが直線的になっています。
前面おでこも塗り分け線が深いタイプになっています。(おでこの塗り分け線は基本的には3種類有る)
上記のキハユニ15 1も前面改造前はこれと同じ塗り分け線になっており番号を3→1に変更するだけで改造前の1という事も出来ます。
(細かい部分では多少の違いはあります)


各特製品の詳細はこのページ下の方に分岐する画像をクリックして選択してください

新製作品のダイジェスト版です。

平成29年製作品

平成29年12月作品

マロネ41 23・24 青15号 緑帯時代

マロネ41 21・22の後に高砂工場で改造された車輌で下記の25・26の改造時期とほぼ重なっておりこの車輌も雨樋が
妻板に移動されており、角管で作られています。この車輌も21・22より内装意匠が多少変更されています。(竣工は最も遅い)
昭和47年まで現役での活躍後に吹田でマヤ43 1・2として残り昭和62年まで訓練車として使われており
(私自身は梅小路の側線でよく見かけた記憶があります)
さらに鉄道博物館で保存予定の為大宮工場まで運ばれましたが最終選考で漏れて解体されました。(現存車輌はこれで消滅)
この車輌には妻板の昇段ハシゴと誘導員手すりが付けられており、21・22との大きな違いがあります。
また23・24は側面の誘導員手すりが残っています。(従って誘導員手すりが2ヶ所付いている・側板の物は製造時より有る)
今回は改造後の青15号 緑帯時代で再現しています。

41−23

41−24

洗面室廻りはアルミサッシ窓になってはいますが、二重窓構造はそのままになっていて内側窓も同じくアルミサッシ窓になっています。
旧キングス製はこの部分がスリガラスの上部が透明の折れ曲がりの1枚固定窓になっていますが内側の窓が半窓状態になっている
半窓状態の写真が多数有りこれを見間違えた物と思われます。
なお内側の窓ガラスはスリガラスになっているので模型表現は1枚のスリガラスにしています。


マロネ41 25・26 青15号 緑帯時代

マロネ41 21番代の内で大船工場で改造された車輌で内装部分に意匠差が見られます。
外観も雨樋の位置が側面から妻面に移動しましたが、角管を曲げて作られており、近代化された他の客車が丸管に代わったのに対して
元一等車という事でしょうか手間を懸けて施工されています。
25・26は側面の誘導員手スリが無くなり妻板側に昇段用手すりが付けられて、手スリの一部が誘導員手すりとして使われています。
なお23・24とは違う床下配置で作り分けをしています。所属はこの車輌25・26のみ品川配置になっています。
21番代は東海道筋での使用で主に急行 彗星・銀河の中核車輌です。

41−25

25は寝台の表記の場所が少し違っていたみたいです。(21番代以外の表記方法で41−5と同じ)
スリガラスも施工の違いで半透明の具合が白っぽく見える物を使っていた模様で25ではそれを再現しています。

41−26

26は一時期TR40Aに台車が戻っていた時期もあるみたいですが台車はそのまま40Dの空気バネとしています。
この車輌のみは乳白色の半透明窓が付けられていた模様なので模型でもその様にしてあり1輛毎の僅かな違いを出しています。

23〜26の手すりの取り付け表現

21番代では始めに改造された21・22は付いておらず、23〜26には付けられており、固定窓化されなかった他の5輛も付いているものと無い物が有ります。
屋根上にも鉄板補強板の上に手すりが付いていました。

今回の23〜26は各1輛のみの製作でジョーシンスーパーキッズランド本店にのみで販売しています。
(もう1輛ずつは別枠オーダー品としました)


オロ36・オロフ3 ブドウ2号 緑帯時代


昭和12年に5輛・13年に残りが製造されて戦前は主に特急用として使われていましたが、
戦災で2輛が廃車、連合軍の接収で半分以上持って行かれて解除で戻ってきたのが昭和28年頃と遅かった為
戦後は急行用として関東方面と東北方面で主に使われています。
(関西以降は数輛のみでオロフ33も5のみ天リウ配置で急行 大和に使用)
昭和38〜40年にオハネ17とオハ41に改造されて形式消滅、(41−3ダイヤ改正までに並ロは営業終了)
さらにオハ41からマニ36へと再改造された車輌も有ります。
ご存じの通り1300ミリ窓のゆったりした配置で足下が当時として一番広かった車輌で特ロが出来るまでの2等の最優等車でした。
オロフ33は昭和12年に5輛のみ製造された希少車で役割としてはスロ60−100番代と同じ役割を持っていました。
模型はブドウ2号 緑帯 の昭和32〜38年の末期時代で、急行・準急や普通列車に連結されていたときの物になります。

オロ36

オロフ33

オロ36の暖急車版で戦前の特急 鴎 に使用されていました。最後は大ミハ所属でしたが昭和42年に廃車となりました。
緑帯の無い部分は車掌室と給仕室になっており帯が有りませんでした。

オロフ33の車端部

テールライト位置が同じ35形のオハフよりも高い位置にあります。
また昇段ハシゴの屋根上手すりも昭和13・14年車に見られた片方が少しずれて設置されている特徴が見られます。
この手すりは廃車になるまでそのままだったみたいです。


 HO キユ25 3・4 パノラマ窓 高松区

晩年の四国内の急行に併結されていた時代を再現しています。

価格=108000円

ジャンルとしては以下の物が有ります。
各ページへは画像をクリックしてください。

旧型国電の特製品 NEW!                        客車の特製品

飯田線・身延線・大糸線・その他の線区                          旧型の優等車輛・新型の改造車 

 

クモハ52004 飯田線                           マロネ40 宮原区 急行銀河時代

気動車の特製品                   蒸気・電気機関車の特製品

       キハ82 900番代・初期型4個クーラー車                  C57−190 四次形 福知山区 

  

新性能電車の特製品 

クモユ141・クモヤ145−100代
101系以降の車輌

  

私鉄電車・その他の特製品

HOの特製品

キユ25 3・4 高松区  NEW!


製作終了品
キロ85−0番代

製作は終了していますが、どんな物だったのかをご紹介
(お問い合わせ・製作依頼が多いので)

平成17年に募集 18年に出荷


特 製 品 の 利 点

コストダウンの効果
旧型国電のクモハユニ64000の場合は全くキットに手を加えない形で16時間×3000円=48000円
(キットではクハユニの前面を加工してシル・ヘッダーを取り付けする様になっておりそのままの場合です。)
これにキット代と動力車等の部品パーツ代がかかりますが特製品ではディティールアップ加工を加えてキット・パーツ込みの47250円
ですのでディティールアップ加工分とキット代金分は浮いている計算となります。(キット代6900円)
但し有る程度の製作数(同タイプの物とそれ以外で塗装等がなるべく共通するか、同一な物で1回が40〜60輌程度)
をこなさない限りはこの様な大きなコスト削減はまず不可能です。
レジン製パーツは1回の成型では原型製作費と成型費は回収出来ず最低3回程度はこなさないと費用対効果が出てきません。

大きな効果として在庫が有れば注文しても即納出来るという部分も有ります。
(製作待ち時間というロスタイムが無い)

製品としての均質化

例え組み立て品であっても特製品でも塗装は基本的に同じ時に造られるため、塗装状態はほぼ有る一定のレベル以上を保っています。
また塗色も同一の物を使っている場合が殆どですので塗装統一感はかなりの部分で一致しています。

また製品は製作番号に拠っていつ造られた物か製作ポイント等が記録されておりアフターケアがしやすくなっています。

クモハユニ64000 のキット組み立ての順序と加工方法(妙録)

キットボディの側面部分をハンダ付けですが折り曲げる部分はあらかじめしておきます。フラックスを薄めて塗付して拭き取り乾燥
させてからハンダ付けを行います。ハンダ付けは最初は数点の位置決めに対しての重要な部分を、その後に穴あき部分に流し込み
をしていきます。さらに雨樋の部分と裾の部分にも流し込みをしておきます。冷えたら側板の他に接合する部分と裾の4面を
ヤスリで余分なハンダを落として段差が無い様に仕上げます。
それから初めてボディ組み立てを始めますがまず後面側をハンダ付けして強度を確保します。歪んでいないのを確認してから
前面部分を接着します。当方は現在工作短縮のためレジン製前面を製作して接着しています。
(レジン製に変更する事で前面の加工する手間が単純に少なくなります)
普通はクハユニ56の前面を加工する事になりますがこれだけで1日以上とシル・ヘッダーの材料に苦労すると思います。
屋根は当方ではクハ68の屋根を2枚使って切り接ぎします。屋根の横の部分には0.5ミリのプラ板で幅出しをしておきます。
屋根は瞬間接着剤で固定してから全周をパテで埋めていきます
(屋根とボディの隙間を全て無くします・前面との接合部分は素材が違いますがパテ埋め加工でします)
1回では隙間は無くならないので合わせて3〜4回はすることになります。パテ成形を終えてボディ形状の完成です。
ボディ完成後は艤装工事に入ります。色々な取り付けパーツ用の穴をこの時点で全て開けていきます。これも丸1日作業です。
艤装工事のハイライトはパンタ廻りの配管加工です。線材の曲げ方一つでセンスが出ますので慎重に行います。
手すりは屋根板に付く物はこの段階で接着しますが、ボディ部分の物は塗装を終えてからでここでは付けません。
次に塗装工程ですが、真鍮ボディ部分をキサゲ刷毛0.06ミリで一方向に向かって磨き出しをしてからプライマーを吹き
数時間の乾燥をさせてから下地塗料を塗りクリーム1号→マスキング→青15号→マスキング→屋根板と塗装します。
必ず塗料のはみ出しは存在するのでタッチアップ修正を丁寧に行います。
最後に手すりの取りつけを行ってから(手すりもプライマー処理をしておく)手すり部分のタッチアップをして完成です。
このやり方を余り経験の無い方が実践した場合は1日8時間として10〜15日前後は連続した作業時間が必要と思われます。

特製品の欠点

どんな良い製品でも必ずウィークポイントというものが存在します。
特製品の場合は全て完成されて出荷されるためそれ以上の加工が出来にくいという逆の要素が有ります。
また手すり加工をしている事に拠って通常よりも細心の注意での取り扱いが必要で塗装も一般販売品よりは弱いのは事実です。
自分の完全な好みを反映させる場合はオーダー製作にて承っています。但しオーダー製作はコストとの兼ね合いで行われており
単純に特製品以上の製作要求をされてコストは特製品以下などという相反したオーダーは現実としてお受け出来ていません。
また完成度が高い物ほど高価になっていきますし製作数も有る一定以上の数量は造る事は難しいのが現実です。
(例えば1車種のみ100両を造るという事は製作する現実として無理で1種類で3〜5両の少量多品種製作になっています)
特製品は手作りなので(機械加工出来る部分は殆ど無い)一定以下の価格にはなりません。
(大手メーカー製品と比較すると割高で、所謂薄利多売商品とは違い一線を画しています)
また製作する毎に拠って改良等を重ねますのでロット違いの差は出ます。
ロット毎の個体差も有りますが出来るだけ少なくしています。

特製品の価格設定について

特製品についての原価計算で必要な要素は材料費+作業料(人件費)+販売経費+作業経費(消耗工具等)+利益になっています。
作業経費は消耗工具(ヤスリ・ペーパーヤスリ・刃物工具)以外に電気代や洗浄洗剤も含まれています。
販売経費は今ご覧頂いているHPの運営費や広告宣伝費がこの中に含まれています。
材料費はキットとパーツ代の他にレジン製品の場合は原型費用も含まれています。
人件費が最も費用の中では大きいウエイトを占めています。

価格交渉をされる方は材料費以外の経費を殆ど無視されている場合が多く、自分がやった場合の時間計算が無く1日有れば
直ぐ出来るみたいな事を言われる事が多々有ります。また他店での価格という事も良く言われますが
同一条件での設定で無い事の方が多いので(一方では単純キット組立て・当方では完全フルデティール等)単純に比較する事は
難しいと思います。この条件の中には塗装仕上がり等も入っておりスプレー塗装と入念なブラシ塗装とでは
塗装コストも全然違った物になってきますので注意が必要と思います。

基本的には当方が自信を持って送り出せる最少の価格で出していきたいと思います。

特製品の在庫についてはこちらまで

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